セミナー番号
S01262

講 師
獨協医科大学麻酔科学講座 教授 濱口 眞輔 氏
尼崎中央病院 整形外科 第二部長 大阪大学医学部附属病院 疼痛医療センター 院外専門医 三木 健司 氏
対 象 疼痛に関心のある研究・開発担当者など
会 場
産業振興会館 第1会議室 【神奈川・川崎駅】JR・京急川崎駅から徒歩5~6分
日 時
平成22年12月13日(月) 11:00-15:00
定 員 30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料

1名につき45,150円(税込、テキスト費用を含む)

※12月3日までに初めてお申込いただいた新規会員様は早期割引価格⇒39,900円会員登録(無料)はココをクリック
◆早期割引:お申込の際に人数登録で“1名(早期割引申込:新規会員登録者のみ)”をご選択ください

◆同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円

◆詳細・お申し込みはこちらから◆
(画面下部の項目を選択して『カゴに入れる』を選択)
関連商品


第1部 慢性疼痛の症例検討 ~近年の薬剤選定・治療プロセスと今後求められる治療薬~

【11:00-12:30】
獨協医科大学麻酔科学講座 教授 濱口 眞輔 氏

【講演主旨】
近年,慢性疼痛治療は新薬の登場によって治療体系に大きな変化が起きつつある。
今回の講演では,慢性疼痛の薬物療法に用いる新旧の鎮痛薬を総括した薬剤選定と治療プロセスについて解説する。

【プログラム】

1、慢性疼痛治療の重要性

2、薬物療法の実際
   ・鎮痛補助薬

3、薬物療法 ~慢性疼痛治療の薬剤選定・治療プロセスの実際~
   ・難治性疼痛に対して抗うつ薬が著効した症例
   ・腰背部痛に対して抗うつ薬と抗不安薬が著効した症例
   ・難治性疼痛に対して抗うつ薬と抗けいれん薬が有効であった症例
   ・薬物療法と神経ブロックが奏効した難治性腰下肢痛の治療経験

4、麻薬性鎮痛薬
   ・経口麻薬性鎮痛薬の使用法と問題点
   ・当院の慢性痛患者に対するフェンタニル貼付剤の使用状況

5、2010年に使用可能となった薬物の使用経験と今後の課題

 【質疑応答 名刺交換】


第2部 将来有望な鎮痛カスケードの動向と整形外科から観た
         国内外における慢性疼痛疾患、線維筋痛症の疫学と薬物療法の現況



【13:30-15:00】
尼崎中央病院 整形外科 第二部長 大阪大学医学部附属病院 疼痛医療センター 院外専門医 三木 健司 氏

【講演主旨】
整形外科で診療する運動器疼痛疾患(ほとんどが慢性疼痛患者)に対する治療は長らく、湿布も含め消炎鎮痛薬のみの投与であった。それにたいして近年導入が図られた神経因性疼痛治療薬やオピオイドは対症療法ではなく、根治療法を目指すことのできる薬剤である。本邦のみの情報のみではなく、国外や治験経験なども踏まえ将来の運動器疼痛疾患に対する展望を示す。

【プログラム】

1、運動器疼痛患者数
  運動器疼痛患者数は大きなマーケットである。患者数は1000万人以上である。
   ・今までは湿布も含め消炎鎮痛薬のみの投与であった。

2、運動器疼痛疾患とは?
   ・多くの患者が悩んでいるが解決策が無かった。
   ・医療に幻滅し民間療法に流れている。

3、各種関節痛由来の疼痛発生のメカニズム
  運動器疼痛は慢性化する
   ・メカニカルストレス(機械的刺激)
   ・神経の可塑性
   ・廃用による障害
   ・高次脳機能によるメカニズム
   ・心理的な問題(詐病ではなく脳内のメカニズムによる作られた痛みも存在する)

4、線維筋痛症の新しい診断基準
   ・線維筋痛症患者は国内200万人とされている。
   ・新たな治療薬の登場が待たれる

5、整形外科における関節痛の治療と疼痛緩和治療の実際
  保険診療の縛りはあるが、臨床医が行っている運動器慢性疼痛の治療実態
  鎮痛補助薬を用いた治療
   ・抗うつ薬
   ・抗てんかん薬
   ・TNF阻害剤はどのような鎮痛効果があるのか?
   ・見直されるアセトアミノフェン

6、運動器慢性疼痛に対するオピオイド治療
   ・多くのオピオイドが日本に導入されつつある実態
   ・オピオイドによって変わる治療の展望

7、整形外科医として求める疼痛治療薬への要望・求める薬剤のプロファイル、
  期待するカスケード、将来有望な鎮痛カスケード

   ・下行性疼痛抑制系
   ・セロトニン系
   ・ノルアドレナリン系
   ・TRPV1系(炎症性疼痛の原因と考えられている)
   ・オピオイド系
   ・アセトアミノフェン
   ・CCL2 chemokines
   ・P2X3 PAR2

【質疑応答・名刺交換】

研究開発支援ブログ

番 号
S01204

講 師
(有)スミタ化学技術研究所 代表取締役 工学博士 角田 裕三 氏

(元)花王 和歌山総合研究所所長、化学品研究所所長、化学品事業本部開発部長、東京総合研究所所長、理事・研究統括、角田研究室室長など歴任 ≫講師ホームページ≪
対 象 カーボンナノチューブに課題のある技術者、担当者
会 場
産業振興会館 第1会議室  【神奈川・川崎駅】JR川崎駅から徒歩7~10分
日 時
平成22年12月16日(木) 11:00-16:30
定 員 25名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料
お申込

1名につき47,250円(税込、テキスト費用を含む)

※12月9日までに初めてお申込いただいた新規会員様は早期割引価格⇒42,000円会員登録(無料)はココをクリック
◆早期割引:お申込の際に人数登録で“1名(早期割引申込:新規会員登録者のみ)”をご選択ください

◆同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円
◆昼食は別途1,050徴収

◆詳細・お申し込み はこちらから◆
(画面下部の項目を選択して『カゴに入れる』を選択)

【講座の課題と狙い】
 本セミナーでは、カーボンナノチューブの基礎から材料技術、市場・技術上の課題、応用技術について解説後、講師が提供する課題・受講者からのリクエストを挙げて、参加者全員によるディスカッションを行い、カーボンナノチューブについての理解を深めたい。


【プログラム】

1.基礎編 ~初めの方にはやさしく、担当者には復習も兼ねて~
 Q1 炭素の役割とは? CNTとは?
 Q2 グラフェンシートとは? CNTとの違いは?
 Q3 単層CNTと多層CNTとの構造的な違いは?サイズは?特徴は?応用先は?
 Q4 CNTでどんな特性を持たせられますか?
 Q5 半導体/金属の作り分けと分離はどこまで可能か

2.材料技術編 ~セオリーと留意点は理解していまっか~
 Q1 合成法とその種類は?
 Q2 機械的強度はどれ位あるのか?
 Q3 重さ(密度)はどれ位あるのか?
 Q4 電気伝導性はどれ位あるのか?
 Q5 熱伝導特性はどれ位あるのか?
 Q6 耐熱性はどれ位あるのか?
 Q7 その他の特性は?
 Q8 CNT分散安定化するには?
 Q9 分散剤の最適選択方法は?
 Q10 分散・凝集のセオリーとは?留意点とは?
 Q11 複合化のセオリーとは?留意点とは?

3.市場動向・課題・環境編 ~これだけは知っておいてほしいこと、ここだけの話~
 Q1 メーカーは?その製造動向は?
 Q2 CNTの技術的問題点とは?
 Q3 CNTの量産性は?
 Q4 CNTのコストは?どのメーカーがオススメか?
 Q5 CNTの安全性は?化学物質的リスクは?

4.応用・注目技術編 ~技術トピック~
 Q1 CNT/樹脂複合材料とは?
 Q2 CNT/金属複合材料とは?
 Q3 CNTペースト(導電性塗料)とは?
 Q4 CNT含有透明導電膜とは?
 Q5 CNTインクとは?
 Q6 CNTペーパーとは?
 Q7 その他の注目されるカーボンナノチューブ応用技術とは?
    ・電池関連  ・FED

5.ディスカッション編 ~参加者全員でワイガヤによる技術比較・検討してみませんか~
 Q1 ワイガヤによる参加者全員で技術比較・検討(意見交換会)
 Q2 参加者のリクエスト(持ち込みあれば制限時間内で)

まとめ
研究開発支援ブログ

番 号
S01221

講 師
 泉化研(株)代表 菅原 秀一 氏
対 象 リチウム2次電池、安全性規格に課題のある技術者、担当者
会 場
川崎市産業振興会館 第1会議室  【神奈川・川崎駅】
日 時
平成22年12月7日(火) 11:00~16:30
 【16:00講義終了。16:00-16:30:フリータイムQ&A(事前予約制、先着順)】
定 員 25名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料
お申込
1名につき45,150円(税込、テキスト費用含む)

11月26日までに初めてお申込いただいた新規会員様は早期割引価格
39,900円(税込、テキスト含む) (要会員登録無料)
◆早期割引:お申込の際に人数登録で“1名(早期割引申込:新規会員登録者のみ)”をご選択ください

◆同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円
◆昼食は別途1,050円徴収

◆詳細・お申し込み はこちらから◆
(画面下部の項目を選択して『カゴに入れる』を選択)

【講座の課題と狙い】
 リチウムイオン電池を搭載する電気自動車/EV、ハイブリッド車/HVおよびPHVの開発が活発化しており、2009年から2012年にかけて世界的な開発競争が展開されている。更には自然エネルギー(ソーラ、風力)の蓄電用途に大容量のリチウムイオン電池の導入が見込まれている。また従来からの小型および中型のリチウムイオン電池の用途も、グローバルな拡大を継続に加えて、特にアシスト自転車や電動工具などへの応用は2009年を起点に急増している。
 この様な状況下で、リチウムイオン電池およびその用途分野における、諸規格や技術標準さらには法的な規制などの強化や新設が相次いでいる。リチウムイオン電池の場合は左記の規制などが、従前のスタイルとはかなり異なったスピードとグローバル化した状況で進められている。
 電池自体の製造、原材料と部材等の製造および電池の応用などにおいて、これら諸規制に準じて企画・設計および製造がなされるべきではあるが、情報の乏しさなどの事情と特に下記のような状況から、実務担当者の大きな負担となっております。


1.従来の二次電池との併用の規格があり(ニカド、NiMH、リチウム一次電池など(国内外)、リチウムイオンへの適用が判り難い
2.国内規格の大幅な追加・改訂がなされている(JIS、電気用品安全法など)。
3.海外安全規格の見直しと強化がなされている(UL、UN(国際輸送))
4.欧米での新たな試験や規格の制定への動きが急である(IEEEなど)。特にこの動きは国際的な主導権争いも含まれ、日本からはなかなか見えにくい現状である。
5.SAEなど従来からの電気自動車用の電池規格や試験方法も存在しており、リチウムイオン電池もその範囲には入るが、電池の特性が大幅に異なるので、その適用に不明な点が多くある。
6.EUの電池指令やそれと関連したRoHS、WEEE(リサイクル)など、間接的ではあるが、実務上のアクションが取り難い。
7.FreedomCAR, EUCAR, USABC その他の海外の開発プロジェクトが電池の規格案などを発表しており、どこまでが研究でどこまでがデファクトスタンダードかが判然としない。


【プログラム】
1.はじめに

2.対象となるリチウムイオン電池の応用機器
 2.1 小型汎用機器(携帯機器)
 2.2 中型開発機器(電動工具、アシスト自転車など)
 2.3 大型 自動車用途
 2.4 大型 自然エネルギー蓄電等

3.規格などに関する概要
 3.1 各国の工業規格
 3.2 規格などの分類と機能

4.特性と安全性試験の概要/以下の理解の為に
 4.1 電気的試験
 4.2 機械的試験
 4.3 電池特性の表示と単位

5.リチウムイオン電池関係の規格(1)
 5.1 JIS及び電気用品安全法
 5.2 IEEE
 5.3 IEC
 5.4 欧米の規格

6.リチウムイオン電池関係の規格(2)
 6.1 UL
 6.2 UN
 6.3 輸送関係規制

7.リチウムイオン電池関係のガイドライン
 7.1 業界のガイドライン
 7.2 NEDOのロードマップ 2010
 7.3 NEDOの共通基盤研究

8.EU指令
 8.1 EU電池指令
 8.2 WEEE&RoHS
 8.3 REACHなど化学物質の規制

9.自動車関係の規格
 9.1 Freedom CAR
 9.2 DOE & USABC
 9.3 EUCAR
 9.4 SAE
 9.5 国内の動向

10.まとめ

【質疑応答】

【16:00全体の講義スケジュール終了。個別質問のある方は16:00-16:30:フリータイムQ&A】
研究開発支援ブログ