番 号
S01221

講 師
 泉化研(株)代表 菅原 秀一 氏
対 象 リチウム2次電池、安全性規格に課題のある技術者、担当者
会 場
川崎市産業振興会館 第1会議室  【神奈川・川崎駅】
日 時
平成22年12月7日(火) 11:00~16:30
 【16:00講義終了。16:00-16:30:フリータイムQ&A(事前予約制、先着順)】
定 員 25名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
聴講料
お申込
1名につき45,150円(税込、テキスト費用含む)

11月26日までに初めてお申込いただいた新規会員様は早期割引価格
39,900円(税込、テキスト含む) (要会員登録無料)
◆早期割引:お申込の際に人数登録で“1名(早期割引申込:新規会員登録者のみ)”をご選択ください

◆同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円
◆昼食は別途1,050円徴収

◆詳細・お申し込み はこちらから◆
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【講座の課題と狙い】
 リチウムイオン電池を搭載する電気自動車/EV、ハイブリッド車/HVおよびPHVの開発が活発化しており、2009年から2012年にかけて世界的な開発競争が展開されている。更には自然エネルギー(ソーラ、風力)の蓄電用途に大容量のリチウムイオン電池の導入が見込まれている。また従来からの小型および中型のリチウムイオン電池の用途も、グローバルな拡大を継続に加えて、特にアシスト自転車や電動工具などへの応用は2009年を起点に急増している。
 この様な状況下で、リチウムイオン電池およびその用途分野における、諸規格や技術標準さらには法的な規制などの強化や新設が相次いでいる。リチウムイオン電池の場合は左記の規制などが、従前のスタイルとはかなり異なったスピードとグローバル化した状況で進められている。
 電池自体の製造、原材料と部材等の製造および電池の応用などにおいて、これら諸規制に準じて企画・設計および製造がなされるべきではあるが、情報の乏しさなどの事情と特に下記のような状況から、実務担当者の大きな負担となっております。


1.従来の二次電池との併用の規格があり(ニカド、NiMH、リチウム一次電池など(国内外)、リチウムイオンへの適用が判り難い
2.国内規格の大幅な追加・改訂がなされている(JIS、電気用品安全法など)。
3.海外安全規格の見直しと強化がなされている(UL、UN(国際輸送))
4.欧米での新たな試験や規格の制定への動きが急である(IEEEなど)。特にこの動きは国際的な主導権争いも含まれ、日本からはなかなか見えにくい現状である。
5.SAEなど従来からの電気自動車用の電池規格や試験方法も存在しており、リチウムイオン電池もその範囲には入るが、電池の特性が大幅に異なるので、その適用に不明な点が多くある。
6.EUの電池指令やそれと関連したRoHS、WEEE(リサイクル)など、間接的ではあるが、実務上のアクションが取り難い。
7.FreedomCAR, EUCAR, USABC その他の海外の開発プロジェクトが電池の規格案などを発表しており、どこまでが研究でどこまでがデファクトスタンダードかが判然としない。


【プログラム】
1.はじめに

2.対象となるリチウムイオン電池の応用機器
 2.1 小型汎用機器(携帯機器)
 2.2 中型開発機器(電動工具、アシスト自転車など)
 2.3 大型 自動車用途
 2.4 大型 自然エネルギー蓄電等

3.規格などに関する概要
 3.1 各国の工業規格
 3.2 規格などの分類と機能

4.特性と安全性試験の概要/以下の理解の為に
 4.1 電気的試験
 4.2 機械的試験
 4.3 電池特性の表示と単位

5.リチウムイオン電池関係の規格(1)
 5.1 JIS及び電気用品安全法
 5.2 IEEE
 5.3 IEC
 5.4 欧米の規格

6.リチウムイオン電池関係の規格(2)
 6.1 UL
 6.2 UN
 6.3 輸送関係規制

7.リチウムイオン電池関係のガイドライン
 7.1 業界のガイドライン
 7.2 NEDOのロードマップ 2010
 7.3 NEDOの共通基盤研究

8.EU指令
 8.1 EU電池指令
 8.2 WEEE&RoHS
 8.3 REACHなど化学物質の規制

9.自動車関係の規格
 9.1 Freedom CAR
 9.2 DOE & USABC
 9.3 EUCAR
 9.4 SAE
 9.5 国内の動向

10.まとめ

【質疑応答】

【16:00全体の講義スケジュール終了。個別質問のある方は16:00-16:30:フリータイムQ&A】
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