セミナー番号
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S01161 |
講 師 |
医療機器技術情報協会 代表 川端 隆司 氏
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| 対 象 | 医療機器開発に関心のある技術者、担当者 |
会 場
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日 時
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平成22年11月25日(木) 12:30~16:30
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| 定 員 | 25名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。 |
聴講料
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1名につき45,150円(税込、テキスト費用・お茶代を含む)※11月15日までに初めてお申込いただいた新規会員様は早期割引価格⇒39,900円会員登録(無料)◆早期割引:お申込の際に人数登録で“1名(早期割引申込:新規会員登録者のみ)”をご選択ください ◆同一法人より2名でのお申し込みの場合、69,300円 ◆詳細・お申し込みはこちらから◆ (画面下部の項目を選択して『カゴに入れる』を選択) |
【プログラム】
1.医療・福祉とはどんな分野か
販売の現場から見た医療・福祉機器の実像
2.販売から見た選ばれる製品
ユーザーは何を求めているか
3.販売と自社資源を考え参入分野を決める
すべて揃わないのは当たり前
4.技術者の『ひとりあそび』に終わらせるな
医療現場とのコンタクトと情報の取り方
5.組むべき施設と避けるべき施設
6.臨床施設での立ち位置、歩き方と立ち振る舞い
7.医師に選ばれる開発者とは
8.研究員と販売員の落差
営業部員の高い能力を目覚めさせる
9.営業員はセンサー内臓型のアクチュエーター
営業部員の触角の活用は不可避
10.販売のあり方と利益
事業の利益はどこで生まれるか
11.水道管とガス管の話
販売ルートの選択で開発成果に雲泥の差
12.開発してから販売を作るのは『泥縄』
13.販売の作り方いろいろ
【質疑応答・名刺交換】
【講演趣旨】
既存事業分野の空洞化、産業構造の変化に直面、新たな需要創造として、医療・福祉分野への参入を狙う企業が増え、自社の手持ち技術・材料で製品開発を始めようとしている企業が増えている。
しかしながら、どの分野にも、日向と日影、障壁と落とし穴がある。現場情報を探査、参入のための成功要因(Key Facter)を確保することなく、技術開発に挑むことは、地図を持たずエベレストに挑戦することに等しい。遭難・凍死が落ちである。
事業の成功や成長は、ユーザーに自社を選択してもらい、自社の製品やサービスをとおして、自社を『買って頂く』ことを通してしか達成できず、特に新しい事業分野に参入するに当たっては、製品やサービスの出口の作り方が最も重要であり、開発への取り組みの初期から、これが計画されていなければならない。新規事業としての医療・福祉機器分野への参入は、販路まで出来上がっている既存事業とは大きく様相を異にする。
事業の成否は、製品やサービスが如何に真のユーザーニーズにかなっているかである。 ニーズを拾い上げ、医療従事者に企業とその力を売り込み、開発のパートナーとして協力を取り付けるうえでも、販売との連携が不可欠である。技術開発や研究企画の担当者が、直接臨床現場や販売の現場とコンタクトできないようでは、そのプロジェクトの成功は難しい。
しかしながら、同じ製品でも販売ルートの選択や販売の組み方でその成果に天地の差が出る。販売の在り方にまで踏み込まずに、強み弱み分析、計数化、期待利益を計算する研究管理とはいったい何であろうか。開発テーマは、テーマそのものの『筋の良さ』に加え、取り組む人材の志や熱意、事業で最も重要な『販売の作り方』に大きく依存する。本セミナーでは、このような観点から、医療福祉分野の製品開発参入にあたって、出口としての販売を開発の初期からどのように計画、活用するかを御一緒に考える。