シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて~その4~ 資料のコーパス化のすすめ |  アンドロゴス生涯学習研究所

 アンドロゴス生涯学習研究所

   生涯学習はじめませんか

■ホツマ文字と古代日本語を学ぶ ー続き

 

ホツマツタヱは時代の違いはあれど、日本語で書かれているのはもちろんですが、ホツマ文字は「書き言葉」でしかないわけで、しかも、「ウタ」で綴られているのです。
普段、散文しか読まない人が韻文を正確に解釈できるかというと、これは、なかなか難しいものがあります。

 

 

■ ヲシテ48音表

 

 

https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-23-6b/andro_gosse/folder/1128972/16/34642716/img_2?1490021219
(見やすさのため、アワウタの配列とは異なります)

 

 

 

 

池田先生は文献学的に研究されていらっしゃいますので、私のような「にわか」(といっても、もう15年)とは重さがちがうのですが、反面偏狭なところもあり、若い研究者はしばしばはみ出してしまいます。
歴史研究には編年という作業がともないますが、池田先生の研究はあくまでも、「現在ある文献」にこだわっているため、思いつきで編年に手をだした研究者は破門されてしまうおそれがあります。
こうした「無茶」な編年のカケラはネット上で検索するといくつもひっかかってきます。
「古墳誰時」という人も(この人も同門だったとか、専門の興味は考古学かな?)綿密な年表を上げていますが、誰も顧りみることはありません、人的資源の浪費であり、勿体無いことです。
私は門弟ではありませんが、それでも言われたことがありました、「あなたは今、ヲシテ研究に没入すべきではありません」と。

 

 

 

 

かつて、池田先生にお会いした時、私は「縦書きを出来るようにしましたがブラウザのせいか、高さがそろわないのです」と申し上げたところ、「現在縦書きは必須の課題ではありません」と言われました。
当時、たいへんな苦労をしてエクセルで縦横変換をして縦書き表示ができるようになった、と聞いております。

 

 

そして、「一文字辞書が必要です」と申し上げたら、「それは貴方がおやりになりなさい」と云われてしまいました。
それ以来、池田先生と話をする機会はありませんでした。

 

 

私にはコンテンツを増やすことはできません。
しかし、私はコンピュータ屋なので、フレームワークを示すことはできます。
文献の研究、古代の研究にはコンピュータは欠かせません。

 

 

あれから何年たったでしょう。
今日は2017年3月20日ですが、今やっと私は一文字辞書のひながたを示します。
コンテンツは総て池田先生の知識です。
コンピュータの知識の有る人は私の言いたいことを理解できると思います。

 

 

これはヲシテ研究に限ったことではありません。
どんな分野でも重要なことは明日のために知識を蓄積することではないでしょうか。
既にご自分の文化を持っている方はそのコンテンツをコーパス化(コンピュータで利用できる形式)してください。
皆様の明日のために次の事をおねがいします。
紙の資料は毀損されやすいので、スキャナやカメラで電子化するのが良いでしょう。
もちろん、原本を破棄しないほうが良いのは言うまでもありません。
貴重な資料を失って泣かないために、かんたんに持ち運べるようにSDカードやUSBドングルに保存してください。
丈夫さと容量の点で、CDーROMやDVDはあまりおすすめできません。
紙と面談(これほどすぐれたものは無いのですが・・・)をはなれ、オンラインで用が済むようにしてください。
海外に自前のサーバがある方は文化の保存のためのサーバスペースを用意してください。
そして、世界中、どこからでも参照、利用できるようにしましょう。

 

 

HTML5でデータベースをいじれる人はデータベースを用意してください。
WEBブラウザの開発に発言力のある人は縦書きルビ等、日本語処理の対応を推進してください。

 

 

当分は必要悪ではありますが、ウインドウズ、ワード、エクセル、パワポでなく、できればLinuxmintとLibreOfficeを活用してください。(Linux環境はすべて無償ですから)

 

 

とりあえず、TTミカサ01の入力用コード表兼一文字辞書のひながたをエクセル形式でアップしておきます(Libreのセーブ形式は.odsが本来です)が、マクロ使わなくても、画面上の表現は若干異なります。
エクセルで.xlsx形式のものをダウンロードした場合グリフが表示されない時は範囲を選択してフォントを指定しなおしてください。
LibreOfficeを使っているなら.odsファイルをダウンロードしてください。
フォントをインストールしていない人も見れるようにPDF形式のものもアップしておきます。(見るだけですが)

 

 

 

 

コメント欄を有効にしておきますので、コメントをお待ちしております。

 

 

次回は ■フォークロアのなかに歴史の片鱗を見出す