昨日の「赦罪の主日晩課後」、「大斎」に入りました。
キリスト教徒が肉を食べない期間がある…、というのを聞いた方もあると思います。
大斎…、とは。
大斎(おおものいみ、英: Great Lent)は東方正教会の用語で、赦罪の主日晩課後、聖枝祭前晩までの6週間に渡る期間、また特にその期間に行う禁食(斎 ものいみ)のこと。広義には受難週を含む。受難週は大斎とは独立の期間であるが、斎の仕方が共通であり、いくつか大斎と祈祷の仕方でも共通するため、日常の会話においてはしばしば受難週を含めて大斎と呼ぶ。また大斎開始から聖大水曜日(受難週の水曜日)までの期間、週末を除くほぼ40日間を四旬大斎(しじゅんおおものいみ)と呼ぶことがある。
大斎期間中、信者には、禁食を中心とする節制、祈祷、施しなどの慈善を心がけることが通常に増して求められる。こうした信仰実践の目的は、神との交わりに信者が向かうことを助けると考えられている。
大斎は古くは入信希望者に対する洗礼準備のための期間であった。信者のほとんどが幼児洗礼を受け改宗者が稀になるにつれ、むしろ信者が己を振り返り新たに信仰心を深める意義が強調されるようになったが、聖書の朗詠箇所などには、そうした古い時代の名残が残っている。(Wikipedia)
そして「日本正教会」のHPには…
斎
正教会には、暦に即した「斎(ものいみ)」の期間や日があります。「斎」とは節制の時です。斎をとおして自分自身を省み、より熱心に神に心を向け、祭を祝う準備をします。その中でも復活祭前の「大斎(おおものいみ)」が特に大切です。以下に「大斎」の手引きを簡単に説明します。
大斎の期間、肉食をできるだけ避けます。可能であれば魚肉も食べないようにします(タコや貝類はよい)。また乾酪類と呼ばれるバターやチーズ、またミルクや卵も食さないようにします。アルコール類は、土曜と日曜以外、節制します。その他、男女の交わりや娯楽や祝賀なども控えます。正教会では大斎の期間はもちろん降誕祭の前の斎の期間など斎には結婚式は行わないのが常識です。これら食事の面での斎は、まじめに取り組むことが奨励される一方、個人個人によって度合いが違いますので、いろいろと考慮されなければなりません。成長期の子供や体力のない高齢者や病者などに斎はすすめられません。また外食を余儀なくされる時、あまり目くじらを立てて思いわずらってはいけません。斎はタブーではありません。斎は体をいじめるためでなく、いたわるために行われるべきものです。大斎には、特別な祈祷が教会で行われています。平日ではありますが、可能な限りそれらの奉神礼に参祷することも斎の行為です。食事の節制をするのは、食べること(=生活)から我が身を振り返り、悔い改め、神に祈るためという目的を見失ってはなりません。特に「先備聖体礼儀」や「受難週」の祈祷には参祷するように心がけましょう。大斎には「エフレムの祝文」という痛悔の心に満ちた特別な祈祷をすることも奨励されます。
その他の斎は、「大斎」ほど厳格ではありませんが、節制の心や祈りの心は同じです。(かたち-信仰生活:日本正教会 The Orthodox Church in Japan=http://www.orthodoxjapan.jp/tebiki/kokoroe02.html)
さらに詳しくお知りになりたい方はこちらを…
「なぜ、大斎」(http://www.orthodox-jp.com/nagoya/whylent.htm)
と、いうことで…
待ってろ300グラム!(おっさん、そっちか)