ウクライナ軍のロシア領内への攻撃、解せないものがありますが…
でも、これが普通じゃない
以下、The Voice of Russia より転載
ロシアは自国領内への攻撃に黙ってはいられない
「ロシア・ウクライナ国境地区の緊張がエスカレートすれば、後戻りのできない結末を迎える可能性がある。こうした事態を招いた責任はウクライナ側にある。」この警告は、ウクライナ軍がロシア領を砲撃した事に関連し、ロシア外務省が出したもので、新聞・雑誌は、ロシア軍が報復のためピンポイント攻撃をするのではないかと書き立てている。
13日、日曜日、また一人ロシア市民がウクライナ軍の犠牲者となった。ロシア連邦ロストフ州の自宅のすぐそばで、男性が迫撃砲弾により死亡した。これまでもジャーナリストや一般市民が、ウクライナ軍の犠牲になってきたが、それはウクライナ領内での話だった。しかし今回は違う。戦争は、国境を越えてやって来たのだ。
ロシア外務省のグリゴリイ・カラスィン外務次官は「すぐさまロシア駐在のウクライナ代理大使がロシア外務省に呼び出され、断固たる抗議を受けた」と伝え、次のように続けた―
「今回生じた事は、我が固有の領土に居住するロシア市民にとっての危険が、すでに質的に高まったことを意味している。反応なしに済ます事など出来ないのは当然だ。事件は、一日も早く流血の惨事を終わらせ、コンタクトグループの枠内で、紛争当事者双方参加のもと交渉を再開させ、これまでに達成された合意の数々を遂行させる必要性を改めて確認している」
新聞・雑誌には、ああした侵略行為が繰り返された場合、ロシア側からピンポイント攻撃がなされるだろうとの報道も現れた。
CIS諸国研究所のコンスタンチン・ザトゥーリン所長は「ロシア政府の忍耐は限界に達している」と指摘し、次のように続けた―
「もしロシア領内に対する攻撃が続くのであれば、その時は、武力を用い、我々の土地を砲撃する基地を叩くしかない。我々は、自国領土が砲撃された時、イスラエルはどうしているかを知っている。私は、我々もイスラエルのように大規模な報復措置を取るべきだと言うつもりはない。しかし、ロシア領内に住む市民の命や財産がリスクにさらされているのであれば、反撃するしかない。我々の忍耐力は、もう十分示された。ロシア連邦の国境地帯を戦場とさせないよう決定を下す時がやって来た。何よりも必要なのは、まず政治レベルで国境地帯での戦闘行動の停止を求める事である。」
状況分析の専門家達の意見も分かれている。ある専門家は「ロシアが武力を用いるよう故意に挑発しているのだ。そして後で、侵略者とロシアを非難し、ロシアを政治的経済的に孤立させようとしているのだ」と見ている。また別の専門家は「これまで示したロシア政府の自制は、十分に評価されなかった」と指摘している。
制裁というのは、もちろん不愉快なものだが、世界政治においては、ベクトルは西側だけに向いているわけではない。中国、インド、ブラジル、南アフリカといった所謂BRICSの見方といったものがある。彼らは、ロシアの孤立化を目指すアピールを斥けた。また一連の欧州諸国も、物事を客観的に見つめるよう努力しており、自分達の視点で行動する事をよしとしつつある。そして大多数の国々が、それぞれの国には自分達の国民を、法律によって規定される枠内で擁護する権利があるのだとの意見に同意している。
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日本の政府、官僚「日本は自国領内への攻撃に黙ってはいられない」、これくらい言ってみろ!