中国の南シナ海へのちょっかい、派手ですね…
以下、The Voice of Russia より転載
人工島―南シナ海の中国の新たな要塞?
中国は南沙諸島の永暑礁(ファイアリー・クロス礁)に大きな人工島をつくる案について検討している。サウスチャイナ・モーニング・ ポスト紙が伝えた。分析戦略技術センターのワシリー・カシン(Василий Кашин)専門家が、軍事・戦略的視点から同プロジェクトを分析する。
人工島は、南シナ海のこの遠隔海域に、飛行場、排水量500トンの船舶が接岸できる埠頭、その他のインフラが整備された本格的な軍事基地をおける大きさとなる。推定コストは膨大で、建設には約10年かかるとみられている。中国は沿岸地域から遠い場所で、航空機や軽戦闘艦用の常設基地を獲得することになる。
基地には戦闘機用の滑走路だけでなく、戦闘機や支援航空機、航空兵器などの保管やメンテナンスのためのインフラも整備される。基地は、ここに配置される対空ミサイル(HQ-9あるいはС-400)や、対艦ミサイルYJ-62、またより強力なミサイルシステムを防護するための大規模な軍部隊を配備できる大きさとなる。また人工島には、輸送ヘリコプター団、高速上陸用舟艇、ホバークラフトも配備され、中国は係争諸島を巡る争いで巨大なメリットを獲得する。
フィリピンもファイアリー・クロス礁の領有権を主張しており、国際社会は軍事基地の建設にネガティブな反応を示すだろう。だが、フィリピンの軍事力は極めて弱いため、軍事分野で対抗措置を講じることはできないと思われる。米国は間違いなく同海域における中国の軍事力が増大する可能性に懸念を抱くだろう。米国はすでに現在、東アジアでの軍事プレゼンス強化に関する対策をとっている。中国の計画に関係なく、米国は今後も対策をとり続けるだろう。
領有権を主張するベトナムなどの他の国々は、中国の行動を受けて、南シナ海の係争諸島の整備や拡張などを試みるだろう。だが中国には非常に有利な点がある。中国は複雑なプロジェクトを実現できる第1級の建設業界を有しており、中国がアクセスできる資源は、全ての競争国が手に入れた資源を合わせた量の数倍だ。中国が係争海域に人工島をつくることは、短期的に見た場合、自国の外交を複雑化する可能性があるが、戦略的には、中国にとって有利に働くように思われる。
以上、転載終わり
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_06_16/273581901/
思えば、プーチンさんと習さんが会ってからさらに派手なったような気がするのですが…
ウクライナ問題で習さん、プーチンさんに唆された…?
イラクもやばいことになっているし、なんか連動しているような気がします。