バイカルは中国の水がめになる!? | andrewさんのブログ

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バイカル湖(озеро Байкал)、その大きさ、そして世界一(だったと思う)の透明度で有名なロシアの湖です。


私にロシア語を教えてくれた婆ちゃんが子供の頃(帝政ロシアの頃)ここにはまったと、言っていました、そのバイカル湖が…


以下、The Voice of Russia より転載


バイカルは中国の水がめになる!?


ロシアは、中国の抱える飲料水不足問題解決を助けている。世界最大の淡水湖で、かつ最も深く水のきれいなシベリア・バイカル湖の水をボトルに詰めて、このほど中国への供給が始まった。供給を行っているのは、中国企業「Earth Beijing Jinbei Yuan International Trade Co, Ltd」だ。「バイカルは世界の井戸」と名付けられたビジネス-プロジェクトの目的は、北京の何万もの家庭に、きれいで美味しい飲み水を保証する事だ。


中国での、この「バイカル・ウォーター」に対する需要は、本当に大変なものだが、ロシア科学アカデミー極東研究所のヤコフ・ベルゲル主任研究員は「それは驚くにあたらない」と考えている―


「中国では、飲料水も、又生活用水も共にひどく不足している。化学物質による中国の水質・土壌汚染は、信じられないほど深刻だ。中国全土の400を超す都市が、水不足に苦しんでいる。中国南部の河川から北部に水を持ってくるという当局がさんざん宣伝したプロジェクトは、いまだ実現されていない。中国の人々は、無論、自分達に水を保証するため策を講じてはいるが、彼らがすべき肝心な措置は、現在許されている恐ろしい環境汚染を止めさせることだ。ロシアから中国へのボトル・ウォーターの供給は、今後どんどん伸びるだろう。」


環境学者らは、バイカル湖からの許容取水量は、年間、0,4立方キロを越えてはならないと主張している。もしこの値が守られれば、湖の環境体系(エコロジー・システム)が脅かされる事はない。一方、世界のボトル・ウォーター市場全体の潜在量は、本質的にそれより少ない。


ここに、ひとつ好奇心をそそる事実がある。それは、もし、バイカル湖の水資源をすべて卸で売ったら、2万3千立方キロほどあるわけだが、236兆ドルもの利益が上がるというものだ。1リットル1セントいう最安値での計算で、この値なのだ。


もちろん現実としては、バイカルの水は、もっと高い。専門家の予想では、バイカル湖に蓄えられている水の価格は、ロシアの金外貨準備高の約500倍以上だという。


学者らは、きれいな淡水は、この先20年後にはもう、地球で最も引き合いの多い資源になるだろうと見ている。淡水は何にも代えがたいものだし、飲料水不足は絶えず拡大しているからだ。人口は増え、その一方で水資源は少なくなる。しかし「渇き」がロシアを脅かす事はない。ロシアには、バイカルの水があるからだ。それも中国に、それを分け与えられるほど十分に。


以上、転載終わり

続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/2014_06_15/273549779/


取水制限しているようですが、中国人に通用する…?