シベリア鉄道でソ連には3種類プラス1の軍隊があると。
街を歩いていると兵隊さんの肩章に3種類あるのが分かります。
КА
ВВ
КГ
КАはКрасная Армия
そう赤軍です、ソ連の軍隊がこれです。
ВВはВнутренние войска
ソ連内務省の軍隊です。橋やトンネルを警備していたのがこれ、たしか18万人くらいいて陸上自衛隊より大きな組織。
КГはКомитет государственной безопасности
そうあのKGBです。
なんか米国のCIAのように秘密組織的な印象がありますが国境警備なども担当し、我々がおもう軍隊組織を持っていました。
で、おもしろいというか興味深い話をひとつ。
КАはモスクワ市内には入れません(部隊として、パレードや休暇中は別)。
ВВはモスクワ市内の警備を担当していますが、モスクワ市内でも入れない所があります。
そしてКГ、そのモスクワ市内にはいるけど入れない場所とはクレムリンの城壁の中、この中にはいれるのはКГだけ。
だから、レーニン廟の衛兵はこの人たち。
考えてみればクレムリンの住人はКГしか信用していなかったということに。
そしてプラス1
Милиция
ミリチィアと発音します。
どこかで聞いた感じが、そう英語で書けばMilitia、民兵です。
たしか米国では州兵もMilitiaとか。
しかし、ソ連ではちがいます。
Милицияは民警と訳されています。
すなわち警察。
なんでも、ソ連社会は労働者が解放(?)された社会なので犯罪は存在しない(?)社会とか。
思わず???マークが並びますが、そうゆう建前。
だから警察はない…ことに。
しかし、Полиция(ポリーチィアと発音します)すなわち警察官はМилицияにいるのでまさしく建前。
そんなこんなでソ連の街中を歩いていると兵隊さんはいっぱいいました。