ニトラム/NITRAM(Nitram,2021) | Andrewのアンド流映画BLOG

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よかったら覗いていってくださいね!!

皆さん、こんばんは!Andrewです!!


今日はAmazon Prime Video様にお世話になりました!

今年37本目の映画はこちら!!




「ニトラム/NITRAM」(Nitram,2021)✨


ずっと気になっていたオーストラリア映画。

1996年4月にタスマニア島で起きた、オーストラリア史上最悪の無差別銃乱射事件の犯人をめぐる物語。

主人公の犯人マーティンを演じたのがケイレブ・ランドリー=ジョーンズ。2021年のカンヌ映画祭で主演男優賞を受賞しています。いま勢いのある役者さんですね。狂気に満ちた役柄や、精神異常を抱える役柄が似合うというか。上手く演じ切るところがあります。「アウトポスト」の時も味がありました。そんな彼の演技も今作は見ものですし、かなり覚悟を持って見なければいけない作品です。



幼い頃から周りに"NITRAM"(MARTINを逆から読む)と揶揄されてきたマーティン。花火が好きで火傷をすることもしばしば。精神疾患を抱える彼を母はきつく叱り、父は身を案じて優しくしていた。しかし、彼の行動は異常なほど周りに迷惑をかけてしまう。そこで、芝刈りの仕事でお金を稼ごうと考えたマーティンは、とあるお宅でヘレンという女性と出会い、あれよあれよと"友達"として同棲を始めるようになる。しかし、ヘレンは悲劇的な死を遂げてしまう。そこからマーティンの中で何かが崩れ出す。そして、事件は起きてしまうー。



あらすじは簡単にこんな感じ。

正直映画を見るだけでは事件を起こした動機は不明瞭。実際の事件でも分からなかったとか。この事件後、オーストラリアの銃規制は強まるが、それでもなお銃の所持数は多いようで。怖い怖い。


映画自体はとてもスローテンポ。

しかし登場人物たちの様々な感情が溢れ出すような物語性に引き込まれている自分がいました。

特にお父さん、めちゃくちゃ可哀想だった。

お母さんも気丈に振る舞うけど辛かっただろうな。

マーティン本人もきっと辛かったはず。

でもこんな事件は絶対に起こしてはいけない。

重いテーマながら色々と考えさせられるお話。


気になった方は是非ご覧ください!



では!!!