Andreaのペルー通信パート1 Andreaご成婚② | Andreaのペルー通信パート2

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この記事は2001年9月に書いたものです。


その2 市民結婚式

日本は結婚披露宴後に入籍の人が多いようですが、こちらでは一般的には宗教式の少し前に済ませます。

区役所の部屋で区役所のおじさんが法律を読み上げ、それに対して宣誓しサインをすれば終わり。式自体はものの15分で終わるのですが、ここまでが大変。出生届、独身証明書、健康診断証明書、お医者さんからエイズの講習を受けた証明書を各自提出。我々日本人は出生届、独身証明書を戸籍をもとに作成してもらわなければいけません。これが、戸籍自体に外務省のハンコと在日ペルー大使館のハンコをもらったうえに、さらにペルーの内務省のハンコをもらって初めて書類としてみなされる。そのハンコひとつひとつが高い!ぼったくり!おまけにそれに翻訳をつけなければならず、それがオフィシャルな翻訳家がやったものに限るとのこと。その翻訳家もけっこう遠いところに住んでいる。ものすごい時間とお金がかかって書類提出。その書類がインターポールにまわり、私がテロリストや危険人物でない善良な一外国人であることが確認されて、初めて結婚の書類として受理される。受理されてからは新聞に載せなければならず、"この人とこの人がいついつ結婚します。意義のある人は申し出てください"というもの。ここで女の子をだました人や、ストーカー被害にあってる人は、"その結婚ちょっと待ったー"と言われて結婚できなくなってしまう。私たちは無事に結婚式までたどりつきましたが。


さて、当日は美容院に行った後昼過ぎに近所の区役所に着くと、1階で受け付けした後に3階の別室"結婚式用会議室"みたいなところに通されました。大きな机の横に国旗がある、ちょうどポリスアカデミーの校長先生のデスクみたいな感じのところに区役所の人が男1、アシスタント女1という感じで立ち、新郎新婦と保証人が1番前の席、以下家族が後ろに座りました。私たちは計2列でじゅうぶんでしたが、市役所での結婚式しかやらない人は、ここに大勢の親戚やら友達やらが集まって、5列ある席も足りなくなるとか。私たちは彼の家族と、結婚の保証人新郎新婦の親友各1名と、女中さん、ビデオ屋さん、写真屋さん各1名のみ。スペシャルゲストに、我々の結婚のことを考えすぎて、市民結婚式と宗教式と披露宴が何がなんだかわからなくなり、緊張して具合が悪くなり学校をさぼった甥(6歳)が来ました。式が始まると、スペイン語の法律用語もとっても難しくて、とにかく彼が"はい、誓います"といったら私も"はい、誓います"。リピート、リピート。答えはほとんどが"はい"なのですが、1つだけ、"あなたは誰かに無理やりここに連れてこられたり、結婚を強制されたりしましたか"という質問があって、これに間違って"はい"って言っちゃうとまたここで結婚できなくなっちゃいます。別々に答えるところはリピート、いっしょに答えなければいけないところは奥ゆかしさを装い少し送れてリピートで、なんとかのりきりました。終わった後に、"なんて言ってたかもう一度説明して"と彼に言ったら、"僕もあんまりよくわからなかった"とのこと。緊張していたのでしょうか。ひとつだけ失敗したのはすべての式が終わった後で彼の名字に夫人がついて、区役所の人が呼んでいたとき、私は彼のお母さんを呼んでいるものと思ってぼーっとしていたが、それはたった今ミスからミセス、セニョリータからセニョーラになった私を呼んでいたものでした。


この区役所での結婚も、平日営業時間内いくら、時間外いくら、区長さん別料金、出張別料金、とけっこうぼったくりです。

で、それを払うのは申し込み時点で、その時点ではいつ書類が受理されていつ結婚できるかわからないのです。我々は書類に時間がかかったのと、大統領選挙の決選投票がいつ行われるかわからなかった都合で、おせおせになり、結局休日料金を払っておいたのに、平日になってしまいました。大統領選挙が行われる場合は区役所も投票開場になるので、その土日に予定されていた結婚式は全部翌週に自動的に繰り上げ、嫌じゃない人は他のカップルといっしょに、そのかわりお安くしときますよ!という恐ろしくまたアバウトな段取り。それはちょっと嫌なので平日で妥協しましたが、差額のお金は返してもらえなかった。


とにかく無事に式を終え、その会議室の中で持ってきたシャンパンで乾杯。写真&ビデオ撮影。このときにシャンパンを配る要員できていた女中が誰も声をかけてもいないのに写真に1番に入る、すべての写真に入るという事件発生!それも全員正装の中ジャージで!!彼のお母さんは優しいのと、雰囲気を壊さないために後ろの列に行きなさいと女中さんに言っただけでしたが、家族だけの写真が撮れずじまい。とほほ・・・。おまけにとなりの会議室ではなぜかサルサをがんがんにかけて口喧嘩してる人たちがいた。たぶん、昼休み時間に重なったからでしょう。


続く