四国遍路 歩き野宿旅 -71ページ目

カミーノ巡礼初日・・・・・Day1-1

2011-5-19


宿の「施錠システム」を誤解してて、

「閉じ込められた」不安で、ひどく浅い眠りだった。

メンタル、弱し。


外の空気を吸いたい・・・・・


そお~と起き出して、階下へ。

5:00


が、中庭に通じるドアの金具が、

300年前から有りますって感じの古風なシロモノで、開け方が判んない。

けど、どうにか開いたんで、中庭に出る。


ふ~!

清々しい。

空気が旨いぜ!


まだ空は暗い。6時なのに。

(サマータイムで2時間シフトしてるせいか、日の出は遅いのだ)

とりあえず安心したし、もう1時間くらい眠ろうかなぁ。


がっ、このドア外から開かない!!!

締め出しを食ってしまった・・・


なんてこった・・・・・

オスピタレイロ(巡礼宿のご主人)か、お客が起きてくるのを待つハメに。

とほほ・・・


どのくらい待ったろうか?

ドイツの巡礼者が中庭に出てきて、無事救出されました。


明るくなって見てみると、金具の操作が判らなかっただけで、外から開けられることが判明。

このこと、昨夜のうちに知っておきたかった・・・・・


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


この、「カミーノ・フランセス」

初日の最もポピュラーな行程は、

「サン・ジャン(以下略)」~「ロンセスバジェス」

約26km。

ピレネー山脈を越えるので

標高は、200m→1400m→950m


第1日目が、いきなりの難所なのだ。


プレッシャーかかります。

ともかく、ゴー、アヘッド!


777kmの徒歩巡礼のスタート!

7:30発。


四国遍路  歩き野宿旅-saint jean

自称・日本代表として、がんばります!



四国遍路  歩き野宿旅-fog pyrenees

サン・ジャンの街を出ると、すぐさま殺人的な上り坂。

あっという間に、牧歌的風景に。


○●○●○●○●○●


女性2人組を追い抜いたら、声をかけられた。

日本語でだ!


「その笠は、もしかして・・・・・?」


カミーノ2回目の先輩だった。

まさかこんなに早く日本人に会えるとは・・・


さっそく「菅笠効果」が現れた。


「前回は団体旅行だったので、今回はマイペースでじっくり歩きたいと思って。今日は、5km先のアルベルゲまでの予定なんです」


5分程、一緒に歩きました。

彼女の相方は、カナダの女性。

「私のことは気にしないで、(日本語で)どーぞ」

と、気を使ってくれたのだが、急坂で息が苦しく会話も苦しい。

ゼー、ゼー!


(日本人の先輩と一緒なら、心強いだろうなー)

なんて弱気も一瞬もたげたが・・・


なんぼなんでも、あと5kmとは早すぎる。

10時前に宿に着いちゃうよ!


後ろ髪引かれる思いで追い越した。

もう会うことは無いでしょう・・・・・


別れ際、

「みんな優しくしてくれるから!」

という言葉に元気付けられる。


が、旅の後半で再会できちゃったのです。(それはまた後日)


四国遍路  歩き野宿旅-pyrenees

薄霧の中を登る


四国遍路  歩き野宿旅-pyrenees

登る!


四国遍路  歩き野宿旅-pyrenees


ひたすら登る!


英語力弱い私ですが、この頃にはジイちゃん巡礼者を励ましていた。

仲間意識が芽生えている~


四国遍路  歩き野宿旅-pyrenees
まだ登るの、ペータ~?

おじいーさ~~ん♪


四国遍路  歩き野宿旅-pyrenees

とうとう、雲の上に出ちゃったか?


四国遍路  歩き野宿旅-pyrenees

うーん、いい天気♪


10時ころ、オリソンのアルベルゲにて、一休み。

さっきの日本女性は、ここで泊まるらしい。

さー、まだ18kmの山道が残っている。


行くぜ!


キリが晴れたら、とたんに暑くなる。

朝はメチャ寒かったのに・・・・・

体温調節が、とても難しい。


ともかく、景色は抜群なので、

幸せいっぱいの気分。


四国遍路  歩き野宿旅-pyrenees

談笑しながら余裕の表情で歩いてる巡礼者が多い。

みんな、高地トレーニングを積んできたんだろうか?


私は、すでに、ゼーゼー、ハーハー!!


じいちゃん巡礼者に会う。

「どこから?」と訊くと


「地元だよ!オレはペドロだ。お前は?」


「カズといいます」


だが、そのあとの発言が全くリスニング出来ない。

とにかく、早口なのだ。

スペイン語教材のような訳にいかないのだ、実地試験は!


でも、言わせてもらえば、じーちゃんのスペイン語も、そーとー訛ってたのではなかろうか?

それでも、あれこれ話しかけてくれるのは嬉しかった。


○●○●○●○●○●


けっこう登ったハズだが、山はアップダウンをくりかえす。


登って、下りるだけというシンプルな峠を予想してたので、

新たな登り坂が現れるたび、(ウへ~ッ!)って気分に。


私より背の高い、カナダ女性のニキ、60リットルはあろうかというザックを背負い、スイスイと登っている。


区切り打ち(今回はブルゴスまで)という、アイルランド美人二人組と一緒に歩いたり。


挨拶は

「Hola!」・・・・・スペイン語で、「こんちは!」

なのだが、その後の会話は英語になる率が高い。


ただでさえ英語力弱いのに、疲労でアタマの中は真っ白。

意味不明のエヘラ笑いでごまかすしか無いのであった。


四国遍路  歩き野宿旅-fontaine
湧き水の給水ポイント。

おいしい水でした♪


元気回復、後半戦へ!