数日前の事。
稼動前の腹ごしらえで、某コンビニに立ち寄った。
あくまでも「某」という事で。
パンや弁当類にピンとくる物がなかったので、
冷たい缶コーヒーだけを手に取ってレジへ。
レジ横の「フライ物のお惣菜スナック」が目に止まる。
左端に 『 フライドポテトM(チリ味) 』
真ん中に 『 フライドポテトM(サラダ味) 』
右端に 『 ファミチキ 』
こんな順番に並んでた。
ちょうどいい。これらにしよう♪
缶コーヒーをレジ横に置き、店員さんに告げた。
「ファミチキ1つとポテトも1つ下さい。真ん中のポテトを。」
「どちらのポテトがいいですか?」
聴こえてないのか?このボンクラ・・
「真ん中のポテトを下さい。保温ケースの中央にあるやつ!」
「ハァ!? ですから、どっちのポテトですか?」
「ま、真ん中です・・。」
・・って何回言わせる気や、こいつ。
「ポテトは2種類しかありません。どちらなんですかっ!!!」
話にならんので指で示した。
「ど真ん中に置いてあるコレ下さい。」
「だから2種類しかないんですが??」
もしかしてわしがポテトが3種類あると勘違いしてると思ってるのか。
商品はそれぞれ固めて置いてるから、子供でもわかる。
中央にドーンと鎮座してるサラダ味のポテトを指さしたやろが。
商品名で言って欲しいんか?
しかしどっちも同じ「フライドポテトM」としか書いてない。
よく見るとすごく小さい字で「○○味」と欄外に書いてある。
「・・サラダ味を下さい。」
「チッ! わ~っかりました。」
(最初っからそう言え、ハゲ!)
・・そう言わんばかりの顔でわしを睨む。
「右手のデビルチョップ、
左手のデビルチョップ、
どちらか好きなほうを選べ」
と言いかけて、名札を見たら「店長」と書いてあった。
店の「長(おさ)」としては情けなさすぎる接客。
大きく息を吸い込んだところで、隣のレジが目に入った。
見習いバイト君が2人、店長の危機を見守ってるように立ってる。
店長は勝ち誇ったような顔でレジを打ってる。ひとりだけKY(笑)
わしの顔、完全に逝ってた。 永田の腕折りどころやない。
ここで客に怒られたら、こんなボンクラでも威厳が無くなってしまうはず。
店長にもバイト君らにも明るい将来が待ってるんやろし。
「・・ありがとう。」
と、だけ呟いて店を後にした。