あれから1/499のフルスペックが続々と発売されて行った。
わしはあんまり興味なかったし、特に大ヤマトではボコボコにいわされた。
市場には大好きなスキップ機がまだまだ残ってたので、毎日追いかけてた。
③、 ②、 ①、 ドガ――――ン♪ 楽しかったのう・・
そんなある日、長い間工事をしてた市内中心部の京楽直営店が、
新築オープンするようだ。
20年前は『とらや』ゆう店名だった。その頃のわしはまだパチンコ未経験。
遊びで打った事はあったけど、同級生がよう負けてたんよ。ココで。
んで、15年くらい前かな?屋号をパーラー京楽に変えた。
その頃にはもうバリバリ打ってたけど、ココはいつもガラガラやった。
名古屋市内で最も中心も中心、超一等地やのにのう。
家賃が高いんかな? 釘も寂しかったような・・。
地下鉄駅の真上やし、良く通るから下見は数多くしたけど・・
1発も玉を借りてみた事はなかった。(笑)
京楽の機械を打ちたい時は、郊外の植田店や南店で十分事足りたし。
オープンが近づいてきた。全貌が明らかになってくると、かなり衝撃。
パチンコ屋なのにテーマーパーク級の特大観覧車が併設?
交通量も超多い市道に沿ってグルグル回せるんやろか?
市営の地下鉄駅と合体!?
パチンコ屋と駅が複合するって、自治体はOKを出すんかな・・
オープン直前。いよいよシマ構成も判明してきた。 ・・ガ―――ン!
これはビックリ! 店内は全て京楽の自社機種だけ。 100%やで。
昔の豊丸直営店以来のインパクトやん。
床面積や台数ではこっちが上やしのう。しかも機種構成が凄すぎる。
設置機種の半分以上が、超先行導入の『ぱちんこハイサイ(5回セット)』。
約3割が同じく『ぱちんこ沖縄(確変75%)』。
あとは『仕事人激闘編』と『羽根ライダー』と『スカイボート』が少しずつ。
そして迎えたグランドオープン初日。わしはハイサイで勝負。
1/500で5回セットのやつね。
当時は保留連続予告が禁止になったばかり。擬似連の黎明期や。
今思えば割とタイトな感じやけど、その時の記憶ではじれったかった。
ただ、保4では強力に速かったからマッハ消化でドンドン積んだ。
安定勝ちに達して余裕が出てきたところで、何か異変を感じた。
う~ん・・ う~~ん・・ 背後から何かを感じる!?
振り返るとそこに 『ドテチン』 がいた♪(笑)
「いやぁ、先日はどうもどうも!」 「いえいえ、こちらこそ!」
久しぶりの挨拶を交わし、しばし歓談。
「アンドレさん、また爆発させてますね~。」
「たまたまゆうか、今日もマグレなだけです・・(汗)」
ココで『背後の何か』が何なのか、やっとわかった。
ドテチンの隣の人がドカンドカンに積んでるっ!!
わしのドル箱タワーが小さく小さく見える・・。
何てゆうか、背中からレインボーオーラが出てるんちゃう?
「ドーモ。こんちわ。」 ヨン様のごとく振り返ったその人は・・!?
ミスターパチマガ『Uさん』だった。
印籠を突き出された悪代官の気持ちがちょっとだけわかった。
体中から変な汗が出てきて「恐れ入りました・・」というしかない。
緊張しすぎてその後の会話は全く覚えてない。
名刺は頂いたけど、ほどなく店を後にした。
パチマガの2人は東京へ。そしてわしは家へ。
本物の『労働ウォリアーズ』を生で見られて感動に浸る日々。
ところが全く予期せぬ事態がわしを待ち受けていたとは・・
(・・続く)