Uさんはとっても偉い人やけど、そういう感じを全くオモテに出さない。
何ていうか、一言であらわすとスゲーおもろい人♪
特にトホホ系の機種の攻略記事は天下一品!
普通の機種説明でもUさんの書いた記事やと無性に打ちたなってくるのだ。
だいぶ前やけど、某ハネモノの役物解説なんて抱腹絶倒したよ、わし♪
そんなUさんとEメールでのやりとりが始まった。
いろんなトコ行って、いろんな機械を打って、いろんな調査をして・・
初めての実戦データが掲載された時の喜びは、今でも忘れんのう。
専業になりたいと思った15年前に読み漁ったパチマガ。
その誌面づくりの役に立ってると思うと、感慨無量・・。
そんなある日、Uさんから電話が。
『明日、ちょっと飲みましょうか?』
そういや「ぱちんこハイサイ」以来、お会いしてないのう。
しかしドコで飲むんやろ。
わしは上京の予定ないから東京ではないし、名古屋まで来はるんかな?
・・どないしたんやろか。
とりあえず名古屋で会うコトになった。
繁華街での待ち合わせなんて久しぶりやなー。
Uさんはどっちの方向から来るんかな・・
「こ、こ、こんばんは。Uさん!」
(あれっ!? 横にいらっしゃるのは・・)
『やぁ、アンドレさん。こんちわ~』
あががが・・ フドウさん? あ、いや、Tさんっ!?
わぁ~ 何か凄く偉い方々が揃ってるし・・
今から何が始まるんやろか。ドキドキするのう。
『とりあえず、飲みながらでも話をしましょうか。』
近くの居酒屋へ向かった。
挨拶もそこそこにまずは1杯。
すかさず五車星の、あ、いやTさんの目の奥が光った。
「ギャ――――! イデデッ!!」
気が付くと羽交い絞めにされてるがな! たっ、助けて~ぇ♪
『アンドレさん、もっといろいろ書いてみないかね?』
「で、でも、わしなんかにそんな難しい仕事は・・」
『我々の組織に入るのだ。 アンドレくんっ!』
「あぅあぅ・・ ぜ、ぜひよろしくお願いします・・」
その日からわしのIWGP王座への挑戦が始まったのであった・・
第一部 「完」