原発事故: ニュースに麻痺? | アンドプラス エージェンシー社長のブログ

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やはりと言うか、本当に?というか。。。



福島第1原発1号機、16時間でメルトダウン 注水遅れ“致命傷”


 

 

本来なら、大騒ぎどころではない重大なニュースなのに、

昨晩も今朝のニュースも、殊更深刻にとりあげるでもなく

淡々と報道している。



ニュースをみながら、

 「最初からわかっていたんだろ?」

 「どこまでコメンテーターは楽天的で、御用学者は無責任なんだ?」

と思いつつ、

 「なんとかなるんでは?」

と根拠のない安心感を持とうとする自分がいる。


 

どうしたんだろう。

完全に放射能汚染の危険性に麻痺してしまっている。


 

 

ニュースの量が減ったからといって、安全になっているわけではない。

行程表が出たからといって、状況が改善されているわけではない。

放射線の基準単位がケタ違いになっているが健康への害?


 

例えが悪いかもしれないが、

私が幼い時、夏休みにはよく「光化学スモッグ警報」なるものが

でていた。

私の住んでるところは田舎だったけれど、

ずっと遠い瀬戸内海沿岸に立ち並ぶ工場(コンビナート)からの

排煙で空気が化学反応を起こすのだ。

光化学スモッグが発生すると、目がかゆくなったり、肌がチクチクしたり

喘息を起こす人もいた。

 

 

自覚症状があるから、その危険、健康への害が子供でもわかる。


 

しかし、放射線(能)は厄介である。

自覚症状がないから、本当に危険なのかがわからない。

内部被ばく。

この恐怖の大魔王がいずれ我々を苦しめるときが来るのだろうか。

 

東電の隠蔽体質や政府の無責任な発表を

そのまま流すテレビや新聞。

そしてそれを信じる国民。

 

東電の社長が報酬を50%カットしても3600万とか

今ある危機に対して本質的でないことを延々と流すテレビ。

根拠のない「安全」を繰り返す原子力専門家達。


早い段階で「メルトダウン」の可能性を述べた担当官は左遷され、

ツイッターで発言したフリージャーナリストは「デマだ!」と

たたかれる。


 

本当の真実にきちんと向き合っていないことが恐ろしい。


 

本当に怖いと思うこと。

それは何十年かあとの健康被害。

その時になって、「政府はうそをついた!」とか言っても

彼らはもういない。


 

(参考)

「2カ月後」のメルトダウン発表と内部被曝 (日経ビジネス)