人気が出るデザインについてお話しする連載。
既にご紹介させて頂いたご好評をいただいている主な3つ理由から、
本日は「アレンジができる」ということについてお話ししようと思います。
ドッツラインの具体例をご紹介しながらお話しいたします。
「ドッツライン」は、
ブローチをメインアイテムとしてご紹介しましたが、
アイテムやサイズ等を変えてたくさんのアレンジ例をご紹介しています。
あれもこれもできるのですか?!と驚かれる方も多いのですが、
ハンドメイドができる方にとっては想定の範囲内だと思います。
それを綺麗にご製作いただけるように、
テキストには詳細に記しているだけのこと。
テキストに掲載しているアレンジ例です。
・ヘアアクセ
バレッタ、カチューシャ、ピン、その加工方法(サイズやパール個数も詳細に)
・パールとリボンサイズの変更時の調整方法
・裏面の処理方法
・裏面の布やリボンの加工方法
・チャームのアレンジ方法
パーツを小粒したバナナクリップ
パールを大粒にした遊び心がある大好評のチャーム
発表後、多くの先生方が楽しんでお好きなアイテムを作ってくださっています。
それぞれに個性があり、ご自身のスタイルに合ったアレンジで!
私のオリジナルから、皆様のオリジナルになる瞬間です。
アレンジという言葉の意味を改めて確認しました。
「アレンジ可能」というと、
「なんでもできる」と受け取る方がいらしゃいますが、
それはちょっと異なります。
アレンジとは、「配置」「手配」「再構成」「脚色」すること。
意味をもう少し深掘りしてみます。
「配置」は、
無闇に置かず、整理整頓をしながら置いていく
「手配」は、
事前に準備を進める
「再構成」は、
元々あったものを好みで新しい形にする
(例:和食の料理を洋風にアレンジする)
「脚色」は、
元々ある原案を違う形でできるよう組み立てる
(例:名曲のアレンジ)
リボンのアレンジにあたるものは、「再構成」と「脚色」でしょう。
前提として、「元の作品(デザイン)」があることです。
「元の作品(デザイン)」を尊重し、
営業活動に利用するためにアレンジをする上で大切なことは3つ。
・技術
元のデザインをきちんと作れたうえで、他のアレンジができる
・知識
元のデザインをアレンジできる素材やアイテムが理解できている
・品質
元の作品で提案している品質以上のものが作れること
良かれと思ってアレンジしたものが、
「元の作品」を下回ってしまってはアレンジの意味があるのか?ということです。
センス、経験等が必要になりますね。
アレンジしたいけど、良いものができないと思ったら初心に戻ることです。
「そもそも、何もためにアレンジするの?」ということ。
私が考えたデザインを、
もっと輝くアレンジに仕立ててくださることを楽しみにしております。
同じ資材をお送りしても、、、
作る方によって作品の雰囲気は様々。
凛々しい、ふんわり、優しい、華やか、、、
作品に、作り手の『個性』は滲み出るものです。
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人気が出るデザインの連載、とても人気のテーマでした。
たくさんの方が読んでくださいました。
さて、今度はどんなお話をしようかな〜〜〜。
4月の新学期を前に、何か新しいことを始めたくなる季節ですよね。
そんなお話を考えてみます。
それでは、今日も佳き1日を〜