風邪のひき始め | ありがとう「身体」

ありがとう「身体」

なにをするにも体があってのこと。そんな体に関する役立つ情報を東洋医学のプロが発信していきます。病気は自分で治すが基本です。

風邪をひいたかどうかって、皆さんはどこで判断するのでしょうか?


鼻水や喉の痛み、咳や発熱があれば、これは風邪だと確信できると思います。

しかしこれらの症状以外にも風邪の徴候はあります。

例えばなんだか寒く感じる、いつもより冷えると感じれば、それは風邪のひき始めかもしれません。

今の季節は寒いのが当たり前なので、いつもより冷えるなと思っても、それは気温の低さからと勘違いしがちですが、温かい所にいても寒く感じる、背筋がぞくぞくするような寒さでは風邪の気配がすでにあるかもしれません。

他にもいつもは痛くない関節が痛むなども風邪の徴候の一つです。
節々が痛いというのは風邪の症状の特徴ですが、特に何をしたわけでもなく、急に痛みが出てきたという場合は、風邪が入り込んだ可能性があります。

頭痛も風邪の徴候です。
発熱をしていてその上に頭痛があるなら、間違いなく風邪による頭痛と判断できますが、日頃からよく頭痛のある人は、それが風邪の影響で起きているとは考えないものです。

頭痛がある時は、頭痛以外に症状がなくとも、風邪気であることはよくあります。


このように、いつもと違う何か状態を身体に感じた時は風邪の影響をすでに受けているということは珍しいことではありません。

火種が小さいうちなら消しやすいので、もし風邪かもと疑わしい症状が出た時は、早めに対処することが大切です。