6月のある日、PPで飲んでいると突然Tが


「ミホのお客で殆ど毎日くる客がいるよね?

あの客と仲良くなりたいんだけど?」


僕が「なんで?」と聞くと


ミホで指名が被っている同士を同じテーブルに座らせたいって


ことらしいのです。


当然僕には彼の意図が理解できないので


「無理にそんなことする必要ないだろ?」


と言ったのですが、Tは


「こうじサン、ノリ悪いですね。そんなんだからピーナに相手にされないんですよ」


Tの暴走は、手のつけられないところまできていました。


頭にきた僕は、好きにすればと言ったのですが


そうしたら、本当に声をかけに行ったのです。


その客は、Tより少し若く、いかにもって感じ青年でありました。


この青年、名前はヤスって言うのですが、見た目と違い


結構社交的です。Tは意気投合して連絡先を交換したのであります。


この頃になると、僕も一人で飲みにいったりするようになっていたのですが


ある日、Tとヤスが一緒に店に来たのです。


当然ミホはびっくりして、僕に「一体なにがあった?」と聞いてきました。


事の一部始終を説明したところ、なんとも言えない複雑な顔を


ミホはしていました。


やりにくいっていうのもあるでしょうし、自分の太客を引っ掻き回されたくない


っていうのもあるのでしょう。


で二回目からは、なぜかそのテーブルに僕も一緒に座るハメに…


Tは、パフォーマンスやサプライズがお好きなようで


お店で何かババエがビックリすることをしたいようです。


まるで子供みたいですが


ここまでくると何がやりたいのか、ますますわからなくなってきました。


どうやらTは、鼻の下を伸ばしてニヤニヤしてるみたいなスタイルが


嫌いなようで、それが=スケベ 結果モテない。


こういう結論に達するみたいであります。


だから、正反対のことをして、元々ノリのいいピーナと仲良くなろう


こんな考えになったようです。


静かに飲みたい客からすれば、ホント迷惑な話ですが


Tは、「ノリ悪いな~、あんなふだから相手にされないんですよ

こうじサンも気をつけて下さいね」


完全に舞い上がってます。


そんなことは、人それぞれだし、人は人、別にいいんじゃないのと


僕は思うのですが、Tの中では、この店は俺を中心に回っているっ


ってくらいの勢いです。


ノリがよくてその場で盛り上がって楽しいのと


女の子が男を気に入るのは、また別の話だと思うのですが


どうなんでしょう?


こうして、僕もミホとの時間を段々と邪魔されるようになっていきました。


Tの行動がウザくなってきていた僕は、ここらが潮時かなと


思うようになり始めていました。


ハマりすぎているし、一度頭を冷やそうかなと思い


ミホにメールするのをやめて、返事も返さないようにしたのです。


そうしたら、Tのメアドを知っているミホが、Tにメールして連絡がとれないと


言ってきたらしく、Tからメールがきて、連絡してくださいよ~みたいな感じ


で言われました。


もうすべてが台無しです。


そして、また別の問題っていうか出来事が起こりました。






前回のTが指名をかえて


Tはヒロコをすっかり気に入った様子でした。


この頃から、急激に店に行く回数も増えだしたのです。


正直なところ、僕自身は、あまり店へ行く回数は増やしたくないのですが


すっかりハマってしまったTは、頻繁に僕を誘ってきます。


誘われると、誘惑に弱い僕は、ついついノッてしまいます。


そして、だんだんと僕のペースって言うか、リズムが崩れだしていきました。


まぁ、基本的なスタンスの違いはあると思うのですが


Tは、一時間でもいいから毎日店に行きたいタイプ


僕は、時間に縛られたくないから、回数が少なくても長い時間店にいたいタイプ


と、全然違うわけです。


基本的には、水商売の女の子と仲良くなろうと思ったら、


お金にものを言わすか、お金を使いたくないなら


相手に期待させないようにする必要があると思うのです。


他のプログ等でも、皆さん書いてますけど


頻繁に店に行っていては、結局イイ客になってしまうんですよね。


これは日本人の店でも同じです。


行く回数が多ければ、売上げの欲しい彼女達は


頻繁に店にくるお客は、やはりあてにするので、メールのやりとりも


そのような事を意識した内容になっていくと思うのです。


つまり、自然に恋愛の対象から外れていってしまうというか


店にきてもらう事しか考えないようになるっていうか。


僕の昔の彼女がよく


「今日は店がヒマそうだから、○○サンに~万円使わせるかっ


だからフルーツ多めに用意するから買にいこっ」


ちょっと極端な例ですが客の懐具合をみながら


あの客は月に~万円まで使えるとか計算してる訳です。


で、同伴やアフターもそれによって付き合い方が決まってきます。


まさにGIVE&TIKEです。


100パーセントそうだとは言いませんが


人間の心理としては、そうなるのも当たり前だと思うのです。


だから、Tを見ていると、いったい何がやりたいのか


わからなくなってくるのです。


お店の空間で雰囲気を楽しむっていうのも理解できますけど


僕的には、それって飲んで酔ってこそっていうのがあるので


やっぱりイマイチ理解し難いです。


まぁ、無限に使えるお金があるなら話は別ですけど。


Tも僕も妻帯者ですから、そこまでは…ね。





6月のある日のこと


TとPPの話をしているときに


「ミホのメアド 教えてくれませんか?」と


言われました。


その時は特別気にすることもなく


メールアドレスを教えました。


本来は、本人に確認を取るべきなのですが


どうせ、仕事で客に教える訳だから


ま、いいっか


って感じで


このメールアドレスも、後々の問題へと繋がっていく訳ですが


この頃は、別に問題はありませんでした。


さて、ミホのことなんですが


指名を替えて2月ほどたち、そろそろ進展させたいって


気持ちもあり、この頃から食事や遊びに行こうと誘うようになりました。


ところが、相手も気がないために、なかなかいい返事がもらえません。


よくあるパターンで、友達連れてきていい?みたいな感じです。


そこで、Tと、ナオミ、自分とミホの四人でいこうって話になったのですが


このナオミが、また曲者で、なかなか予定を作ろうとしないのです。


これはいつになるかわからんなと思っていた矢先に


Tとナオミの関係がおかしくなりだしました。


関係っていっても、単なるキャストと客の関係ですが


ナオミが、Tの動きを警戒して、指名かえないでみたいな


メールを頻繁に送るようになったらしいのです。


それに対して、Tがだんだんイライラして


ナオミが嫌になりだしたらしいのです。


発端は、ナオミは休みが結構多い子で


店に行ってもいないことが時々ありました。


そこでナオミは


「私が休みの日は、ヒロコを指名してあげて」


といったのです。


で、ナオミが休みの日は、ヒロコを指名するようになったのですが


Tが、だんだんヒロコの事が気になるようになってしまい。


わざとナオミが休みの日を選んで店にいくようになりだしたのです。


当然ナオミにバレますから、ナオミが警戒しだしたという訳です。


ナオミはTのことを私の恋人と表向きでは言っていて


彼も彼女が自分に気があると思っていたと思うのですが


店以外であったことは、殆どないようでした。


仕事が終わった後に二、三回自宅まで送ったことがあるってことと


あと、仕事の後に食事に行った事が数回あると言ってました。


僕からすれば、全然客の域をでない出来事ですが


Tは自分が気に入られて、家まで送っていって欲しいと思っているようでした。

(もちろん、他の客よりは気に入られていると思いますが)


実際のナオミの気持ちはわかりませんが


Tの立場からすれば、自分の事が好きなら


性格とかもある程度わかっているはずだから


細かいこと言うなってとこでしょう。


それを細かい事言うから、嫌になって指名をかえたい気持ちになる


みたいな。


しかもこっちは客でもあるから、選択権はこっちにあるだろ みたいな



そしてある日、ナオミが出勤している日にとうとうヒロコを指名


してしまったのです。


Tは、ナオミを指名して長かったため、ナオミの怒りは半端ではありません


店にいる時間、ずっとTを睨みつけています。


そして、ナオミが上がる時間になった時


彼女はとうとう泣き出してしまいました。


これに驚いたTは、店をチェックして彼女を追いかけましたが


何を言っても彼女は聞く耳をもちません。


Tも、元々 なんで自分が謝らなきゃいけないんだ?って気持ちが


あるため、最後には開き直ってしまいました。


この件が、僕達のPPライフが変化するきっかけになるのですが


この時点では、まだ指名をかえただけって認識しかありませんでした。

まだユミを指名している時の話ですが


あるときTと写真を撮ろうって話になって


デジカメを店に持っていきました。


当然、いろんな写真を撮るわけですが


Tは悪乗りして、ナオミとキスしてる写真とか


あと、ヘルプのパンチラ写真とか


わけのわからない写真ばかり撮っていました。


そして嫁にバレたら大変なので


さっさと自分用のノートPCにデータを写してあとは消去しました。


で、ある朝、嫁が僕り部屋に起こしにきたのですが、


開口一番


「PPの写真があるんだけど!!怒」


「な~に~!!」


びっくりして飛び起きました。


リビングに行くと、そこにはWIIによって写しだされた醜態写真が


画面いっぱいに。


嫁が


「子供に写真みせようと思ったら、こんなのがでてきたけど

とても子供に見せれないからテレビ消したけど、どーゆー事

私聞いてないよね!」


仕事の付き合いで仕方なくと嘘をつきましたが


次に出てきた言葉は


「フィリピン人とやったでしょ!!超怒」


ひぇ~、そんなことしてません。勘弁してくだせぇ~


みたいな感じで、大変な目にあってしまいました。

(まぁ、自業自得なんですけど…)


Tにこの話をしたところ、miniSDは二枚持つとかして


別けたほうがいいとの事。


おぉ、さすが経験者、心得ていらっしゃる


早速SDカードを買いにいったのでした。


その後、嫁にはなんとか許してもらいました。

さて、僕がハマっているミホですが


彼女は当時、この店の№2で、指名は


いつもそこそこはいっていました。


ただ、僕は行く時間が遅い為、指名が被るのは


いつも決まったメンバーでした。


で、やはり多少は気になる訳ですが


それでも、彼女が僕を持ち上げてくれると


それなりに嬉しいわけです。


ところが、ドーパミンが分泌されている僕の


邪魔をするやつがいる訳です。


もちろん一緒に行っているTです。


店の帰りに、今日こんな話をしたんだけどさ~とか


今日、ミホがこんなことを言ってくれたとか言うと


「そうですか、そんなの言ってるだけですよ」とか


「大概、幸せですね」とか


こっちの意見をことごとく否定するわけです。


そうするとこっちも気分が悪くなる訳なんですが


問題なのは、僕が奢っている時もそんなことを言うわけです。


こっちは余韻に浸って帰りたいだけなのに、


人の金で飲んどいて文句言うなよみたいな。


Tも、自分の機嫌がいいときは、同じようなことを言う訳ですから


僕の話の時だけ否定されるのは気分が悪いわけですよ。


彼が、どうしてこうなってしまったのかはわかりませんが


この時は、これがまだほんのプロローグにすぎないことを


知る由もありませんでした。