「異常震域」地震でモスクワも揺れる 800人が一時退避
【以下転載】
ロシア極東で24日に起きた強い地震で、ロシア科学アカデミー地球物理研究所は、震源地から約6500キロ離れた首都モスクワなど欧州地域でも同国の12段階評価で「2」(12が最強)の弱い揺れを観測するなど「極めて広い範囲」が揺れたと発表した。
ロシア主要メディアによると、地震がほとんどないモスクワでは、揺れに気づいて不安を感じた市民が警察などに相次いで通報。市内の一部地域では念のため、住民約800人が自宅から一時退避する騒ぎとなった。人的被害や建物の被害は報じられていない。
今回の地震では、比較的震源に近いロシア極東各地でも揺れたが、目立った被害は伝えられていない。
【転載ここまで】
別名、スラブ内地震とも言われていますが、このような深発で強い地震の特徴は、震源の真上よりも離れたエリアで強い揺れが生じたりする事です。それを異常震域と呼ぶようですが、ここまで深発だと、プレート境界の固着もないマントルに面した所での発震になるので、いくらM8クラスでも、被害が生じる事はまず無いので、大袈裟にする事でも無いのかなとも思います。前の日記で、ロシアの研究所が5/26までにカムチャッカ半島付近でM7以上の地震が発生する可能性があると書きましたが、これの事だった可能性もありますね。にしても、M8.3は規模が大きすぎです。この影響が日本にどのような形で及ぼすのか、今後、北海道方面で巨大地震で発生する可能性が非常に高まってきたのかも知れません。
