:以下転載
『破壊的な地震が日本で一年半以内に繰り返される可能性』
「2011年3月に日本の北部で大地震が発生したが、同地方のプレートの緊張状態は完全には弛められていない」。シュミット記念地球物理学研究所のロシア人地震学者アレクセイ・リュブーシン氏はそう見なしている。リュブーシン氏によれば、これから1年半以内にこの地域でマグニチュード9.0級の新たな自身が発生する可能性がある。同氏はウィーンで開かれた欧州物理
もう一つの記事がコチラです。
:以下転載
『警告されたら準備せよ』
日本では近いうちにマグニチュードおよそ9におよぶ巨大地震が起こる危険性がある。ロシアの地震学者アレクセイ・リュブーシン氏はそのように考えている。リュブーシン氏は独自の地震予知メソッドを使っている。
このメソッドは多くの地震観測所から報告されるマイクロシグナルのシンクロ化に注目するものだ。正常の状態であれば、これらのシグナルはカオス的であり、
その場合は危険レベルは低い。逆に隣接する観測所からのシグナルがシンクロ化した場合には、地震が起こる予兆だという。
リュブーシン氏は2008年はじめから、日本列島についての観察を続けている。2010年を通じて、国際シンポジウムや会議などでリュブーシン氏は繰り返し、日本に地震が迫っていることを警告していた。 アレクセイ・リュブーシン氏によれば、2011年の大地震は津波によって被害が大きくなったものの、テクトニクス内の緊張をすべて発散したわけではないという。最近ウィーンで開かれた欧州地学連合会議では、そのような発表を行っている。
-私がかつて予想していたのは、2011年の地震の後、またリセットされて新しく地学的プロセスが始まる、ということでしたが、そうはなっていません。
振動のシンクロナイズは減少していない、つまり、地殻にたまっているエネルギーがまだ放出されていないのです。これが放出されるきっかけには様々なものが
あります。つまり現在の均衡を乱すものであれば何でもいいのです。台風や太陽風など、ファクターは多くあります。それを予測することは不可能です。
地震の予知については多くの方法が試されてきたが、いずれも頼りになるものではなかった。1995年の阪神淡路大震災の後、日本では耐震設計や避難訓練な
どに重点が置かれるようになった。しかし、2011年3月の後、日本の学者たちは再び地震予知に関心を持ち始めた、とリュブーシン氏は指摘している。
-昨年3月、日本では国際学会が開かれました。そのとき、私は日本に巨大地震が迫っていることについて報告しましたが、日本の学者らも賛成してくれまし
た。ただ、彼らの考えでは30年の幅があるとされています。もちろん、正確な日付を予測するのは不可能ですが、すべての前提条件が揃うのがいつか、という
ことは予測できるのです。
リュブーシン氏によれば、いまがそのような時期だという。2013年から2014年にかけて、南海トラフを震源とする地震が起こる可能性がある。
以前から私はツィッターなどでも報告していましたが、今更驚くような事でもありません。ここでリューブシン氏の指摘によると、東日本大震災の後も歪は開放されていないとの見方です。独自のメゾットとする、 『マイクロシグナルのシンクロ化に注目するもの』とされているようですが、ここで言うマイクロシグナルとは、低周波地震に注目をされているようです。 ここでは南海トラフと指摘しています。
その学術論文がコチラになりますが、さすがに全部を観ていないので、触り程度でしか理解していません。
その中で気になる画像をピックアップしてみました。
一枚目はは1997年~2012年までの低周波地震の解析を纏めたものです。簡単に言えば、十勝沖、東日本大震災、次の連鎖の巨大地震の低周波地震の前兆と思われます。
2枚目は2011年~2013年までの季節周期性を出したものらしいですが、色の低い地域、青や紫の部分が危険域とされているようです。春夏よりも秋冬の方が危険度が高い事を示しているように思います。
3枚目のチャートは、1997年~現在までの地震ノイズ示したもののようですが、2010年の6月辺りに立ち上がりがあり、その約半年後に大きな立ち上がりから東日本大震災発生しています。その後に一旦、静穏となるが、2012年の秋頃から大きな立ち上がりが出現し、現在に至っている様子です。現在は非常な危険域に差し掛かっている状況なのかも。
4枚目は、2002年に底を打って、約1年半後に十勝沖巨大地震が発生、2009年の2月頃に底を打って、約2年後に東日本大震災が発生、
今度は2012年の1月頃に底を打ち、現在に至る訳であるが、底を打ってから約2年後辺りが危険域とされているようです。そう考えた場合は、今年~来年に掛けての冬頃に発生する可能性が高いと言う事なのかもしれない。
リュブーシン氏の見解では、フィリピン海プレートの内での超巨大地震の可能性を示しているので、木村教授の示す2015年±3年と、リュブーシン氏の示す2013年~2014年の間に、超巨大地震が発生すると言った見解は、ほぼ一致していると観ていいのかもしれません。
それと、もう一つの根拠としては以前に話題にもなった北海道大学理学博士 森谷博士の地震エコーのデータからです。
この、森谷博士の地震エコーも以前は話題となったが、文科省からの圧力で2011年の12月を最後にHPでは更新されなくなったが、昨年の1月~2月辺りに発生となった場合は、エコーの前兆継続期間から算出するとM9.0とされていた。それから1年半以上が経過したが、最後に今年の3月に何かの記事で観た時は、未だにエコーは継続中との事だった。その地震エコーの前兆立ち上がりから現在までを、下記の数式で算出すると、想定はM9.4以上となる。
(Te) = 10^(1.2M-3.5)/ (Te) Teの単位は秒とする。
M9.4と言えば、東日本大震災の約4倍規模の超巨大地震となります。確かに、伊豆小笠原海溝沖で超巨大地震が発生し、全ての断層が破壊された場合は、ありえない事も無いかもしれませんが、現実離れし過ぎた話にもなります。その規模の超巨大地震が発生は誰もが想像していない事でしょう。
実際は起こってみないと分かりませんが、最低でもM9以上と言う事なのだと思います。リュブーシン氏にしても木村教授にしても独自のメゾットで東日本大震災を自前に予測していた事で知られています。私が観ている逆ラジオのデータも収束傾向ではあるが、今は関東方面は前兆は収束していません。今の所は、関東周辺で巨大地震の発生は無いと観ていいでしょう。今年の秋冬頃に収束になるのか注目される所です。いずれにしても、今のうちに最大の準備はされていた方がいいかと思われます。
- 超巨大地震は連鎖する/木村 政昭

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