東京国立博物館で台湾故宮展が開催中ですね。
この記事、6月頭に書いて寝かしてたのですが
結局どれだけ時間を空けても楚をageる記事しか書けないので
諦めてアップすることにしました。
特別展・台北 國立故宮博物院
http://taipei2014.jp/
前売り券は買わず。確実に行くと分かっていたのに
行く回数を予測できずに1枚も買わなかったとかアホすぎて悔しい……
この展示の私のいちばんの目玉トピックスはこれ!
毛公鼎が来ない
私は毛公鼎が台湾故宮最高の文物だと思っているんですが……
別に私の個人的な価値観だけでなく、
毛公鼎は古代中国の文物の中でも屈指の神文物だと思うんですが……
まあ白菜や豚肉の何十倍も大きいからね、
持ち出し禁止だったとしても仕方ないね。
↓台湾のサイトは普通に画像の無断転載禁止と思うのでこちらからどうぞ
鐘・鼎の銘文―漢字の源流展_毛公鼎
http://www.npm.gov.tw/exh99/bell/3_jp.htm
参考:中国には持ち出し禁止文物が何点もあります
→禁止出国(境)展览文物
http://zh.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%81%E6%AD%A2%E5%87%BA%E5%9B%BD%EF%BC%88%E5%A2%83%EF%BC%89%E5%B1%95%E8%A7%88%E6%96%87%E7%89%A9
台湾故宮展の公式サイトを見ると、その他の乾隆帝コレクションも
おとなしいものが多いなと思います。
数年前、北京の故宮から来た乾隆コレクションのほうが
乾隆帝本人の趣味に近いと私は思う! ※個人の妄想です
これまで博物館で見てきた乾隆コレクションからの個人的分析によると
おそらく乾隆帝は私といっしょで派手好き……!! ※個人の妄想です
乾隆帝の時代に楚文物が発掘されてたらきっと喜んだと思う……
でも乾隆帝ってすぐ文物そのものに文字彫ったりするから、
やっぱり楚文物の発掘が近代でよかった。
文物に字を彫っちゃう感覚は正直分からなくもないんですけど……
乾隆帝って漢民族じゃないし、だからこそ古文物を熱狂的に愛したのだろうし、
すばらしい文物を自分のものにできてうれしかったんだろうなあ……
台湾の方のセンスって日本人と似てるんじゃないでしょうか。
「こんな小さな玉を白菜の形に彫るなんて!!」とか
「玉を角煮そっくりに彫るなんて一流職人にしかできない!!」
みたいな、繊細なものに対する絶賛の仕方が日本的だなと言うか……
開催されてすぐに見に行ったのですが、やっぱり品のあるものが多かったです。
「こんなに小さいのにすごいねえ~」
という感想がそこかしこで聞こえていました。
私は文物は大きければ大きいほど感動するという
原始人のようなセンスの持ち主なので、小さいものは軽い気持ちで見ました。
スマホも使えないしやっぱり原始人なんじゃないか?
好きだなあ、と思った文物は“亞醜方尊”という殷~西周代の青銅器です。
このエッジの効いたデザイン……やはり亞醜一族は天才よ……
国立故宮博物院-コレクション > セレクション > 銅器 > 亞醜方尊
http://www.npm.gov.tw/ja/Article.aspx?sNo=04001148
“曾姫無卹壺”という楚恵王の夫人の壷も来てました。戦国初期です。
古代青銅器の輝き-中国歴代銅器展_覇と雄-春秋戦国の礼楽器と兵器雑器
http://www.npm.gov.tw/exh99/bronzes/html/page_jp_06.html
楚文物なのでもちろんいいものですが、
正直、楚の青銅器は保存状態もデザインももっと上のものがありますし、
図録にある「獣方の把手は、奇怪な生き物を表現することに長けた
楚の文化の真骨頂とでも呼ぶべきであり」という文章が不適切なので
☆マイナス1です。 <お前は何なんだ
こんな模範的な形の獣が楚の真骨頂のはずないんだよなあ……
やっぱり楚で終わってしまった、しかもdisってしまった。
別に楚の展示ではないのにね……
まあ誰だって地元の名産品が過小評価されてたら悲しいよね!
真骨頂と言うならこれぐらいはやっていただかないとな。
王子午鼎
春秋時代のブツです(どや顔)
楚で終わっては申し訳ないのでもう一度貼っておきます。
特別展・台北 國立故宮博物院
http://taipei2014.jp/
サイトに載っている文物はおしとやかすぎる……
もっと派手なものも来てますよ~!
