建甌旅行記【導入・雲際山】 | 呉下の凡愚の住処

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【建甌旅行記もくじ】

2013年1月25,26日に、福建省建甌市に行ってきました。
この地で呂蒙殿が信仰されていると聞いて!!
ネットの情報も少なく、かなり不安の多い旅でしたが
お優しい現地ガイドさんに全面的に助けていただき、
無事に全行程を終えられました。

画像をクリックすると大きく表示されます。
 ぜひ拡大してあげてください!



建甌 場所

↑建甌市は の部分です。
建甌という名前が初めて付けられたのは民国二年(1913)のことだそうですが、
この場所自体は三国時代の建安郡にあたります。

呉書第九地図
▲これ後漢の地図です(縮尺適当)
建安は右下

 後漢の建安元年(196)、会稽太守だった孫策が侯官を攻め、
 侯官都尉を廃し、上表して会稽南部および侯官北部を分割し
 建安南平漢興の3県を設置させた(侯官県も残ってる)。この建安県が今の建甌市である。
 ――と中国版Wiki(维基百科)には書いてありますが気力不足で詳細発見できず。
 『宋書』志第二十六・州郡二・江州の校訂に
 「建安縣 ,漢獻帝建安初,孫策立。」と書いてあることだけは確認した。


建安郡の郡治は建安県。
“建甌”という地名はマイナーですが、三国志においては孫呉の土地なんですね。

福建 棚田
▲車窓から見えた棚田

福建 棚田
▲これも車窓から

列車のラスト3時間ぐらいはずっとこんな感じの景色&トンネルが続いていました。

武夷山看板
▲武夷山第一勝境 天遊峰

武夷山駅にて。雲が多くて不安だった……

武漢から列車(注:硬座)に乗ること13時間程度で建甌駅に到着しました。

建甌站
▲建甌駅


目的地が車でしか行けない農村であることは事前にGoogleマップで確認していたし、
「道が悪いので通行できないときは諦めてください」的なことを
仲介会社さんに言われていたので、
列車では不安と不安と不安で数十分しか寝られませんでした……。
それでも私は硬座にあまり抵抗がない性格なので、
長時間でも大した苦痛にはなりませんでした。
不安による精神的圧力のほうがずっとひどかったんだ……


ホテルは駅からすぐの『白雲商務賓館』という場所にしました。
一泊158元(約2300円)。
駅近だしチェーン店じゃないんだから妥当なところか。
写真は撮ってませんが、中国のビジネスホテルでは綺麗なほう(我基準)で
インターネットの使えるPCも置いてありました。

当初の予定ではガイドさんがつくのは2日目だけだったのですが、
ご厚意で(我々がダメそうで放っておけなかったんだと思う)
1日目の目的地にもガイドさんをつけていただきました。ありがたやありがたや……
しかも休憩時間を2時間弱いただき、
私も1時間仮眠をとってから出発することができました……


◆雲際山


雲際山
▲入口


14:30ごろ着。ホテルからタクシーで向かいました。
(百度によれば駅近くからバスが出ているのですが、
 ガイド様方曰く「雲際山に行くバスは無い」らしい。どっちが本当なの……)
山です。ここが本日の目的地。
建甌の人たちのトレーニングや憩いの場となっています。

雲際山 地図
▲山全体の地図&区画説明


雲際山
▲お散歩コース紹介

看板の説明によると、
雲際山は紫芝山・梅仙山・鉄獅峰・文筆峰などの山々から成っている。
山上には善見塔・三清宮・塔山寺・梅福煉丹処・陸羽泉など、
山下には光孝寺、覆船山建安郡古城遺址、朱熹画卦洲遺址などの見どころがある。
……だそうです。

梅福:前漢後期の人。仙人になったらしい。
陸羽泉:茶聖・陸羽が作ったことになっている泉。
光孝寺:禅寺。あとで行きます
覆船山城:当時建安太守だった孫呉の王蕃が建てたらしい建甌市情報)。
 
山中にはなんと王蕃像がある。 <未到達だがこれは本当
画卦洲:若いころの朱熹と関連がある場所。


なぜここに来たのかというと、この三清宮の財神殿
呂蒙殿が祀られているという情報をゲットしたからです!!!
しかもその財神殿はかつて呂蒙殿の子孫が住んでいた場所らしい。
多くの関連サイトに「呂蒙の故宅(呉が滅びたあとに移り住んだ)」
と書かれていますが、呂蒙殿が呉滅亡まで生きていたというのは厳しすぎるので
子孫が移り住んだという説(<どこかのサイトで見た)を採っておきます……

 財神殿の情報は、わたわた様サル甘寧様のサイト
 『超級三国志遺跡紹介ホームページ《三劉》』
で拝見しました。
  http://sanliu.web.fc2.com/
 ありがとうございますありがとうございますありがとうございます……

雲際山 地図
が現在地でが目的地。遠い。


入口写真では歩道が整備されてはいますが、
コンクリートの道がない場所も多く予想以上のガチ山でした。
山道をお散歩場所として親しむ建甌の人たちたくましすぎる……
雲際山の森厳な山っぷりをご覧ください。

雲際山
▲登りはじめてすぐの場所。

たくさんいらっしゃいますがメインは文昌帝君らしいです

雲際山

雲際山

雲際山

雲際山
▲芝鹿亭と書いてある


雲際山
▲内部。絵も色使いもきれい


雲際山
▲憩楽帝と書いてある。景色が既に山中……


次回に続きます


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