イトオカシ -12ページ目

イトオカシ

姉、時々、妹。
姉妹のフィルターを通しての記録

(2005年1月~2019年8月まで、ヤプログにて。
2019年8月~アメブロにて。)

続き。

 

昼ご飯を食べた後は、シェラトンに戻るために南下しつつ、途中のシドニー博物館(Museum of Sydney)へ。
シドニーには、無料で楽しめる博物館や美術館が街中にいくつもあり、気軽に入ることができた。こちらもその1つ。


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無料ですと言われて驚かない程度の規模の博物館だったけど、オーストラリアの先住民であるアボリジニの作品や、歴史を学ぶことができて勉強になった。

 

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娘はまだまだ英語の説明文を読むのは難しいので、Googleレンズをフル活用(海外SIMを購入したのでサクサク使えた)。

昔は必死で英語頑張るしかなかったけど、こういうツールがあると脳みそ使わなくなりますね・・・とはいうものの、ちんぷんかんぷんの世界だと娘も興味が薄れると思うので、文明の利器を最大限活用することで、1つでも知識を得て自分の血肉としてくれれば何より。

 

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道すがら、旧造幣局(The Mint)にも立ち寄った。
1855年から1926年まで造幣局として使われており、現在は、一部が博物館として公開されている(ここも無料)けど、これはとりあえず寄った、ぐらいかな。建てられたのは1816年とのこと。日本は江戸時代、古い!オーストラリアは地震を引き起こすプレートの境界から離れているから、地震がほぼ起こらないし、建物崩壊もしないんだろうな。いいな・・・・
ショップのお姉さんが優しくて、他にも無料の公共博物館あるよ、とMAPをもらってさようなら。

シェラトンはポイントで1泊だけだったので、次なる宿泊先へタクシーで移動。
ホテルで待ってるタクシーに乗ったけど、運転手はメーター倒さないし、10ドルちょっとの距離なはずなのに「30ドルだ」と言い張る。私も夫も負けずに「それはおかしい、高すぎる。調べたで。」と言い返すと「半日ホテルで待ちぼうけだ、客が乗ってくれない」と言い訳しだすので「そんなの関係ない!」と反論したが、「あんまり値切らないで・・・」と懇願されたので、チップだと思うことにして、唯一持っていた現金20ドル札で手を打つことにした。ちなみに、もう1回違うタクシーでも似たようなこと起こったので、日本人ってだけでナメられやすいんでしょうね・・・・
ウーバーが主流になった今、タクシードライバーって厳しいのかな、なんてちょっと感傷的になっちゃったけど、ルール違反は違反なのでね。まぁこれも娘にとっていい経験かと。

まぁ無事にホテルへ到着。
2泊目と3泊目は、パークロイヤル・ダーリングハーバーホテル。

 

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明日の現地ツアーのピックアップ場所の1つだったので、こちらを選択。
ハーバーと言うだけあって、少し歩くと海で、海沿いにレストランがたくさんあり、クルーズ船が停泊していたり神戸のメリケンパークみたいな雰囲気。

 

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夕食を買おうと思っていたフードコートが早々と閉まってしまっていたため、足を伸ばして「美しすぎるショッピングアーケード」として観光名所の一つとなっているQ.V.B(クイーン・ビクトリア・ビルディング)へ。

外観はよくある重厚な建築だけど、内部はステンドグラスと高い天井で美しい。入っているテナントは、ごく普通のスーパーからブティックまで180以上。

 

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現地に行ってから知ったけど、シドニーではお店が閉まる時間がすごく早くて、フードコートに限らずデパートも18時ぐらいに行ったらデリ売り場なんて真っ暗。客に不便を強いても早く帰ろうという文化が根付いているんだと思う。家族との夕食を楽しんでいる姿が目に浮かぶ。


日本に限らないけど、便利さを求めるあまり、働き方が異常でも異常だと言えない雰囲気になるのって、結局はマイナスになる事象の方が多いと思う。日本では、最近でこそ24時間営業しなくなったコンビニや牛丼チェーンが増えてきたが「じゃあ夜勤している人間の事は考えないのか!?」みたいな反論を受けているし。「みんなの幸せ」を叶えることが不可能に近いなら、どこかで「ごめんそれは無理!」が言える社会であってほしい。
こういった文化の違いを目の当たりにした時は響きやすいだろうと考え、娘にも何回も言い聞かせた。職場がブラックだと感じたら一刻も早く逃げろと。自分の中の幸せを見つけろと。

 

2日目スタート。

ホテルの朝食をつけてなかったので(そして今はボンヴォイのステイタスがプラチナではないので)日本から持ち込んだプロテインクッキーやスープ、スーパーで購入したオレンジで簡単な朝ごはん。

 

 


ひんやりとする外の空気をありがたく思いながら、また違うコーヒースタンドに寄ってラテを片手に北上。

 

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美しい建物を見ながら、いくらでも歩ける!

 

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途中、私の細々とした趣味の1つである切手収集のため、オーストラリアの郵便局へ寄った。こちらの郵便局はなかなか大きくて、郵送グッズの他にも文具なども販売されていた。

肝心の切手は、オーストラリアにおけるパリ五輪記念切手を買えて満足。

 

 

道すがら、ニューサウスウェールズ州立図書館にもたまたま寄ることができた。オーストラリアで最も古い図書館らしい。

 

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ギリシャ建築のような外観に惹かれて中に入ったけれど、内部も荘厳で美しくて思わず写真を撮ってしまった。天井が高くて開放的で、地元の方が勉強したり読書をしたり。

 

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14年ほど前に行ったストックホルムでも市立図書館に足を伸ばした思い出があって、当時の写真を見返してみた。

さらに歩いて、目的地はオペラハウス。昨日は外観を遠目で見学したけれど、この日は内部見学ツアー(日本語)に参加。オペラハウスでのコンサートチケットなんかを持っていたら別だけど、見学ツアーに参加しない限りは内部を見ることができないと知り、シドニーに到着してから予約。夏じゃないからかもしれないけど、前日予約でも普通に取れた。日本人観光客が少ないのかな(滞在中、数えるぐらいしか日本人に会わなかった)。

 

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費用は大人がAUD33、小人(15歳までこちらだった)が AUD23で、ツアー時間は45分弱という決して安くはない設定だったけれど、参加してよかった!
日本人スタッフの方のテンポ良い解説で、どのようにオペラハウスが設計、建築されたのかを知ることができ、ぼーっと見ているだけでは分からないような特徴を学ぶことができた。

 

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こういった体験も、例えば娘が4歳だったら集中して聞けないだろうし(こどもはもちろん親も)中学生となり、感性も少しずつ大人めいていくタイミングで一緒に経験することができて何より(これはシドニー旅通じて思ったこと)。

ランチは、事前にリサーチしていたオーストラリアのファーストフード店、Betty's Burgersにて。普段あまり食べないようにしていても、旅先ではついつい気が緩んでこういったジャンクなものも食べてしまう。

 

 

でも、〇クドナルドより断然美味しい、特にポテト。パテもしっかりお肉だし、店内もポップで可愛いしおすすめ。
 

続く。

 

1泊目はポイント利用(53000ポイント)に11000円を足して、キングサイズベッドに移動式ベッドを設置してもらった。広々としていて快適。

 

 

日本に比べたら荒い造りだけど、海外のホテルの中では綺麗な方だと思う。

 

 

勤続20周年の祝い旅行だと伝えていたら、スイーツを運んできたけど、なぜかhappy birthday

 

 

スパークリングワインまで。

ちょっと言っただけなのに。ボンヴォイ会員効果?

 

 

一息ついた後、ホテルの目の前に広がるハイドパークにある、セントメアリー大聖堂へ。南半球最大級のゴシック建築で、オーストラリアで初めて建てられたカトリック教会とのこと。外観だけでなく、内部のステンドグラスも美しいため、観光客がたくさんだけど、信者の方も祈ってらして荘厳な雰囲気が漂っていた。

 

 

街中を馬に乗ったpoliceが!

ハイドパーク内でフンが放置されているとこも見たので、このあたりの大らかさが日本と違うところ。歩く人は自分で気をつけましょう、って感じ。

 

 

これは何だったか忘れてしまったけど、シドニーはこのような煉瓦造りの建築が中心部にも多くて美しい。

 

 

シェラトンには屋内プールがあったので、ご飯前にひと泳ぎ。最上階にあり、夕陽が沈みゆくシドニーを一望できて素晴らしかった。

 

 

フードコートでテイクアウトした夕食を部屋で食べながら、虎テレで阪神戦を見て眠りにつきました。

1日目終わり。

前回からの続き。

 

シドニー空港の着陸制限は午前6時~のようで、羽田離陸を遅らせたけど、追い風だったのか順調にフライト時間を縮め、ほぼ定刻通りの午前6時半過ぎに到着。時差は1時間(日本より1時間進んでいる)ので、日本時間でいうと、午後9時離陸、午前5時半到着という、眠たいけど時差ぼけは起こりにくい良い時間帯。

 

シドニー空港は、街に近いところにあるので、エアポートリンクという電車に乗れば楽に市内に出ることができる。

シドニーはキャッシュレスが進んでいると調査していたため、実はこの旅、同僚に「余ってるオーストラリアドルあげるわ」と頂戴した20ドル札以外一切両替せずに乗り込んだ。

ではどうしたのかというと、ソニー銀行のデビットカード(外貨預金口座を開設して、最低限の為替手数料で一定金額をAUDに替えておいた)とクレジットカード。クレジットカードは手数料が高いのでほぼ使わず、デビットカードをフル活用。

 

電車に乗るときも、クレジットとデビットカードでピッとするだけ。めちゃくちゃ便利。

 

 

初日のホテルは、シェラトングランド・シドニー・ハイドパーク。電車の駅からわりとすぐでナイス選択であった。

節約のためにマリオットボンヴォイポイント利用。さすがに早すぎて、アーリーチェックインは出来なかったので、荷物を預けて、近くにお勧めのコーヒースタンドがないかをスタッフの方に質問。すぐ裏に僕のオススメあるよ、とベルボーイに教えてもらって早速GO

 

 

オーストラリアはコーヒースタンドが非常に多く、スタバみたいなチェーン店が凄く少ない。コーヒー党の私達、この旅の楽しみの1つとなった。

娘はコーヒー飲めないので、抹茶ラテ。観光客もワーカーも、各スタンドの前でコーヒーを待っているという光景幾度となく見たなぁ。

 

 

この日の朝の気温は12度ぐらいで冷えてはいたけど、酷暑の日本に比べたらマシ。

歩いても歩いても汗が出ない。そのままぐんぐん歩いて、シドニーの名所の1つ、ハーバーブリッジ方面へ。

やたらマラソンコスチュームの人が多いなと思って見ていると判明。「Sydney Harbour 10K&5K」と書いてあって、どうやらチャリティーマラソンのよう。みんな思い思いの格好で、楽しそうに走ってる~

走り終わった方に写真を撮ってと頼まれたので撮影したけど、男性も女性も生き生きとしてパワフルで、旅の初めから元気もらった。

 

 

マラソン会場からは、オペラハウスを眺めることができ、最高のビューだと思う。私も5Kぐらい一緒に走りたくなった!

シドニー滞在中、このカモメたちをめちゃくちゃ見たんだけど、モコモコしてて可愛すぎた。

 

 

オペラハウスから徒歩圏内のロックス地区は、シドニー発祥の地として有名。

その昔、イギリスからの入植者が開拓した地域らしく、石畳の道や、レンガ作りの建物が古風で美しい。シドニー、振り向けば超近代的なビル群がある一方、こういったクラシカルな町並みが続く場所もあり、そこが私好みだった。

この日は日曜日だったのでロックスで週末だけ開催されているマーケットを覗いてみたけど、心ひかれるものはあまりなかったなぁ。観光客向けというかんじ。

 

 

WEB情報で見かけたこのパブ”The Hero of Waterloo”が気になり、ランチはここですることに。ここ、すごく良かった!

11時オープンだけど、食事メニューは12時からと言われたので、夫と私はビールを飲み、娘はジュースで時間つぶし。本を読んだり、地元の方とバーテンダーの会話を聞いたり(2割ほどの理解・・・)日本では考えられない贅沢な時間の使い方。

 

 

フルーティーで最高に美味しいビール。

観光客向けのお店ではなく、ローカルの方がどんどん入ってきたけど、若いバーテンダーは夫のビールに関する質問にしっかり答えてくれたし、疎外感はなかった。

 

 

薪がパチパチと音を立てて燃えるぬくぬくとした空間で、冷たいビールを飲む幸せ。

あぁ、働き続けてきて良かった・・・・

 

 

レストラン担当の方が働き始める時間なのかな、12時になったらわりとすぐに料理作ってくれて、まずはフィッシュアンドチップス。

 

 

ラム肉の煮込み。ホロホロ!

 

 

これはビーフだった記憶。

野菜も(荒いけど)しっかりあるし、お肉も大きいし1皿ごとの満足度が高く娘もおいしいおいしいと笑顔。

 

 

1日目もまだ続くので一旦止めます。

 

姉です。

夫が勤続記念休暇をもらったので、私も夏休みと有休くっつけて2024年の夏はゆっくり海外旅行へ!と考えて決めた行き先はシドニー。

 

 

はじめは、ロサンゼルスに行ってメジャーの試合観に行くついでに、アナハイムのディズニーランドは?と思ったけど、コロナ禍以降の治安悪化が気になり、夫の英会話の先生(ロス出身)に聞いてもらったら、公共交通機関はあまり使わない方がいいかもねと。

レンタカーを勧められても、ちょっと乗り切れなくなり。あと、ドジャース戦+ディズニーランドチケット+現地物価+チップとか勘案するとひっくり返りそうな予算になり頓挫。

 

そんな時、ふと調べたオーストラリアのシドニー。

時差も1時間だし、治安も良さそうだし、街がそんなに大きくなさそうなので、程よくゆっくりできそう。物価高はあるけどアメリカよりマシだし、チップ文化もないから負担も減るわ、決まり!と。

関空からはジェットスターだけが直行便を飛ばしているけど、9時間強のフライトなのでゆったり行きたいな、JALでマイル貯めようかな、と思って羽田からシドニーへの直行便に乗ることに。そして、お祝いなので、奮発してプレミアムエコノミーで行くことに。

 

もちろん、伊丹から羽田まで移動しないといけないし、手間はかかるけれど、行く過程も楽しもうということで。

 

シドニーからケアンズに移動してゴールドコーストへ、とも考えたけど、移動で1日消えるし今回は避暑も兼ねてゆっくりしたいという気持ちが強く、6泊8日シドニーのみでというプラン。

ガイドブック読んでると、シドニー市内だけなら3泊ぐらいで充分だろうと思いつつ、20代のように駆け抜けるような観光ではなく、ゆったり過ごしたいなと思い、あえての6泊。郊外へのツアーも組み込み、私たちなりのプランニング。

シドニーの事ならなんでも聞いて、というぐらい隅々までシドニーを楽しみ尽くした夏のお休みを記録。

 

 

(1日目 出発日 機内泊)

午前中は、最後の準備をして、パリオリンピック開会式を録画視聴。日本がオリンピックで湧いているであろう初めの1週間、オーストラリア発信のニュースしか見られないから、開会式だけでも見れ、スポーツ観戦好きの娘は満足そうであった。

 

14時半の伊丹発で羽田へ。

羽田発19時半なので、羽田ではさくらラウンジで搭乗待ち。途中、ひょんなことからアメリカ人弁護士の方に話しかけられ、渡豪前に英語脳へ。ネイティブと話すたび、フィリピンの先生と話している英語とは違うなと実感。。まだまだ頑張らないと。

 

19時半離陸予定が、シドニー空港での早朝時間制限に引っかかるという理由で30分遅らされ、さらに、管制塔の指令で離陸待機となって21時発となったけれど無事に離陸。

 

プレエコの感想は以下の通り。

 

⭐︎メリット

席が前後横に広く、圧迫感がない

レッグレストで脚のサポートをしてくれる

席を倒しても前後に影響がない作り

さくらラウンジが利用できる

席数が少ないゾーンなので静か

 

★デメリット

値段がエコノミーより高い

機内食はエコノミーと同じ

フルフラットにはならないから、寝る時はやっぱり脚がしんどくなる。

 

こう書くと、小柄な方は意外とエコノミーで問題ないかも。我が家は、伊丹からの乗り継ぎ組だったので、さくらラウンジで、阪神戦を見ながら待てたのはかなりレベル高いポイント。

総合的にプレエコ最高!とは言えず、長距離はビジネスがベストなんだろうな。でも高いわ。せめて燃油サーチャージが安くならんかな。

 

9時間半のフライトなので、機内食食べたり、ウトウトしてたら意外と早く着く。ハワイと同じ感じかな。 

 

続く