ロングトレイル
さて、今日はこれから開発していくロングトレイルのお話です。
まず、ロングトレイルとは何ぞや?
正確には「Long distance trail」名の通り、長距離トレイルという意味です。
天山北路、カミーノ・デ・サンティアゴ、マッカサン(オーストラリア)、オレゴン(アメリカ)、インカ(ペルー、ボリビア、チリ)といった歴史的古道から、パシフィッククレストトレイル、アパラチアントレイル(ともにアメリカ)などの近代形成された長距離自然歩道など、かつての旅人から現代のバックパッカーを受け入れてきた多数のトレイルがあります。
風、大地に五感で触れながら自らの体で進めていく旅。それがロングトレイルジャーニーの最高の醍醐味。
さて、いま私たちはそんなロングトレイルを尾鷲で開発中です。尾鷲を通るロングトレイルといえば、まさに「熊野古道」ですが、実はこんなところにも天然のロングトレイルがあります。
尾鷲一周トレイル
これは尾鷲を一周する よう囲む山陵をなぞるトレイルで、九鬼の南のナサ崎から八鬼山~矢ノ川峠~高峰山~汐ノ坂峠~P400~便石山~馬越峠~天狗倉山~猪鼻岬と、全長50キロ、高低差1045メートルになります。
まだまだ不明瞭なポイントが多いため、この冬に踏査をしながらイラストマップにでもしていく予定です☆
※このルートは、携帯電波が入らない箇所が多く、危険箇所や熊出没地帯が存在するので、単独や初心者同士の入山はご遠慮くださいm(__)m

天狗倉山より
市街地背後に見えている山陵はすべて一周トレイルになります
ちなみにココ天狗倉山も☆
☆★新年会★☆
この組織についての詳細は コチラ をどうぞ☆
もう最っ高でした~っ!!(≧▽≦)/

Camino de Santiago INDEX
Camino de Santiago Index
フランスのサン・ジャン・ピエー・ド・ポーからスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ、さらにフィニステーラまでの行程インデックスです。
レオン ~ オスピタル・デル・オルビゴ
オスピタル・デル・オルビゴ ~ アストルガ
アストルガ ~ フォンセバドン
フォンセバドン ~ ポンフェラーダ
ポンフェラーダ ~ ペレへ
ペレへ ~ オ・セブレイロ
オ・セブレイロ ~ トリアカステラ
トリアカステラ ~ サリア
サリア ~ ポルトマリン
ポルトマリン ~ ポルテラ
ポルテラ ~ アルスーア
アルスーア ~ モント・デ・ゴソ
モント・デ・ゴソ ~ サンティアゴ・デ・コンポステーラ
サンティアゴ・デ・コンポステーラ ~ フィニステーラへの道
Camino Journal ~4月30日~
マンシージャ・デ・ラス・ムラス ~ レオン
この日は、ブルゴスから200kmぶりの“大都市”レオンまでのおよそ18kmを歩きます。18kmという距離は、膳カミーノのたびの中では、ラストのモント・デ・ゴソからサンティアゴ・デ・コンポステーラまでの5kmに次いで短い距離です。午前10時というかなり早い時間に到着し、アルベルゲで寝床を確保した後は歴史都市レオンを丸々半日十二時間、十二分に満喫できました☆
月と大地と・・・
マンシージャ・デ・ラス・ムラスを出て4km地点。カミーノに沿うように水路が敷かれています。私はその土地の自給生活には欠かせないこの「水路」というものに興味があり、調べまわったことがあります。熊野では起伏のある地形を利用して川に沿うように人工河川を設けていることによって川よりも標高の高い畑田に水を供給しています。一面平原のマンシージャ周辺では橋梁状の水路を設けていました。
今日も日がまた登る 当たり前のことに心を動かされる毎日・・・
モロ川に架かる橋
並行する国道N-601号線の車の量も増え、大都市レオンに近づいたことを実感
アルカフエハの集落へ続く道
ワンちゃんもカミーノへ向かう!?
道を行く人
歩道橋をわたります。
無機質なのになんだか芸術的なこの歩道を、前に立っている男性は一生懸命に
一眼レフで撮影していました(笑)そういう私もあらゆる角度でパシャパシャ・・・
レオン新市街地
マロニエの木に咲き誇る白い花に春を実感
レオンの街に入ったときはまだ午前9時半。少し早すぎたので少しゆっくりしようと、フランス人のパスカル、そして道中で知り合ったフランスはボルドーからきたネロ夫妻とともに旧道沿いのバルへ入りました。英語が堪能なネロ夫妻はボルドーで果物農家を営んでいるというが、まだ20代半ばと若い!ワイン用のブドウ収穫期は目も回る忙しさというが、農閑期になるとよく2人で旅に出るといいます。今回はこの農閑期を利用してサンジャンピエードポーからサンティアゴまでを旅し、来年はネパールと東南アジア周遊を計画しているとのこと。こんなところで、フランス人とアジア話に盛り上がる私でした☆
整然と中層ビルが立ち並ぶレオンの新市街地を抜けた後、城壁を過ぎ、重厚な石畳が似合う旧市街地に入ります。公営アルベルゲに荷物を置いた後、シャワーを浴びてレオン市街地へ繰り出します。ちょうど先ほどフランス人たちとアジアの話をしていたせいか、アジアグルメが妙に恋しくなった私は、たまたま見つけたケバブ屋に入るのでありました☆
活気のあるレオン旧市街地
インテリアショップ、ソーセージ店、アウトドアショップ、旅行会社、居酒屋・・・
誘惑がい~っぱい
レオンの公営アルベルゲの様子
韓国人巡礼者と「病院みたい(笑)」と語っていました~
さらに病院っぽく見える一枚
今日も頑張った☆
徐々ににぎやかに・・・
バックストリートの日常
石畳広場
市場に、その街の活気を覚えるのはどこの国でも同じ
市場の一こま きゅうり、ナス、ピーマン・・・なんか野菜のサイズが大きい・・・(苦笑)
現在は銀行(El Banco)となっているこの建物はガウディの設計
レオンの大聖堂
本日のイチオシ(笑)
ちなみにこの店は「Eurasiaユーラシア」というアジアンインテリアショップです
薄暗くなった頃、いったんアルベルゲに戻りました。このとき、私のベッドの下段になった気さくなスペイン人女性がおり、1時間ほどお話をしていました。英語が堪能なこの女性はフランスとの国境にごく近いサンセバスティアン(バスク名ドノスティア)から来たといいます。私が「明日はどこまでですか」と聞くと「明日は私の家の私のベッドの中よ。今回はブルゴス~レオン間1週間の予定だったから、明日はレオン駅から列車に乗って6時間かけて帰るだけよ」と。はるか東の果てからやってきた私にとってはなんだか変な感覚がします(笑)まるで、四国巡礼のとき「明日は大阪の自宅に帰るだけや~」みたいな
この後、なんとこの時期では珍しい“雷”なるものが鳴りました現地在住の人でも4、5月に雷なんて聞いたことがないという。これも私が呼んだのであろうか・・・m(_ _)m 今まで話していた女性は雷の音を聞くや否や反応し、外へ出て行こうとします。「どうしたのですか」と聞くと、「嵐が私を呼んでいるわ。嵐の香りを体いっぱい浴びたいの」と。とても不思議で神秘的な女性でした。
19時を過ぎ、さっきまでの晴天はこのとおり・・・
21時を過ぎた頃、マンシージャのアルベルゲで一緒だった4人の韓国人女性が「バルで乾杯をしよう」と誘ってくれたので、アルベルゲ向かいの広場の隅にあるバルに行きました。この中で、パクは19歳の娘さんとの巡礼、ヨウニーは同世代の女友達との巡礼でした。バルでこのとき頼んだチーズポテトがまたまた超美味でした!22時直前、門限ぎりぎりの時間に切り上げ、私も自分の頼んだ分の代金を払おうとしたら、全員分を払ってくれたパクが「いらないよ」と言いました。韓国では誘った者がすべてを支払うという一種のおもてなし文化があります。これはおもてなしを受けたものとして、ありがたく従うことにしました。
これマジ最高だった~!!