バレンタイン・チョコレート | かふぇ・あんちょび

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このカフェ、未だ現世には存在しません。

現在自家焙煎珈琲工房(ただの家の納屋ですけど…)を営む元バックパッカーが、

その実現化に向け、愛するネコの想い出と共に奔走中です。

 年の始めは日々の過ぎるのが早いですね。
ホテルではもうバレンタインデーの準備が始まりました。
あとちょうどひと月ですもんね。

 フランス人のシェフ・パティシエが、ホテルの広報誌に載せるバレンタイン・チョコレートの写真撮影をしていたので、通訳がてらセッティングに参加しました。

 彼のチョコレート細工の腕はたいしたものだと思います。
バックのクロス以外は全部チョコですよ。
私はパン職人ではありますが、製菓部の通訳係の立場を利用して、彼が帰国してしまう前にこのチョコレートの技術は盗んでやろうと密かに思っています。
先日弟子入りを直訴してみたら、
「ジャア、マズコレ読ンドケ。」
と、チョコレートの種類と性質に関する分厚い資料を渡されました。
フランス語でないのが救いですが、なにぶん旅行中の独学英会話ですので、英文読解が得意という訳でもないんですよね…。

 まあ、今年のバレンタインには間に合いませんが、私も恋人たちの甘い気持ちを伝えられるようなチョコレート作りますよ!

ひと月後には、いろんな想いを込めて、各地でチョコレートが乱れ飛ぶのだろうなあ…。