「心を知る技術」の本 | 心理療法セラピストAncellaと飼い犬ももからのツッコミ

心理療法セラピストAncellaと飼い犬ももからのツッコミ

大阪でヒプノセラピー(催眠療法)、クラニオセイクラルセラピーやエネルギー療法など、心と身体に働きかけるセラピーをしています。
飼い犬ももからのツッコミ入りつつ(たまにツッコミいれます)綴っていきます。

大阪北浜でヒプノセラピー(催眠療法)、クラニオセイクラルセラピー、エネルギー療法をしているアンセラです。(サイトはこちら→Ancella

 

 

いつものように図書館で何気に手に取った本。

 

「心を知る技術」

最高の人間関係にする2つの視点

 

ドクター・ジョン・F・ディマティーニ著書 フォレスト出版

 

これを読んで、なるほどと、このメソッドを習いに行きたくなったぐらい、お勧めしたい本です。

 

 

どういう心の技術かと言うと、まるっと言えば、相手の価値観を知り、自分の価値観を知って、それらをリンクさせることによって、お互いを思いやった関係を築くと言うメソッドです。

 

 

なんや、あたりまえのことやんと言う声が聞こえてきそうですが。

 

 

そのあたりまえができなくて、パートナーや友人、職場、その他の人間関係でしんどい思いをしています。

 

 

まず、最初は、人間関係にまつわる10の神話と思い込みを浮き彫りにして、その神話から解放していきましょうと言う内容です。

 

1、(新しい相手との)関係は、きっと幸せにしてくれる

 

2、運命の人と出会うことで、自分は完全になれる

 

3、正しい関係は永遠に続く

 

4、この困難を乗り越えさえすれば、その後は平穏になる

 

5、良好な関係を築くには犠牲が必要

 

6、最高のセックスは付き合いの初期のときだけ

 

7、正しい関係では努力は必要ない

 

8、誰かと一緒でなければ、自分は孤独になってしまう

 

9、子供が結婚生活を完成させる

 

10、正反対の者同士が惹かれ合う

 

 

思い当たることありませんか?

これは全て思い込みです。

 

例えば、 人間関係を築く目的は、あなたの内外に存在している本来のバランス気づくためであり、あなた自身が完璧で素晴らしい人間であることを知るためです。

 

 

誰かにしがみついたり、ないものねだりをするのはやめることです。

 

今あるもの(持ち物、周りの人)に感謝しましょう。

 

あるがままを愛するのです。

 

運命の人はあなた自分のすべての要素に気づき、そのすべてを愛する手助けをしてくれます。

 

つまり、あなたが気づいていない部分に、あなたが気づいて感謝するのを助けるのです。

 

ただし、自分に欠けた部分があり、それを誰かが埋めてくれると期待してはいけません。

 

あなたに欠けているものなど、何ひとつないのですから。

 

正しい関係はパートナーの双方がそれを望む限り続くものです。

 

純粋に幸せだけの人生はあり得ない、良い時も悪い時もそれらを分かち合って、年を重ねます。

 

ありとあらゆる正反対(相補)の特性を体験します。

 

人間関係のコツは、永遠と言う幻想を捨てて、愛されるために今できることに集中する。

 

 

パートナーと自分の価値観を尊重して、二人がもっとも満たされるようにする。

 

 

どんな関係も持続させるためにはお互いの努力が必要。

 

私たちはまさに、互いに写しあう鏡の存在です。

 

何も欠けているものはありません、相手に与えてもらわなくても、すでに自分が手にしています。

 

 

あなたが気づいていようがいまいが、すべての特性は、あなたの中にあるのです。

 

 

相手の何かが神経に触るときは、自己の内面を見つめ、まさに同じ性質が自分にもあると知る、しかも同じくらい存在すると気づく

 

自分自身の無いと思う部分、影の部分を統合して行く度に、自分自身への理解が深まります。

 

 

影そのものも、自分の完璧な一部であることがわかるようになります。

 

 

人と関係を持つことで、あなたの内外に元々存在するバランスをに目覚め、あなたの素晴らしさと完全性に気づくのです。

 

 

自分の幻想を相手に投影するのをやめると、相手をはっきりと理解し、感謝できるようになります。

 

 

相手に非現実的な期待をかけている自分に気づき、あなたが相手にかける唯一の理に適った期待は、相手が自身の価値観に従って生きることです。

 

自分の価値観の優先順位をつけるワークが書いてあります。

 

それをやっていくと、やっぱりというのと、あー、こう思っていたのだと、気づけました。

 

 

相手の価値観と、自分の価値観を擦り合わせていきます。

 

自分が何に価値をおいているのかを知る。

 

そこを侵害されたら、自分が不快に思う。

 

そのポイントを知る。

 

同じように相手の価値も、そのポイントも知ることで、相手との良好な関係を築いていくことができる。

 

 

この本を読んで思ったことは、 相手から受ける嫌だなと思うところは、自分の中にもある。

 

相手から投影される自分の影の部分を認め、統合していくことで、自分を認められるようになる。

自分を認められたら、相手も認められるようになる。

 

結局、人の嫌なところも、良いところも、全部を自分が持ち合わせているんだなということでした。

 

 

「よく心して、その言葉をかみしめや」

(天国のもも)

 

ええ、ええ、この本を読む前から、やってますって。

 

で、床に落ちたん食べにきてるんと違う?

 

「それは内緒」(天国のもも)

 

 

犯人か?のももにポチっをお願いします。

 

この本を読んで、とても気持ちが満たされた感がありました。

結局、全部認めて、統合ですね。