小鳥遊(たかなし)は、日本人の姓。難読で知られる。
清和源氏・井上氏流高梨氏・高梨盛光に連なり、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町が中心。小鳥が遊んでいるならば天敵である鷹がいないはず、ということで「たかなし」と読む
意外と歴史は古く、江戸時代後期に編修された系譜集「寛政重修諸家譜」にも記載されている。
小鳥遊(たかなし)さんの他にも月見里(やまなし)さん、栗花落(ついり)さんたちがある。 小鳥が遊ぶのはタカがいないからで「たかなし」、月がきれいに見える里は「やまなし」、クリの花が落ちる梅雨の入りで「ついり」が、読みの由来とも言われているが、なぞかけ連想ゲームを思わせる。風情もある漢字の読みは名字ではないが、万葉集のころからあるそうだ。
最近では、本名よりもフィクションの名字が多いという。