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新人ライター奮闘記

自分は今、制作会社に企画要因、プロットライターとして参加しています。

ブログには、プロデューサーとの打ち合わせや企画書の書き方についても書いていきたいと思います。


また、「文章の書き方」、「企画の見つけ方」なども書いて行きたいと思います

今週号の雑誌「SPA」の特集見出しを見て、思わず衝動買いしてしまいました。


こんな見出しです。


「会社を辞めても食べて行く技術、組織に頼らなくても生きて行く方法はいくらでもあった!!」

「おっ!、これは読みたい」と、まんまと乗せられて(笑)、買ってしまったんです。

やっぱり、会社、組織に属さずに生きて行く方法って、僕のようにフリーのライター業を志す人には、かなり興味深い話題なんですよね。


最も目を引いたのは、Phaさんという方が言っている方法論。

Phaさんって方は、ネット界では有名なプロニートを宣言している方で、いかに働かずに、会社に就職せずに生きて行くか?を考えて、実践している人なんです。


まぁ、家にひきこもって外に出ないというイメージのニートとは違って、phaさんの場合、ギリギリ死なない程度には働いているので、純粋なニートじゃないのかもしれません。


しかし、そんな事とは関係なく、phaさんの価値観は学ぶべき事が多い。


Phaさん曰く、「ネットで同じ価値観の仲間と助け合って生きていれば、年収80万円でも生きて行けます」と、言う事らしいんです。

「本当かよ?」と、疑ってしまう人も多いと思いますが、phaさんが書いた「ニートの歩き方」という本を読むと、事実である事がよく解るんです。

僕も買って読んでみましたが、フリーランスで働く人に限らず、自分の価値観を見直す事が出来る良書です。



新人ライター奮闘記


phaさんは、自身がつくったブログやwebサイトに広告を張って、その収入で稼ぐアフィリエイトで5,6万円稼いでいます。

そして、価値のある本を古本屋で見つけてきて、ネットで販売する、せどりと呼ばれる商売で、2,3万円稼いでいるんです。

もちろん、それだけじゃ生きていけないから、なんとか家賃は安くしないといけない。


そこで、phaさんは、シェアハウスをやろうと思いつき、同じ境遇にいる仲間を集めて、共同生活をする事を思いついたと言います。

共同生活だから、つねに家には誰かいる状態で、一人の寂しさを感じる事はないというのもシェアハウスをやると決めた大きな理由だとphaさんは書いています。


詳しい内容は本を読んでほしいと思いますが、本の内容で僕が感激したのがこの文章です。


「僕の知り合いで、大学を卒業してすぐに大きな会社に勤め、その半年後に自殺してしまった人がいる。

聞く話しによると会社がとても厳しく、仕事もハードで家にあまり帰れず、毎日いつも疲れていて、仕事についてずっと悩んでいたらしい。

(中略)仕事なんて命に比べたらどうでもいい。人間は仕事のために生きているわけじゃないし、仕事なんて人生を豊かにするための一つの手段にすぎないんんだから!」


まったくその通り。でも、時々、大事な事を忘れてしまうんですよね、僕らは。

会社に就職しなきゃダメ、会社で働かなきゃ人として認められない。

そんな価値観は捨てて、視野を広げて、様々な生き方をみつめる事が大事になって来ているんでしょうね。


昔、クドカンさんが脚本を担当した「11人もいる」っていうドラマがあったんです。

そのドラマに出てくる台詞に、「俺は社会のクズにはなっても、人間のクズにはなりたくない!」っていう台詞があるんですけど、なぜか思い出してしまいました。


ニートやフリーランスって社会的な立場は低いけど、でも、人間のクズってわけじゃない。これって、かなり大事な事です。


もちろん、phaさんが言っている事は、犠牲にしなきゃいけない事がたくさんあります。

たとえば、車はお金がないから買えないし、結婚して家族を持つことは無理かもしれない。

だから、誰にでもオススメできる生き方、価値観じゃない。

でも、phaさんのような生き方、価値観もあるという事を知っているだけでも、なんだか気持ちが楽になったような気がしませんか?


そもそも、今僕が勉強している、脚本や映画、ドラマ、演劇、小説といった物語は、登場人物を通して、世の中に様々な生き方、価値観を提案する事が役目だったはずなんです。


phaさんの本を読んで、大事な事を思い出した気がしました。

なんだかやる気が出て来ました(笑)

「おまえ、何が書きたいんだ?描きたいことがあるのか?」


ドキッとしました。

映像関係の専門学校に通っていた頃、講師の方に聞かれた質問です。


正直、何て答えればいいか迷ってしまったんですよね。

いや、描きたい事はあるんですよ、でも、それは単純にビリーワイルダー監督作品やヒッチコック監督作品が好きだから、単に映画とかドラマの世界って良いな、と思っただけなんですよ(笑)

つまり、尊敬する映画監督達の映画のような作品を書きたいって言うのが、僕の答えなわけなんです。


あまりにもシンプルな答えに、怒られるんじゃないか?と思ってしまったわけなんです(笑)、もっとしっかりとした答えが必要なのかと・・・・


ほら、よく音楽をやる人とかバンドを組む人のきっかけって、「女の子にモテたかった」からという非常に不純な動機から始まっている人が多いって言うじゃないですか?

あれよりは、けっこう純粋なというか、まともな志望動機だと思っていたんですよ(笑)


でも、二年間、ドラマ、映画の企画書ライター(プロットライター)をやらせて頂いて感じたのは、やっぱり自分が描きたいこと、自分なりの問題提起ってしっかりと持っていたほうがいいなという事なんです

それは、最近、とくに感じているんです。

ただ好きだから書いてますというだけじゃなくて、もっと確固たる想いを作品に込めるべきではないか?と思えて来たわけなんです。


と言うのも、オリジナル力って、結局、作者が何に興味を持っているか?が重要だと思うからなんですよ。

テクニックの問題もかなり重要ですが、そもそも私という人間はどこに注目するのか?

その視点が無かったら、テクニックだけが目立ってしまうように思うのです。


そこで、私が心から興味のあること、心から訴えたい事って何かってじっくり考えてみました。

答えは、現在の日本にある、「貧困」という問題を描きたいという事でした。


そもそも僕は、学生時代から恐ろしく不器用な人で歩みの遅い人なんです。

人が10分でやる事を一時間かけてやるような人なんです(笑)

そんな性分だから物語の世界、映画、ドラマ、小説に逃げたのかもしれません。


そんな生活を送る中で、幼少の頃から、「何でみんな、こんなに競争するんだろうか?」という問題提起がつねに心の中にありました。

その想いは30歳になった今でも強くあります。


「みんなで競争して良い社会にしましょう!」というのが資本主義であるなら、そもそも負ける人が出ること、歩みの遅い人が出て来るのは当然のはず。

だって、競争してるんだから。

でも、世の中には、負ける人に対して、「おまえが悪い」と言う人がいる。

それは、おかしくないか?という想いがずっと心の中にありました。


ニートの問題、ひきこもり問題、うつ病問題、パワハラ問題、生活保護の問題、自殺者三万人問題、非正規社員の問題、これらすべて、大きな視点で見ると、何かで負けた事がきっかけになっているはずです。

僕は今後も、フリーライター、シナリオライターとして、この問題には注目し、自分が描きたい事として作品や文章で表現できればいいなと思っています。


今、僕が書いて来た、現代の貧困問題を真正面からみつめてきた映画監督がいます。

今日は、最後にその人の作品を紹介したいと思います。



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ケンローチ監督作品、


「この自由な世界で」


ケンローチ監督は、デビューから一貫して、自国のイギリスにある「貧困」の問題を描き続けています。

有名なのは、「マイネーム・イズ・ジョー」だと思いますが、一見貧困とは関係がない作品に思えても、元を正せば、「貧困」、「労働者」の問題が隠れているように思うんです。


ビリーがやりたい事は、ケンローチ監督が描いて来た事と近いものがあります。

やっぱり、自分の描きたい事をみつけるのは、人の作品に感化されるのが一番手っ取り早いんですね。

結局、そこに辿り着いてしまう(笑)

面白くて、ためになる本ってあるだろうか?


よく難しい政治、経済雑誌に出てくるような、マルクスなんちゃら、OO主義なんちゃらじゃなくて、本当に一般の感覚、庶民の感覚になって書かれた思想本って、もしかしたら少ないんじゃないか?と、ずっと思っていました。


でも、そんな数少ない、一般の感覚、庶民の感覚の本を、つい最近見つけちゃったんですよ。

ご紹介しましょう!




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地雷屋さんが書いた、「脱ニート完全マニュアル」という本なんです。

そうなんです、一般の人、庶民の感覚を通り越して、この本はニートの人に向けて書かれた本なんですよ。


「何でニート向けの本を薦めるの?」と、疑問に思ったりした人もいるかもしれませんが、結論から言うと、ニートじゃない人にも役にたつ本だから薦めたんです。


どんなところが薦めたいのか?と言うと、全体的に本の内容が

「自分を肯定しましょうよ!」という主張を中心に書かれているところなんです。

仕事が出来る、できないに関係なく、僕ら日本人って、自分を嫌いすぎる人種だと思いませんか?

地雷屋さんは、自身が6年間ニートをやっていた経験を持っているので、ニートを辞めて社会に出るためには、自己肯定が何よりも重要だったと言っているんです。


これは、ふつうに会社員をやっている人だって、絶対に必要な感覚ですよね。

僕のようにフリーのライターをやって、シナリオライターデビューを目標にしている人だって、自己肯定感って必要なんですよ。

だって、「俺の書く作品は、つまんないに決まってるんだよ」と、思いながら書いてたら、絶対に書くのを辞めてしまいますもんね(笑)

だから、絶対に、自己を肯定することは大事です。


でも、ここで重要になってくるのは、自己を肯定する時に、世間の評価を基準にしないという事なんです。

世の中では、自分の長所なんてたいした事ないよ、と思っちゃいけないという事らしいんですよ、地雷屋さん曰く。



たとえば、自分が書いた作品をめちゃくちゃ非難されたとしても、しっかりと人の意見を聞きながらも、「でも俺には面白いものが書けるもんねぇ~」と心の中で思っておく(笑)

この根拠のない自信が自分を救ってくれるという事らしいんです


この感覚は、かなり大事ですよね。何も人に宣言しなくていいんだけれど、心の中で思っておくっていう(笑)


もちろん、努力は必要ですが、今まで自分が身につけて来た事、やって来た事だけでも、けっこう出来る事はあったりするんです。

そんな自分の出来る事を世の中のものさしばかりで測っていると、自分の出来る事にさえ目をつぶってしまうよ、という事が地雷屋さんの本には書かれているんですよ。


マラソン選手が「どうせゴールできないよ」と思いながら走っていても意味がない。

たとえ結果、順位が同じでも、だったらゴールできると思って走ったほうがいい。人生も同じです。


この本は、本当に面白かった。繰り返し、読みたい本です。


さて、一応、僕のブログは映画を紹介するブログなので、ここで前の文章と合わせて、自己肯定というテーマを扱っている映画をご紹介しましょう。



新人ライター奮闘記


ロバートゼメギス監督作品、



フォレストガンプ


この作品、僕にとっては、自己肯定映画なんです

考えてみてください。

ガンプは自分の事を疑いながら人生を過ごして来たでしょうか?


いえいえ、違います。彼はつねに自分の事を信じて来たんです。

知能が低いから不安に思う能力が欠落してたからでしょう?、と言う人もいるかもしれません。

でも、僕は違うと思う、彼は自分の事を心の中で信じていたんです。

だから、あれだけの偉業を成し遂げて、最後には愛する人の側にいる事が出来た。


映画の中で、ガンプの母親が言います

「人生はチョコレートの箱のようなもの、開けてみるまで解らない」

チョコレートの箱だからチョコが入っているわけだけど、どんな味なのかは開けて食べてみなければ解らない。

人生も同じだという名言ですね。


僕も皆さんも、起きていないこの先の事に不安がるのは辞めましょう。

まず、チョコレートの箱を開ける事にしましょう。