人には、みんな信仰心というものがある。
いや、別に怪しい宗教の話しではありません。
たとえば、親を信じている、友達を信じている、恋人を信じている、そして、自分を信じている。
神や仏に関係なくても、何かを信じている気持ちがあれば、立派な信仰心なんだと思うんです。
ただ、この信仰心、ちょっと危険なところがあります。
信仰心から、そのまま執着心、依存心になってしまう危険性があるんですよね。
これが、けっこう危険なんです。
どんなふうに危険なのか?それをしっかり理解するためには、映画を観るのが一番です。
だって、登場人物が信じている事、こだわっていることを描くのが映画のはずだから。
登場人物の信仰心がビリビリと伝わって来るのは、今の映画よりも昔の映画、古典がお勧めです。
それも、中途半端な古典じゃなくて、シェークスピアが原作になっている映画とか、シェーホフが原作になっている映画だったりを観るとよく解る。
今もナイスなタイミングで、古典中の古典が映画化されていますよね。
ご紹介しましょう。
「レ・ミゼラブル」です。
宗教とは関係なくと書きましたが、この作品はおもいっきりキリスト教の思想が
ベースにあります。
しかし、苦しい時に何を信じるのか?によって、その人の潜在能力が発揮されたり、発揮できなかったりする事があるという事がよく解る作品になっています。
ジャン・バルジャンは司教の助けで神と善を信じる、フォンテーヌは娘を信じてる、コゼットはバルジャンを信じてる、ジャベールは正義を信じている。
それぞれの登場人物たちが信じている事がはっきりと描かれていて、信仰心が作品から滲み出ています。
そこが、現代の僕らが観ても、未だに心を動かされてしまう要因だと思うんですよ。
信仰心は、いつになっても消えないんですね。
とくに、僕が個人的に感じたのは、「今まで信じていた事が信じられなくなってしまった時の衝撃力の強さ」です。
現代に生きる我々でも、最後のジャベールの行動は本能的に理解してしまうんですよね。
現代は、より自分自身を信じる気持ちが大事になってくると思います。
「そう言えば、俺(私)の信仰心って何だろう?何を信じていたっけ?」
そんな問いかけを自分自身にするためにも、「レ・ミゼラブル」を観てみてください。
あなたが信じている事は何ですか?


