TNRって? | 今日のしっぽ村

今日のしっぽ村

東日本大震災を機に発足した犬猫保護団体。
2019年台風19号で被災した犬猫保護施設。

能登半島地震災害支援活動へのご支援をお願い申し上げます。

皆様こんばんは。


今夜は、しっぽ村も

力を入れて取組んでいる活動の ひとつ


TNR活動



ティー エヌ アール 活動?


ご存知無い方もいらっしゃるかもしれませんね。


簡単に説明するとの絵の通り 


①.捕獲器を用いて、猫を捕獲する

②.避妊・去勢手術する(その際に耳先をカットする等のマーキングを施す)

③.元の生活圏へ戻す。



『捕獲器で捕獲する』と聞いて実際に捕獲機を見ると捕まる猫が可哀想だと思ってしまう人も少なくないのではないでしょうか








ノラ猫ちゃんが

お外で自由に日向ぼっこしている姿は

癒されますよね



でも本当にお外の猫ちゃんたちは


幸せなんでしょうか?お腹は空いてないかしら?夜は寒くないかしら?


夏は暑くない?病気はないかしら?



妊娠したらどこで仔猫を育てる?




事故にはあわない?

お外で暮らす猫ちゃんたちの


本当の過酷さを知れば


何故TNRは必要なのかがわかるかと思います。





捕獲器に入った猫ちゃんたちは

去勢・避妊手術を受けた後、


また同じように捕獲されないように耳先にしるしをつけてから 暮らし慣れた場所に返します





みんなを保護し、みんなを安全なお家へと

案内できれば良いのですが

今はまだ それが可能な場所はどこにもありません。


何故、元の場所に返すのかというと、外で暮らしてきた猫ちゃんたちは

家猫になる事がストレスになる事も多いからです。



手術を施すことで、

発情期等の喧嘩でケガをする事や

メス猫を求めて遠くまで行き事故にあう確率も大幅に低くなります。


何よりも、不幸な環境で産まれる

不幸な命が増えないようにすることができます。




TNR活動とはことなりますが、

望まない出産に関しては

避妊・去勢手術は飼い主としての努力義務です。


この子も去勢手術を受けて、その夜には普通に歩きながら過ごしていました

それくらいに小さな傷で済むようにしています


手術をして戻す事を不安を持つ方も多いですが、何日も慣れない場所で隔離されてるよりも

自分のテリトリーに戻る方が安心できるのではないでしょうか。




避妊・去勢手術をしなかった事で、

多頭飼育崩壊が起きてしまう事も多いです


ごはんを食べれてれば幸せなのか?


でもとても不衛生で病気になっても気付かれず、近親相姦で産まれた子たちは


健康に過ごしていけるのでしょうか?


このような場所では暑さも寒さもしのぐ事は出来ず、とても不衛生で臭いもひどく

猫たちにとっても


幸せとは言えない環境です





TNR活動現場では、

猫カゼを引いている子や、自活出来ない子猫は出来る限り保護して、新しい飼い主さんを探していますが、

一時的に保護する場所にも限界があり

思うようにいかないことばかりです





同じお部屋に

複数の猫ちゃんたちが居ても

喧嘩もなく、穏やかに過ごしているのも手術後だからこその事です



手術することが可哀想なのか、

様々なリスクを避ける為に手術をした方が良いのか‥


人の都合で避妊・去勢手術をするのは

可哀想だと言われる事もあります。



でも、

ただ ごはんあげて

その時間以外の猫ちゃんたちの生活を見ないでいるのはもっと可哀想な事ではないでしょうか。


寒いかも🥶暑いかも🥵痛いかも😣

これら全てはストレスです。


外で暮らす猫ちゃんたちの平均寿命は

4〜5年だと言われています。


その猫ちゃんの明日からの事


同じようにツラい生活をしなければいけない

猫ちゃんが減りますようにと願いながら☺️



その猫ちゃんたちの未来のために

今できる事を考えてみませんか。


しっぽ村では

捕獲器をお貸しする事も

捕獲や手術についてのアドバイスやサポートが可能です。


外で暮らす猫の避妊・去勢手術について

悩んでおられる方

しっぽ村まで

ご連絡ください。

お待ちしています



しっぽ村





石川県内活動

深津班

本日 午後5時に能登町を出発


3月8日 午前3時に帰還予定


安全運転で走行ください。