TNR活動のご報告 | 今日のしっぽ村

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東日本大震災を機に発足した犬猫保護団体。
2019年台風19号で被災した犬猫保護施設。

能登半島地震災害支援活動へのご支援をお願い申し上げます。

こんばんは😊

いつもしっぽ村を応援下さいましてありがとうございます✨


本日は、今月8日~11日
厚木市内某ホームセンター敷地にて行いました猫のTNRのご報告をさせていただきます。


12月29日のしっぽ村ブログにて
告知しておりました









敷地管理者様並びに地域住民の皆様方の
ご理解とご協力も得て、

予定通り行うことが出来ました。

ご協力ありがとうございました🙇‍♀️




このエリアには
17頭の猫たちが暮らしており






早朝から、餌あげさんが置いていく
ご飯を求めて猫たちが集まる場所でした。






猫どうしも顔見知りで、
行儀良く並んでご飯を食べる姿も愛らしい猫たちでした。








ここの猫たちの相談を受けてから、何度か現場に足を運び


その

一生懸命に生きている姿に




(通称風邪ひきさん。現在は手術も終え、お顔を拭いてお薬も投与して頂きました😊)

何か出来ることをしたいな、と

思いました。



事前調査の段階で
難しい場所だな、、と感じたのは

ここが会社の敷地内であることと、今後は土地の持ち主へ返還される予定があること、そして猫が増えた事に怒りを感じている地域住民の方々がいらっしゃるということでした。



そこで、

①ホームセンター敷地内で土地返還までの間、継続したTNRと里親探しの許可を得る。

②保護を前提としたTNRであることを地域住民の方々にもご理解いただく。

③餌あげさんにはTNR活動と里親探しにご協力いただく。

の3つを初期プランとして立て、
猫の情報収集と並行して
人間側の準備を整えていきました。



幸いにも
この場所は早朝から遅くまで、
ジョギングや犬のお散歩、通勤などにお使いの方が多くいらっしゃることから、

TNRや動物愛護の啓発には
効果が期待できる場所だ✨と感じ、









掲示物などの準備も
同時に進めることにしました。


元旦には、この場所のTNRをお手伝い下さっているTさん自ら2頭の猫さんを保護し、







(左:里親募集中の男の子マイケル君。右:黒猫ナナちゃん。)

「ナナちゃん」と名付けられた黒猫ちゃんは、新しい家族となるHさんご夫妻の元へと巣立っていきました😊

↓先住猫のみゅうさんもご挨拶しに来ましたね☺️これから仲良く幸せにね✨









(🌸ナナちゃんは三角ハウスの中です😉)



9日捕獲当日は、16台の捕獲器を設置し







猫たちが入るのを 待ちました。







21時に最後の捕獲器を確認して、







(見た事のなかったキジシロの大きな猫さんが入っていたので、驚きました😵)


翌日、全ての猫たちの手術を
終えました。


病院を臨時休診とされ、
合計10頭の手術を深夜まで
お一人で行って下さいましたVOC外猫診療所の先生、改めて御礼申し上げます。
ご協力本当にありがとうございました😊



そして 11日 

私の腹時計がぐーと鳴る時間に



合計7頭の猫たちをリターンしました。


見慣れた景色といつもの空気に

ほっとしたのか、





ゆっくりとご飯を食べる姿も見られ
こちらもひと安心😌



携帯カメラの画面に映し出された

その 

キレイにカットされた
さくらみみを見たとき



これで終わりではないのだ と

感じました。


継続してお世話と里親探しをして下さる方々のサポートをし続け




残された4等頭の未手術の猫のTNRを計画し




どの命も大切にされる社会となるように

諦めることなく

働きかけることを

続けていこう と思いました。








今回は、

腰に大きな傷を負った猫(出会った時には既にさくらみみの猫でした。)を、しっぽ村で保護することとなりました。   







この子の名前は

「つばさ」と名付けました☺️



「つばさ」は、どなたかに手術をしては貰いましたが、その後お世話をしてくれる人がいなくなってしまったのかもしれません。

その為、腰の傷も治療を受ける機会がなく、大きな傷となってしまいました。


本来、

さくらみみとなった猫たちの後ろには

人のあたたかな心と優しい手が

あるはずなのです。



可哀想だからご飯をあげる

増えないように手術をする

ただそれだけで、命を置き去りにしては
いけないのです。




(手術を終えた三毛猫さんをお迎えに来た黒猫さん☺️お帰りにゃん!待ってたにゃん!)



「餌をあげなければどこかへ行く」

今回、この言葉は 
何度もお聞きしました。




では、

自分が嫌だと思うことを、

他人が感じることには平気な社会で

良いですか?


ご飯を貰えなくなり、
お世話をしてくれる人が
いなくなった猫たちは、

どうなるのでしょうか?


やせ細り、病気になり、

車にひかれたり飢え死にしていく姿を

平気で見ていられる社会で良いですか?


あなたは、そういう社会で

生きたいですか?





人の命も 動物たちの命も

大切に思う心をもち

これからの社会を担う子どもたちに

伝えていくことは あなたにも出来ます。


どうか  忘れないでください。






つばさ






君のこれ程までに
大きくなってしまった傷を

私には 治してあげることが出来ません。


けれども、

いつかきっと その傷の代わりに

大きな大きな翼をいただいて

優しい家族の元へと羽ばたいて
行けますように、


せめて、そのお手伝いを させてください。




現在里親募集中の猫たちに関しては、改めて募集記事を書かせていただきます。
引き続きどうぞよろしくお願い致します。


よろしくにゃん!






(一時預かりボランティアMさんご夫妻の元で暮らす仁くん♂)




最後になりましたが、

今回のTNR活動にご協力下さいましたTさん、Sさん、里親さんとなって下さったHさんご夫妻とSさん、一時預かりをご快諾下さいましたMさんご夫妻、そしていつも励ましてくれたしっぽ村ボランティアの皆様に、
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。




しっぽ村では、TNR活動にご協力下さるボランティアさんや、TNR後の一時預かりボランティアさんを随時募集しております。
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