飼い主のいない外で暮らす猫のTNR活動 | 今日のしっぽ村

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東日本大震災を機に発足した犬猫保護団体。
2019年台風19号で被災した犬猫保護施設。

能登半島地震災害支援活動へのご支援をお願い申し上げます。




清川しっぽ村が継続的に行っているTNR活動


日々、活動する中で時季的にも
外で暮らす野良猫たちの過酷さを身にしみて実感することが多くなりました






猫の繁殖力は動物の中でもトップレベルと言われています








一説には、自由に交配できる環境で暮らすメス猫の場合、10年間で50〜150匹の仔猫を出産するという結果も出ています







そして増え続けた所有者のいない猫は、飢えや不衛生な環境、暑さや寒さ、交通事故の被害や病気、そして心ない人間からの虐待の危険にさらされる過酷な環境下で、生きていかなければなりません





警戒心の強い子は
怪我をしても病院へ連れて行くことが難しく
傷が自然にくっついてしまい、足を引きずったままの子、猫風邪や結膜炎が悪化し目が潰れてしまっている子
酷い子は両目が失明してしまいます

上記の症状は
ノラ猫ちゃんたちの暮らす環境には
必ずと言って良いほど、よく見かけます…




⬇︎こちらは先日ご紹介した仔猫の





コクイチくん

母猫とはぐれ、交通事故に遭い

骨折、飢え、砂利を食べて生き延び

腸には石と便が混ざり排泄ができず

現在、治療入院…命に危険が伴っている状態です





現在も過酷な生死の淵を歩いている子です。

先ずは命に別状のない

落ち着いた状態を目指すところです




また、現在保健所などの行政施設に持ち込まれ、殺処分される猫の大半がこのように飼い主のいない野良猫が産み落とした仔猫なのです。







命をたつという選択肢で解決しようとする前に

私たち人間にできることがあります。








不幸な環境下に生まれる命をこれ以上増やさないためにもTNR活動の啓発、実施が必要であると考えます。









Trap→捕獲して
Neuter →避妊去勢手術を行い
Return →元の場所に戻す


本来なら、全ての猫に飼い主がいることで
リターンすることが私たちの目指す最終目標ではありませんが、現在は不幸な命が増えないように効果的な手段を選択すること。





さくら耳カットは避妊去勢手術の印🌸






一代限りで生涯大切に可愛がってもらえるように願いを込めて。。 





次回のTNR活動は
3月23日〜3月25日を予定しています。



清川しっぽ村 安川