にほ 永眠 | 今日のしっぽ村

今日のしっぽ村

東日本大震災を機に発足した犬猫保護団体。
2019年台風19号で被災した犬猫保護施設。

能登半島地震災害支援活動へのご支援をお願い申し上げます。

今夜は 訃報をお届けせねばなりません。


7/22 しっぽ村へ保護受け入れをした

にほくん でしたが、
(10歳〜)

今朝 虹の橋へと旅立ちました


にほ くんは



保護当時、痛々しいキズと眼球の損傷という

大きな疾患を抱えていました



動物病院でも すぐに出来る処置が無いほど
状態が良くありませんでした


病院で診察と応急処置を受けた後



傷口の悪化と栄養状態の改善を図るために

しっぽ村で隔離保護を行なってきました。


木曜日の夕方にはボランティア獣医T先生により

傷口の洗浄と

インターフェロン、抗生剤を注射してもらいました。


食欲もあり体力回復も見れた昨日、

動物病院で来週の手術と入院をお願いしてきたところでした。



昨晩

台風12号の上陸による大荒れの天気となった深夜。

大粒の雨が叩く屋根の下にもかかわらず

ごはんは完食し

排泄も良好でした。



台風の影響による大雨のピークが過ぎた
明け方 (3:30分)までは しっぽ村施設に待機していた私でしたが、大雨の降る中で設備の点検と、
この日退院してきた
このはちゃんの観察に追われる夜でした。

(AM3:30 最終確認   少しだけ食べたようです)


一方、にほ くん

明け方に体調が急変した様子です


気圧差の大きい
荒れた天候が災いしたのかもしれません。


本当に短い保護期間となってしまいましたが、
 7/29 
8:00 虹の橋へと旅立ちました


(後になって いろいろ 思いが心を乱すものです。)

もう少しだけ早く 見つけてあげることが出来れば良かった。

傷だらけのボロボロな身体で

辛抱してきた にほ くん



私たちでは キミを救ってあげることは出来なかったけど、よくがんばったね



過酷な環境の中、生きてきた 

にほ くん


もし キミを しっぽ村で受け入れることが出来ないでいたなら、叩きつける雨を凌ぐ軒下で人知れず息を引き取っただろうか。


祭壇と慰霊塔の前で最期のお別れと祈りを捧げる方々がキミの保護に尽力された方々のうちの
おふたりです。
(にほ くん 救済には多くの方が関わりました)


今 
こうして キミの名前のもとに
祈りを捧げてくださる方々と出会えたことが

キミがひとりではないことの証だと思いますよ。

最期が空腹に耐えれない状況でなかったことだけは私たちの救いとさせてくださいね。


ごめん。二歩 前進の
家猫生活デビューは叶えてあげれなかったけど、キミを応援してこられた方々を覚えてほしい。

嬉しくなるほど
本当にたくさんの皆様でしたよ。

(厚木動物メモリアルパーク 厚木市七沢)


安らかに眠れ



にほくんのご冥福をお祈りください




清川しっぽ村 






このはちゃん
術後の経過は順調です