● バランスホイール理論に関しての気付き
今回は以前の「空手と弦楽器の奏法に共通の要素を見つけた」という具体的な話を抽象化して、コーチングでよく言われる「バランスホイール理論」の効用をお伝えしたいと思います。
そもそもの話「バランスホイール理論」とは何かというと、簡単に言うと「複数のゴールを設定する」ということです。
例えば
・仕事
・趣味
・家族
・友人
・恋愛
・健康
・体型
・能力開発
etc.
様々な領域にそれぞれ「ゴール」を設定することで、全体を通して良い結果が得られるというお話です。
ゴールを複数設定する意義は様々な角度から説明されていて、「視野が広がる」とか、「一つに行き詰っても他のゴールへの取り組みが出来る」などのメリットがあるとされています。
ちなみにこれに関してざっくりとした体験談を過去にも書いています。
最初の記事は少しオカルト感が漂うもの、二つ目の記事は何かのゴールを目指している間に基礎能力が上がり、ほかの分野でも役立つようになるというような事を書いていました。
今回の「空手と弦楽器奏法の共通の要素を見つけた」という話は、雰囲気としては過去二つの記事のうちの後者に近いですが、また少し毛色が違います。
何が違うのかというと今回の体験で得た感覚は「ほかの分野で伸びた能力の応用」ではなく「別々のゴールに必要な能力を抽象化した」ということだったからです。
ちょっと分かりにくいですが、イメージで説明してみましょう。
前者のほかの分野で伸びた能力の応用というのは汎用性を意味しています。
簡単に言うと同じ規格の部品があったみたいな感じですね。
ポータブルラジオのためにまとめて買っておいた単三電池がテレビのリモコンの電源にも使えたみたいな話になります。
対して今回の件を説明すると…ちょっと難しいのですが、「違うものだと思って組み立てていた二つのものが実は一つのものだった」ということですね。
これは何で例えましょう…組み立てという言葉を使ったのでプラモデルで説明してみましょうか。
友人二人からそれぞれ「零戦が映える」「空母『赤城』の魅力が詰まった作品」として渡されたパッケージ無しのプラモデルを組み立ててみたら実はどちらも同じ「艦上戦闘機と空母」セットのプラモデルだったみたいな話です。
※あくまで例なので艦上戦闘機が零戦でなくとも、空母が赤城でなくとも大丈夫です(笑)
うーん分かりづらい…化石のほうが分かりやすいかな?
アノマロカリスという古生代の生物は化石の発掘当初、バラバラに採掘された化石をそれぞれ別の生き物だと仮定して研究が進められていましたが、研究が進むにつれて実は一つの生物だという事が分かりました。
これに近いかな?これも一種の抽象化と言えます。
過去の記事で空手の体使いを弦楽器の演奏に生かすというのはよく書いていましたが、そのレベルではなく「全く同じ概念」を空手で出すか演奏で出すかでしかないという所まで行ったのです。
先ほど挙げた複数のゴール設定も極端に抽象化されれば「如何に自分に良いことを出来るか」というような一つのゴールと言えるのです。
このあたり、苫米地式コーチングの認定コーチのセミナーでも言及されていたのを聞いたことがあります。
その時は確か「バランスホイールを作って満遍なくゴールを目指していると、いつかそれが一つの概念になり、今度はそれをバランスホイールの一つの要素として考えて新しくゴールを設定する事が出来る。」という事を言っていました。
結果として、自然に多方面への可能性が広がるという事ですね。
そう考えると、今回の私の気付きはバランスホイール理論の姿としてはまだ不完全なものと言えます。
現状は私のバランスホイールの要素のうち二つが繋がっただけですので…
しかし、私が説明に窮していたようにこの「ゴールが抽象化される」という感覚はかなり理解が難しいものがあります。
ただ、たった二つの要素の抽象化でも感覚があるとないでは理解度が大幅に違います。
この経験を経て頭だけで理解していたバランスホイール理論は「分かったつもり」でしかなかった事に気付きました。
このゴールが抽象化される感覚は体験したほうが良いです。
そのためにはまずゴールを複数設定するところから始めてみましょう。
