今回は何かを成し遂げたいが、大きな行動を起こせないという悩みを抱えている方に効く記事です。 

 

 以前にも人は現状維持を求めてしまうから小さな変化を積み重ねて行こうという内容の記事を書きましたが、今回はその小さな変化をしっかり認識に上げるコツをお伝えします。 

 

 

 この記事を書いたきっかけは、このブログにもよく登場する齋藤さんのセミナーに参加した時に得た気付きからです。 

 

 齋藤さんは認知科学を基盤に解釈した気功によるヒーリングや、コーチングを生業とされている方です。 

 

 気功と言うと胡散臭く感じるでしょうが…という記事も既に書いてあるのでよく分からない人はそちらを参照お願い致します。 

 

 

 その齊藤さんのセミナーで「気功をやってみてはいるが全然手応えの様な物を感じない」という悩みが飛び出してきました。 

 

 実はこれは結構由々しき問題というか誰しも引っ掛かる…どころか私も絶賛嵌っている沼とも言えます。 

 

 やはり、理屈は分かっていてもあやふやな物を信じ切れないし、イメージが湧かないんですよね。 

 

 それに対する齋藤さんの答えは 

 

 細かく感じること 

 

 というアドバイスでした。 

 

 なるほど、と思うと共にここに気功だけでなく、「小さな変化を認識する」ための要点があると感じました。 

 

 ざっくり言うと気功のコツは脳が判断した事をしっかりと拾い上げ、従うという事になります。 

 

 例えば、自分で眉間の近くを指さしてみてください。 

 

 むずむずする感覚がありませんか? 

 

 これは脳の中で視覚情報と共に眉間当たりの皮膚感覚が反応してしまっているため起こる現象です。 

 

 むずむず感が無いという人も居るかもしれませんね。 

 

 その場合は別の誰かに指さしてもらうと感じる場合もあると思います。 

 

 これは要するに、実態を伴わないが故に僅かしかない刺激を認識に上げられているかどうかで感知できるか分かれているという事です。 

 

 自分でやるとむずむずしないが、他人にやられるとむずむずするという人は、自分の手の感覚の方が強いので視覚と眉間周辺の感覚がマスキングされている状態です。 

 

 他人にやってもらう事で視覚の情報の割合が増えるのでむずむずするという事です。 

 

 それすら感知しない場合というのは、むずむずする感覚という物が大きいものと思い込んでいる為にそれに満たない感覚を認識していないという事です。 

 

 ちょっと極端な例を挙げると、コロナワクチンで使う筋肉注射というものは従来かなり痛い手法だった筈ですが、それを覚悟して実際受けて見ると想像するより全然痛くないので「気付かないうちに終わっちゃった」みたいな事を言うのに近いですね。 

 

 よーく考えてみてください。 

 

 痛い物は痛いです(笑) 

 

 話を戻しますが、細かく見るという事は僅かな刺激をしっかり拾い上げる意識を持つという事ですね。 

 

 何も刺激を感じないと思った事でも、本当に何も無いのかという疑いを持って探ってみるという意識付けが大事なんですね。 

 

  この意識付けをすることで、変化に敏感になっていくと、大きく行動を起こすのが苦手だというスタンスの人でも、変化への対応という形で行動が出来るようになります。 

 

 たとえ否応なしという事であっても、行動が出来るようになれば段々と大きな行動への精神的なハードルは下がるはずです。 

 

 大きな行動の前の小さな行動の更に前に、小さな変化に気付く事、そこから始めてみましょう。