前回の記事の呑みの中、ビジネスに限らず何かで成功を収める為に必要な事の話になりました。 

 

 

 成功に必要な事は何か、様々な要素があるとは思いますが、ある一つのフレームで考えるなら現状維持を目指さず変化させていくというマインドが重要になってきます。 

 

 環境、生き方、挑戦等々何かしら変化をしなければ成功は掴めません。 

 

 というか、何も変えずになんとかなるのなら、その人は既に成功しているという事になるのです。 

 

 ここに何か違和感を感じるでしょうか? 

 

 実を言うと、前述の変化して成功を目指すという事と、現状維持で何も変化させずとも成功が来るという状況は時間軸的に見ている場所が違うのです。 

 

「現状維持でも成功出来ますよ」という状況の人は、それはそれでそこに至るまでに別のターニングポイントを乗り越えている筈なのです。 

 

 ややこしい言い方をしましたが、簡単な言い回しにすると 

 

 今、満足いく結果を得られていないなら現状の何かを変えなくてはいけない 

 

 という事です。 

 

 よくコーチング等で言われる「現状の外側」というのはこういう事かなと私は解釈しています。 

 

 成功をしていない状況で現状を維持する事には意味が無いのです。 

 

 しかし、コンフォートゾーンの記事にもつながる話ですが、人は現状を維持したいという気持ちが物凄く強いんですよね。 

 

 時には自ら成功を手放す程に、です。 

 

 コーチングを生業としている方からすると、やはりそういった部分はもどかしく感じるようです。 

 

 私も先輩からよく「もっと劇的に変えないとだめだよ」という事を言われます。 

 

 例えばこの前の記事でも書いた一年で良いから楽器を辞めてみる、というアドバイスもそうですし、その他様々変化の提案はあります。 

  

 確かにその通りだなあという感覚もあるし、どうだろうと思う物もあります。 

 

 この間の記事にも書きましたが、楽器を辞めるのは今の所保留中ですしね。 

 

 

 中には、引っ越しをして生活環境を変えるというアドバイスもありました。 

 

 それに関しては、今それをすると金銭的に困窮するという事で保留にしていますが、裏を返せば、それで本格的に追い込まれれば行動も変化するという事はあるでしょう。 

 

  ただ、「言われたからやる」では良くないという事もあります。 

 

 それは別としても、いきなり大きな変化を起こすのが怖いという人は居るでしょう。 

 

 私もそうです。 

 

 ではどうしたら良いか。 

 

 まずは、出来る所から変化させましょう。 

 

 そしてその変化に関心を持ち続けてみるようにしてください。 

 

 因みにここで単純に「続ける」としないのは、長続きしないタイプの私の様な人向けだからです(笑) 

 

 例えば新しい趣味を始めて、しかし、仕事などでそれが出来なくなる事もありますよね。 

 

 でもそこである時ふと思い立ったらまた手を付ける。 

 

 その頻度が狭くなれば継続出来る習慣になります。 

 

 そして、そこで習慣化したならば、それは結構大きい変化であると認識する事です。 

 

 例えば一日5分必ずストレッチをするとか、瞑想するとか、セルフイメージを上げる為の言葉を思い浮かべる時間にするとか、自分の為になる事を意識した上で、短い時間でも習慣的に行う様になったとすれば、それをしていなかった時と比べて確実に望んだ自分に変化をしているのです。 

 

 この変化を実感出来ることが重要です。 

 

 大きな変化は振れ幅も大きいので目ゴールに向かって進んだ感覚を意識しやすく、その達成感がさらに進むエネルギーになるのです。 

 

 しかし、その最初のエネルギーが無いのなら、小さな事から積み重ねつつ、そしてその小さな変化をしっかりと認識する事が大事なのです。 

 

 ただ、この小さな変化の積み重ねも、一見簡単な様ですがデメリットがあります。 

 

 それは間違った方向に進んでいる事に気付きにくい事や、小さな変化であるという事を言い訳に先に進むのを止めてしまう可能性が高いという事です。 

 

 本質は近いですね。 

 

 前者は、結果が出るまでの行動量が積み重なるのに時間がかかり過ぎて、失敗する方向に進んでいるのに無駄な時間を費やしてしまうという事で、後者はいわゆる「俺は大器晩成だから」といって何もしないタイプに堕ちた状態です。 

 

 小さな変化を積み重ねる方針で行く場合は、常に目的意識を持ち、目的との距離を常に意識に上げる事と、進み続けるのを辞めない心が必要になります。 

 

 とはいえ、だからと言って「どうせ無理だから」と投げるのも違います。 

 

 簡単な積み重ねでも続けるのは大変 

 

 まずはこれを理解した上で、行動は軽い気持ちで始めてしまいましょう。 

 

 まずはフットワークを軽く、色々な事に手をつける。 

 

 気付けば動く範囲も大きくなるはずですよ。