先日はまた母校のオーケストラの練習がありました。
今回はその振り返りと、実はオーケストラ関連で今後への迷いが生じる事と、一旦の気持ちの整理を付けたので今後の音楽との向き合い方に関する記事です。
普段は自分自身の振り返りがメインですが、今回最初に感じたのは学生の追い込み力すごいなという所です。
この練習とその前の練習との間は1週間しか空いていないのですが、その期間にしては飛躍的な進歩がありました。
正直前回の練習の際には「この時期にこの完成度で大丈夫か?」と思ってしまう場面もあったのですが、この調子ならばと思えるだけの成長にうらやましさを覚えました。
勿論進んだばかりではなく、一進一退な所もあり、まだまだ粗削りではあるものの、それも含めて逆境を乗り越える若々しさを感じました。
そんな後輩たちの成長を横目に私はと言えば…なんとか昔のカンを取り戻しつつあるといった所でしょうか。
なんとなくここに学生との差を感じなくもないです(笑)
特にそれを感じたのが、今回取り組むベートーヴェンの交響曲第5番の2楽章です。
途中でかなり速いパッセージを弓をあまり返さずに弾く場面があります。
チェロと同じ動きをするのですが、実は弦楽器の弓は音の低い楽器になるにつれ太く短くなるので、チェロが一弓で行ける所でもコントラバスにはかなりきついという場面は多々あるのです。
私は結構意地をはるタイプなので前に同じ曲を演奏した時は、かなり気合を入れて譜面通りの区切りで返すように弾ききりました。
時を超えて今、それを弾ける姿が全く浮かばない状態までイメージが薄れていたのですが、今回の練習ではその感覚が急に戻り、ほぼ問題なく弾けるレベルまで回復しました。
とはいえまだ完璧とはいきませんでしたけどね(笑)
前回よりは進歩しつつ、やはり思う所はありました。
学生は、今一歩一歩成長し、曲に挑戦している。
私は過去の遺産を引っ張り出して使っている。
個人的には「過去の遺産頼みで取り組む大人」にはなりたくなかったですが、どうしようもなく私がその状態に向かっている感覚を覚えました。
しかし、まずはそれに気付けた事が大事だなと思っています。
学生の頃と違い、何も考えずに試行を重ねられる時間は今はありません。
頭を使ってポイントを見つけなくてはいけないなという事ですね。
ただ、これに関してはちょっと迷いもあるんですよね…
前回の記事でのディレッタントの集まりの時に、「今はビジネスに注力して楽器は一年位休んだらどうだ」というアドバイスを受けてしまったんですよね…
より厳密に言えばアドバイスというよりも強めな感じもするものでした。
まあその理由も分かるんですよね。
実際私は、かつてそればかりを追い求めて結果として非効率的な生き方をしていたのですから。
まずは豊かになって、豊かに趣味に挑戦する。
現実的かつ成功の為の覚悟にもなる理想的なマインドです。
しかし、先程ちょこっと書きましたが、前回と今回で私のパフォーマンスが向上したのも事実です。
多分、アドバイスに対する反骨心もパフォーマンス向上の一因にはなっていそうです。
ビジネスや空手を始めて、楽器との距離が空いたのは事実です。
しかし、やっぱりオーケストラが好きなんですよね。
ゆるい判断かもしれませんが、他の成果が出る努力をするという覚悟は持って楽器は続けたいと思います。
それが、今の私の判断です。