もやもやを放置せずに納得するためのマインドセットシリーズ第2段です。
前回の記事の引きを簡単にまとめると、「そもそも他人の事を完全に理解できる等とは思わないこと」というお話になります。
その上でもう一つ付け加えたい要素は、人は自分で思っているよりも己の事を理解していないという事です。
これもこれで記事にはしましたね。
過去の記事では「自分自身に対する理解が難しいという認識を持て」という意図でしたが、それと同じように「相手も伝えたいことをその通り表現できているとは限らない」という事です。
対人関係上であれば、納得のいかない事象は実際に話してみる事が最も効果的な解決法なのですが、直接やり取りしてもそういった表現のズレでなかなか意図が伝わらないという事は非常に多いという風に覚悟しておく事です。
前回の記事で私の身の回りで起きた事として例に挙げた、空手やオーケストラの指導の食い違いも、そういった認識と伝え方のズレが起こす事故なんです。
空手の技術や、演奏で求められる音色やタイミングの捉え方という物は、カチッと共通認識を持たせる事が非常に難しい為です。
チーズケーキと言えば大方の人が認識を共有出来ると思いますが、それはチーズケーキという単語に対して多くの人が共通の認識を持っているからです。
これを、チーズケーキという言葉を使わずにその認識を相手と共有しようとすると、格段に難易度が跳ねあがるというのは想像できるのではないでしょうか。
更に言ってしまうと、チーズケーキという単語も共通認識があるように見えて、店等によって大きく個性が変わるのでそこまで認識を一致させるのは至難の業なんですね。
さて、実はここまでの話を纏めるとある一つの結論が浮かび上がってきてしまいます。
そもそも世の中そう簡単にスッキリ納得できる事はない
身も蓋も無い話なのですが、逆に言えばそう簡単に理解できたと思い込むなよという自戒を持つべきなのです。
納得がいかないとは言わば、自分の認識の中にある道理に反しているという事です。
しかし、自分の認識の中にある情報だけを繋げた道理がどれほど理路整然としていても、認識外に見落とした情報があったなら現実には道理に反して見える事が起きてしまうのです。
1+1=?という問題が出されて2と答えて不正解にされたら普通は納得できないでしょうが、それがなぞなぞだという事が分かったら2が不正解なのは納得出来るでしょう。
この様に、納得が出来ない事があったら、まずは「何か自分の知らない事情があるんだろう」と最初に思うようにしておけば心を穏やかに保ちやすいです。
もやもやしたら、まず情報の足りなさを疑ってみましょう。
