過去の記事で大学時代の先輩であり、ビジネスの世界に引き込んでくれた方でもある齋藤順さんのコーチングを受ける事になったという話をちらっとしました。
今回はその経緯と途中経過について少しばかりお伝えしようかと思います。
最初に結論から言ってしまうと「価値に見合った対価を支払わないといけない」というお話です。
まずは齋藤さんがどういった活動をしているのか、アメブロでも情報発信を行なっているので確認してみてください。
さて、今では実績もあるコーチにして、認知科学に基づいた気功を使う気功師である齋藤さんですが、学生時代の先輩であるということで、私はコーチでも気功師でも無い頃の齋藤さんを知るわけです。
さらに言えば部活の役職等においても直属の先輩に当たるため、当時から日頃大変お世話になっていました。
今思うと、ある意味でここでの先輩後輩の関係が、私がこうやってビジネスを始める事に繋がっているようにも思います。
恐らく私は、齋藤さんが居なければ個人で起業など思いつくことも無かったでしょうから。
卒業してからもちょくちょく呑みに行っていた私は、軽いノリで齋藤さんのセミナーのお手伝いをすることもありました。
そうしていると、セミナーの内容も流れで聞くことが出来るわけで、毎回の参加では無いので通して参加する人よりは理解度が下がるものの、本来ならお金が発生するようなことを体験していたのです。
ただ、こういった本来はお金が発生するような講義を無料で受けられるという状況は、導入としては悪くないですが、教わった内容をしっかりと身につけようと考えた時には不利に働きます。
それは何故か。
第一には先にも述べた、一貫性が薄れるという事もあります。
発展的な内容を理解するのならば、なるべく過去のセミナーの情報も頭には入れたほうが良いのですが、受け身で誘われた時に行っているだけでは到底身につきません。
自力で調べる余裕が無いのならセミナーに連続で参加することで知識のムラをなくすのです。
仮に一貫性の問題を解決しても立ちはだかるのが、優先度の上げにくさです。
本来はお金が発生するレベルのサービスを受けているのに、それに見合った支払いをせずになあなあにしていると、結局教わった内容も、受けたことに満足するだけで入ってこないのです。
これが特に私の中で引っかかたんですよね。
今まで先輩後輩の間柄に甘えて、なあなあでセミナーを受けていましたが、それで一定以上の伸びなさも感じていたのです。
半端な縁故でなあなあにしていると、教える側も「こんなもんで良いか」という認識になってしまい、結果として成長を得られない無益な師弟関係のような物が出来てしまいます。
そんな事を考えていた時に、斎藤さんから、新しい講座の対面説明の練習相手になって欲しいという話が入ったのです。
今までは、私以外のセミナー参加者は既にクロージングが終わった状態の方々だったこともあり、どの様な魅力を感じて参加したのかも知らなかったですし、齋藤さんがどうやってプレゼンをしているかも知らなかったわけです。
そして、練習とはいえ本番を想定しての、プレゼンを受けたのです。
私自身も、実際に参加を迷っている人の気持ちを想像しながら、疑問点を質問してみたりしてみました。
そういった擬似的なクロージングを受けてみてシンプルに思ったんですよね。
これはしっかりと一貫して客としてセミナーを受けたほうが良い。
お金や契約という、確認しやすい形で自分を律する事で、脳の認識としてもしっかりと対価分は学ぼうという様にモチベーションを生み出すのです。
特に私と齋藤さんのように、プライベートでも距離が近い間柄であればこそ、公私が混ざり合ってしまうと非常に良くない。
低い価値で受け取ったものは、どんなに良いものでも価値が低いと思ってしまいます。
簡単に言うと、コーチとしてのアドバイスを、疲れた日に誘われた呑みを断るくらいの感覚で軽んじてしまうようなことが起きかねないのです。
きちんと契約を結び、価値に見合った対価を支払うことで、お互いの立場でも気を引き締めるのが大事です。
何かセミナーを受ける時は、価値と対価に注意しましょう。