以前の記事クトゥルフ神話TRPGというものを紹介しました。

 

 ここ2〜3回はプレイヤーとして参加していましたが、今回は持ち回りとしてKP(キーパー、他のTRPGにおけるゲームマスターのこと)を行うことになりました。

 

 プレイヤーとして探索するのとはまた違った楽しさがあったのですが、またこれが結構大変なんです(笑)

 

 そこで今回の記事ではクトゥルフ神話TRPGのKPを行う時に気をつけた方が良いことについてお伝えします。

 

 まず最初に大事な所はシナリオの理解です。

 

 これは当たり前といえば当たり前なのですが、意外と大変なことだと思います。

 

 今回私が取り仕切ったシナリオは比較的短めの内容なのでそこまで難しくは無かったですが、上級者向けになると選択によるストーリーの分岐が多くなりますし、情報量が跳ね上がるのでシナリオを理解する難易度は跳ね上がります。

 

 今回私は大本のシナリオに書いてある文章をなぞるだけである程度進められましたが、場合によっては地図等を作成して位置関係を明確にしたり、その場所ごとに調べて得られる情報をまとめておく等の工夫が必要になるでしょう。

 

 シナリオの理解の為の工夫として何回かそのシナリオのセッションにプレイヤーとして参加してみるのも手でしょう。

 

 自分自身がプレイヤーとしてどんな視点を持つのか想定しておくことで、予想外のロールプレイにもある程度対応出来ると言うか、免疫がつくでしょう。

 

 You Tube等でそのシナリオのリプレイ動画を見てみるのもありです。

 

 これが中々面白いもので、実際にやると何時間もかかるのにリプレイ動画だと数十分程度で終わってしまったりすることもあるのです。

 

 いくつも動画を見ておくことで想定されるロールプレイの幅も広がりますし現代ならではの効率的方法だと思います。

 

 因みに出来ることならこれが最強だと思うのが自分でシナリオを作ることです。

 

 過去の記事で先輩が行った手法ですね。

 

 世界観の情景も自由度も最も高いと言えるのでいかようにでも回すことが出来ます。

 

 実際のところ、後述しますがある程度KPのスキルには創作力も関わりそうなのでいつか自作のシナリオでセッションするのを目標とするのもありだと思います。

 

 シナリオの理解が済んで準備が出来たら早速セッションといきたい所ですが、その前に考えておいてほしいのが、導入部分とエンディング部分の文章を考えておくことです。

 

 これは正直私がそれをせずに失敗したなと思った事です。

 

 今回のセッションはチャットで行なったのですが、とりあえず導入を書こうとした時にはたと手が止まってしまったんですね。

 

 今回のシナリオは探索者が顔見知りであってもなくてもどちらでも良いというシナリオで導入部分はなんとなくこんな流れでという書き方でした。

 

 プレイヤーは継続参加者で顔見知り設定なのですが、口頭ならまだしもチャットでの短い字数で何故その場所に行くのかという必然性をもたせる文章が浮かばなかったんですよね。

 

 セッション中はロールプレイによって物語のイメージが膨らむので、ある程度ライブ感に任せたほうが良いのですが、特に導入部はそれによって参加者の臨場感が決まるのでしっかりと情景豊かに決めておいたほうが良いでしょう。

 

 思いの外ゲームが始まるまでの準備で長くなってしまったので一旦ここで切ります。

 

 続きは次回!お楽しみに!