先日大学時代の部活の仲間とオンラインでクトゥルフ神話TRPGというものをやってみました。初心者ながらになかなか楽しかったので皆さんにもお伝えしようと思います。

 

 そもそもTRPGというものは和製英語のテーブルトークRPGまたはTabletop role-playing gameの略称で、ゲーム機やコンピュータを介さない(サイコロの機能などに関してはアプリケーションで代用することもある)人と人との会話でゲームを進行するゲームです。

 

 ゲームの進行役となるゲームマスターを一人決め、ゲームマスターはルールブックやシナリオに沿ってゲームを進行します。

 

 残りの人達はダイス等を用いてステータスを決め、選択できる技能に能力値を割り振って作ったキャラクターを用いてゲームに参加します。

 

 王道ファンタジーや、サスペンス、ホラー、アクション、推理物等々多岐に渡るジャンルがあり、また、世界観を共有するゲームの中でも様々なシナリオがあり、またオリジナルで作ることが出来るので想像力次第で如何ようにでも広がるゲームとも言えます。

 

 少し前に流行ってテレビなどでも取り上げられていた人狼ゲームも広義でのTRPGとも言えます。お手軽に呑み会等で集まった時に出来るライトな物から、一シナリオ終わらせるのに数時間かかるものまで様々あるのも魅力です。

 

 因みにTRPGという言葉を知らない方も、ドラゴンクエストを始めとするRPGゲームというものはご存知かと思います。

 

 こういったコンピュータRPGという物はゲームマスターの役割をコンピュータに任せて、プレイヤーのみでゲームが成立するように作られたものなので、実はTRPGの方が歴史のあるものだったりします。

 

 そして今回私が参加したゲームはクトゥルフ神話TRPGと言うものは、TRPGを知っている人の間では比較的有名な物です。恐らく人狼より前から?静かなブームが来ていてそもそもが知る人ぞ知る的なジャンルであるTRPGの中では主流のコンテンツの一つになっていたのです。

 

 興味がある方はYou Tubeやニコニコ動画等でもシナリオリプレイが見れるので検索してみてください。因みに私の中のクトゥルフ初出はタイトルなどは忘れてしまいましたが、ニコニコ動画でジョジョのキャラクターがクトゥルフ神話TRPGを遊んでいる設定のシナリオリプレイ動画でした。二重にキャラを演じることになるわけですが面白かった記憶があります。

 

 クトゥルフ神話に関してはちゃんと書くと長くなりそうなのでそのうち別で記事をまとめようと思います。

 

 今回は参加メンバーが全員初心者だったこともあり、場面ごとの行動次第でのシナリオ分岐もほぼ無い簡単な物をやりました。

 

 それでも週末の夜に始めた物が2時間ごと位に中断して別日に行った結果3日程要したので中々歯ごたえがありました。

 

 TRPGを通してやってみた魅力はその自由度ですね。先にも挙げたとおり、今回のシナリオは比較的単純な物であったにも関わらず、役を演じる事を含めて幅広い行動が出来ます。

 

 ここはある意味人が管理するからなのでしょうね、シナリオに全く関係ない所でゲーム内時間が昼頃だったので昼食を取る行動をしたら食べ過ぎでステータスの一時的なマイナスを食らう場面もありました(笑)

 

 全く同じシナリオであってもキャラクターのステータスや各々のロールプレイ、KP(クトゥルフ神話TRPGでのゲームマスターの呼称)の回し方次第で違った楽しみ方が出来るのがTRPGの奥深さだと思います。

 

 ものすごい勢いで発展するコンピュータゲームと比べてもなお、性質の違いとしてTRPGは良さがあると思います。

 

 最近はアプリやブラウザ上でのセッションも可能になり、オフラインで集まるというある種大きなハードルも解消されつつあります。

 

 皆さんも興味があったら動画を観るところからはじめてTRPGの世界に参入してみてください。