今回は先日あった物販セミナーの後の懇親会で得た学びを元に見えてきた物販ビジネスの重要な攻略法についてお話します。
まず初めに物販ビジネスとは一体どういうものなのかを簡潔に教えましょう。
商品を仕入れて売る
ただそれだけです。「何を当たり前のことを」と思う方も居るでしょうが、それが事実です。
簡単な原理原則だが確実にビジネスのノウハウが必要になる。だからこそ物販ビジネスが、ネットビジネス・個人での起業の最初の一歩としてオススメされるのです。
過去の記事でビジネスをする上での基本になる考え方をお伝えしましたが、ある意味その記事の内容よりも根本的な話ですね。商品という「価値」あるものを同等の「対価」を支払う事で受け取るということです。
例えば新たにビジネスを始めようと思った際に、物販ビジネスは個人に特殊な技能が無くとも始めることが出来ます。誰かが対価を払いたくなる「価値」は「商品」そのものが担ってくれるからです。
これがコンサルや情報発信、新たなサービスの創出であればその元になる「価値ある何か」が必要になるわけです。コンサルならクライアントを成功に導く能力、情報発信なら人を惹き付ける経験等の情報、新たなサービスの創出なら先進的なアイディアとそれを実現する技術力です。
しかもコンサルティングで成功した時の価値や、発信した情報の価値は不定形で明確な価値の基準を付けにくいというデメリットもあります。
さらに言えば、現在は実際に店舗を持たなくてもネット上の様々なプラットフォームでネットショップを経営することが出来ます。かつてよりも個人で店を開くハードルは下ったのです。
そして比較的すぐに利益が出ることも参入のしやすさ一因となっています。それこそ新たなサービスの創出ならそのサービスの開発にコストがかかるでしょう。
コンサルならまず顧客がついてさらに成果が出るまでは利益に繋がりません。情報発信もまず一定の分量が溜まるまで利益は出ないでしょう。
しかし、物販は物が売れればすぐに利益が上がります。時には赤字が出ることもあるかもしれませんが、お金の流れそのものは簡潔でスピーディです。
さて、長々説明ましたがこの記事要点をお伝えしましょう。上記のような特徴がある物販ビジネスの明確な攻略法それは長く続ける事です。
「散々溜めておいてそれだけかよ!」という声が聞こえてきそうですね。しかし、長く続けると成功出来るという事象にはきちんとした要素が有るのです。
まず最初に、物販ビジネスを始めた人の8割が一年以内にそのビジネスから手を引くそうです。これは物販セミナーの懇親会に参加していたご本人も平均で月600万円は売上を上げている方から聞いたデータです。
何故か。いくつか理由が有ります。例えば思ったような成果が出ないから。これは個人で見様見真似の様な状態で始めたから本当に利益が出なかったと言うことも有り得ますし、副業やネットビジネス全般に夢を持ちすぎたせいで最初の方の小さな成果に満足出来ないと言うこともあるでしょう。
その他にも、利益が出たらそれを元手に投資やFXに走るというパターンも多いそうです。この話をしてくださった方の知り合いでそれで上手くいった人は見たことが無いそうですが…
しかし、物販は本来品数を増やして多くの人の目に触れる事が後の売上に繋がっていくのです。単純な話ですね。1日しか店を開かないのと3日間店を開くのでは条件が同じなら3日間開いたほうが客数が多いわけです。
それにも関わらず、ライバルは何らかの理由でどんどん脱落して行くわけです。品数を増やす努力を続け、その上で店の評価を高水準で保てば自力が上がっていくのにライバルはどんどん減っていく。これが勝ちパターンです。
実はこの観点でいけば過去の記事に挙げた悪質な販売を行う事が如何に間違っているか分かります。目先の利益に誘われて悪どい商売をすれば当然そういう店だと広まりますし、規制が入って店舗運営そのものができなくなることもあります。長く続ければ続けるほど良くなっていくものを早々にドブに捨てるわけですね。
おわかりいただけたでしょうか。勿論健全に運営をするという前提条件は付きますが、それさえ満たしていれば物販ビジネスは長く続けるほど上向きになる商売です。
先のビジネスを考えていても後々ある程度作業を外注してほぼ自動で運営出来るようにもなるので、自分自身で生きる力をつける為の足がかりや安定の為に物販初めて見るのもありですよ。