今回は久しぶりにビジネスの構造について、どんなポイントにお金が発生するかのお話です。

 

 今回お話する観点は「面倒を代行してくれた対価としてお金が発生する」です。

 

 これを見てどういった職種を想像するでしょうか?家事代行、清掃員、その他サービス業全般…

 

 分かりやすく作業を代行しているものはすぐ浮かぶと思いますが意外とこの観点は深い所まで説明が出来ます。

 

 何かの販売に関してもこの面倒の代行という概念は当てはめられます。

 

 例えば自動販売機もその1つです。自動販売機で売っている商品の値段は基本的に、僅かな差では有りますが、コンビニ等での店頭販売よりも値段が高いです。

 

 これはお店まで足を運ばない事であったり、店頭で買った場合の精算の手間を省いている分が若干上乗せされているというように考えられます。

 

 そもそものコンビニ等の小売や小売店に商品を卸す問屋も考えようによっては商品をその生産者と消費者を繋ぐのに必要な手間を代行しているとも言えます。

 

 今ほど流通の経路や情報網が発達していなかった時代にはこの存在がとても大事ででした。

 

 生産者が一人一人の消費者を把握する、または消費者が誰が目的の商品を持っているかを探すよりも1つの仲介者に頼ったほうがスムーズに事が進むのです。

 

 この面倒を代行するという概念は、実はいま私が書いているブログのような情報発信に関しても当てはめる事が出来ます。

 

 わかり易い例で言えば、生活に関することや、パソコンのちょっとした技術等お役立ち情報をまとめているものがそれに当たります。

 

 その情報を知らない人のために、ブログの書き手が先に経験を積みそれを解きほぐして組み直し、分かりやすい内容に変えるという作業をしているんですね。

 

 このブログで言えば最近だと定期的に上げている書籍のレビュー記事や空手の稽古の備忘録が比較的上の事例に沿っています。

 

 その他の記事に関しても、私自身の経験を元にしていますが役立つ情報を抽出したり、失敗しないためのコツを纏めるという手間が掛かっているのです。

 

 さらに言えば、このブログでまとめた記事も現在はそれほど多くありませんが、後々増えていくわけです。

 

 そうするとカテゴリ分けをしているとはいえ、欲しい情報を探すのにも少し億劫になったりしますよね。0から探す場合もそうですし、昔どれかの記事で読んだこととして探す場合も同様です。

 

 そこでテーマを区切ったりして書籍化するとその探す手間を省く事になるのでそれもお金が発生するポイントになるのです。

 

 昔は書籍化には様々な工程があるため費用対効果的に情報発信をそのままお金に変える構図はあまり有りませんでしたが、Kindle等の登場で書籍化のハードルはぐっと下がったのでそういった事も出来るようになりました。

 

 因みに、情報を直接売らないパターンも勿論あります。アフィリエイト等の広告の場として人気のブログやYou Tubeのチャンネルを作ることで人の目に触れる環境を作り、その環境を作った対価として広告料をもらうということです。

 

 以上のように世の中のビジネスは面倒の代行という観点でみると中々分かりやすくなると思っています。

 

 ビジネスをすると漠然と思うと何をするか途方も無い価値が必要に思えてしまいがちですが、この様に簡単に捉えれば誰にでも良いアイデアが生まれるかもしれません。

 

 ぜひこのマインドを生かしてみてください。