物心ついた頃から半世紀にわたってアナログ方式のテレビに親しんできた
世代の人間としては、一抹の寂しさを感じています。
アナログ停波が半年後に迫った今年の初め頃には、この際アナログ放送と
運命を共にして『脱テレビ』や『卒テレビ』で対応する事を考えました。
しかし、3月11日の東日本大震災のニュース映像などを視て、テレビの力を
再認識させられ、(デジタル化の必要性には疑問を残しつつ)『脱テレビ』も
『卒テレビ』も封印して『続テレビ』する事に決めました。
アナログ停波4ヶ月前の3月25日に “地デジ不完全対応”を完了!
そして、7月24日にはアナログ放送の番組終了と停波を見とどけました。
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<我が家の“地デジ不完全対応”ほか>
-Before-
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“地デジ不完全対応”以前の我が家のテレビ本体と周辺機器です。
上から、
①トリニトロン・カラーテレビ『SONY KV-28DA55』
②Hi-Fiビデオ一体型DVDプレーヤー『SHARP DV-NC550』
③Hi-Band Beta hi-fiビデオデッキ『SONY SL-HF507』
④Hi-Band Beta hi-fiビデオデッキ『SONY SL-HF701D』
①は2002年に購入した28型ブラウン管テレビで“地デジ非対応”。
一応、地デジと同じ横縦比『16:9』のワイド画像を表示できて、アナログ
ながらも D1規格の入力コネクタを備えているのが救いです。
購入3年目にチューナー部分が故障してからは、②の『ビデオ一体型DVD
プレーヤー』を常時併用してテレビ番組を視ています。
②の『ビデオ一体型DVDプレーヤー』も2002年に購入した物で“地デジ非対応”。
③は'86年頃に購入した製品なので、当然“地デジ非対応”。
④は、一昨年頃から③が不調になったので代替品として昨年ネットオークション
で入手した中古品で③より少し新しそうだけど、当然“地デジ非対応”。
この他に、7型の液晶テレビ、テレビ音声対応のポータブルラジオ(3台)、
そしてカーナビなどが、全て“地デジ非対応”!
とりあえずテレビ放送を見続けて、必要に応じて番組を録画できるためには、
テレビとビデオの地デジ対応が必要だけど、“使える物は棄てない”という
大方針?を守りつつ録画機能のグレードアップを期待できる対応として
『ブルーレイディスク(BD)レコーダー』の新規導入を決めました。
-After-
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ネット通販で購入したBDレコーダー『SONY BDZ-AT500』が3月25日に着荷。
これまで使用してきたベータ・ビデオデッキやビデオ一体型DVDプレーヤー
と比較して、その薄さと軽さに感動!
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ベータ・ビデオデッキ1台を撤去し、ビデオ一体型DVDプレーヤーを下段に
移動して、上段の棚にBDレコーダーを設置しました。
上から、
①トリニトロン・カラーテレビ『SONY KV-28DA55』
②ブルーレイディスク/DVDレコーダー『SONY BDZ-AT500』
③Hi-Fiビデオ一体型DVDプレーヤー『SHARP DV-NC550』
④Hi-Band Beta hi-fiビデオデッキ『SONY SL-HF701D』
BDレコーダーの薄さが際立っています。
④と③は'80年代以来録りためたベータ・ビデオテープとVHSビデオテープを
視聴したり、BD-Rにダビングする目的に使用する予定です。
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3年前、現住所に引っ越したとき自分で建てたアンテナです。
『マスプロ高性能型UHFアンテナ SkyPhantom SPH3』
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アンテナの高さが低いので、念のためブースターを取り付けました。
『マスプロ地デジ対応U/V家庭用ブースター VUB33GN』
アナログ放送受信用として建てたのですが、アンテナもブースターも地デジ
対応品で、アナログ放送と同じ中継所で地デジ放送が中継されているので、
そのまま使えそうです。
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B-CASカードをBDレコーダーに挿入して電源を入れ、初期設定を行って
地デジ放送が全チャンネル問題なく受信できました。
しかしながら、受信データをBDレコーダーのHDDに書き込んだり、それを
BD-RやBD-REにダビングする所まではデジタル化されたけど、テレビ本体
は相変わらずアナログなので、画質はほぼ今まで通りです。
したがって“地デジ不完全対応”です。
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地デジ対応に直接関係ないけど、AVシステム・セレクター『SONY SB-S77S』
の中古品を、先月たまたまネットオークションで見つけて、落札しました。
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背面です。
4台のAV機器を接続して、前面のスイッチ操作によりモニターに接続する機器
を切り換えたり、機器間のダビング経路を切り換えたりする事ができます。
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AVシステム・セレクターをBDレコーダーの上に設置して、機器間のケーブル
を接続し直しました。
これで、ベータ・ビデオテープ、VHSビデオテープの視聴や、BD-Rへの
ダビングのとき、機器の接続変更が容易にできるようになりました。
但し、BDレコーダーとテレビ本体は『D映像ケーブル』と『音声ケーブル』
で直結しています。
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<アナログ放送最後の日>
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アナログ放送終了日の前日(7月23日)の夜、アナログ放送終了日の関連番組
を録画するために、各機器にタイマー録画を設定しました。
(当日の8時~10時過ぎまで町内会の除草作業!で留守のため)
『SONY SL-HF701D』と『SHARP DV-NC550』には、終了するアナログ放送の
終了前後を録画するために、NHK総合テレビの24日10:00~13:00の3時間を
録画するように設定しました(ベータ・テープとVHSテープに録画します)。
ビデオテープにテレビ放送を録画するのは多分これが最後です。
BDレコーダーには、NHKの特番(2部構成)と中京テレビ(NTV系列)の特番を
HDDに録画するように設定しました。
時間が一部オーバーラップするけど2番組同時録画対応なので大丈夫!
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当日(24日)のAM10時過ぎ、町内会の除草作業から帰宅したらNHKの特番が
既に始まっていて、各機器の録画動作も開始されていました。
※著作権に配慮したら、こんな画面になってしまいました。
もし配慮不足がありましたらコメントで御指摘ください → 親切な方。
以下の画面も同様です。
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特番(第1部)が終わって、アナログ放送最後の『全国の気象情報』(11:54)。
テレビの画面設定を、自動設定による「ワイドズーム」から、アナログ放送
本来の横縦比『4:3』(ノーマルモード)にマニュアル設定しました。
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そして、アナログ放送最後の『東海3県の気象情報』(11:56)。
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アナログ放送最後のNHKアナウンサー(11:59)。
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ちょっと残念な気がした、NHKのアナログ放送最後の画像です(11:59)。
(もう少し重厚な映像を期待していたのですが・・・)
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そして、“アナログ放送の番組”終了後の画像(12:00)。
“アナログ放送の番組”が終了した事と、問い合わせ先が表示されています。
この日の24:00、電波が止まってアナログ放送は完全に終了しました。
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<参考サイトへのリンク>
『デジサポ』(総務省テレビ受信者支援センター)
[Dpa] 社団法人 デジタル放送推進協会
『NHKデジタル』
-完-