マンガは文化そのもの
マンガは内容が簡単だと一般的に思われているようですが、決し
てそんなことはありません。
特に「四コマ」マンガはストーリーが抽象化され、文化的な要素が
凝縮されている場合が多いので、教材として使うには配慮が必要と
なります。
たとえば、子どもに新聞の「四コマ」マンガを読ませると、よくわか
らないと頭を傾げていることがあります。また日本語のできる外国
人でも、日本語はわかっても内容がわからないとこぼしています。
これなどから考えてみると、マンガには文化的、社会的な要素が
エッセンスとして描かれているので、理解するのが難しいということ
がわかります。
逆に、マンガの内容がわかるというのは、そういう要素がすべて
わかるということなので、かなり高度な理解力をもっていることの
証明になります。
ですから、これを作文の教材として使用するのは、決して意味の
ないことではないと思います。
お盆休みに遊びに来た孫に、ある「四コマ」マンガを実際にやらせ
てみたところ、けっこう苦戦しながらもいくつかの作文を仕上げまし
た。作文嫌いだと聞いていたのですが、本人に気づかれずに作文
の練習をこなすことができました。
一つの「四コマ」マンガは、200字以内で書くのを
原則にすれば、そんなに負担には感じません。
そして、文章を書き終わった後、自由にタイトル
をつけさせます。
これは内容を一行に納めるため、抽象的に理解できていないと
書けないことになります。
マンガを素材にして作文の練習すれば、いつでもどこでも手軽に
できるので、ことさら読書感想文のように大げさに考えなくても、
充分な作文練習になります。
このように100本も練習すれば、ちょうどノートが二冊分ぐらいに
なり、かなり実力がつくようになります。関心のある人はぜひ試し
てみてください。
