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穴吹 圭のブログ

日常の話、コミュニケーション、外国語習得法などを



中心に、小学生から大学生まで幅広く教育のあり方を



考えます。



教育についてはこれまでの経験を活かし、実際に役に



立つ内容を読者と一緒に掘り下げていきたいと思います。

         マンガは文化そのもの


 マンガは内容が簡単だと一般的に思われているようですが、決し

そんなことはありません。


 特に「四コマ」マンガはストーリーが抽象化され、文化的な要素が

凝縮されている場合が多いので、教材として使うには配慮が必要と

なります。


 たとえば、子どもに新聞の「四コマ」マンガを読ませると、よくわか

いと頭を傾げていることがあります。また日本語のできる外国

人でも、日本語はわかっても内容がわからないとこぼしています。


 これなどから考えてみると、マンガには文化的、社会的な要素が

エッセンスとして描かれているので、理解するのが難しいということ

がわかります。


 逆に、マンガの内容がわかるというのは、そういう要素がすべて

わかるということなので、かなり高度な理解力をもっていることの

証明になります。


 ですから、これを作文の教材として使用するのは、決して意味の

ないことではないと思います。


 お盆休みに遊びに来た孫に、ある「四コマ」マンガを実際にやらせ

てみたところ、けっこう苦戦しながらもいくつかの作文を仕上げまし

た。作文嫌いだと聞いていたのですが、本人に気づかれずに作文

の練習をこなすことができました。


 一つの「四コマ」マンガは、200字以内で書くのを

原則にすれば、そんなに負担には感じません。


 そして、文章を書き終わった後、自由にタイトル

をつけさせます。


 これは内容を一行に納めるため、抽象的に理解できていないと

書けないことになります。


 マンガを素材にして作文の練習すれば、いつでもどこでも手軽に

できるので、ことさら読書感想文のように大げさに考えなくても、

充分な作文練習になります。


 このように100本も練習すれば、ちょうどノートが二冊分ぐらいに

なり、かなり実力がつくようになります。関心のある人はぜひ試し

みてください。


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          「四コマ」マンガの秘密


 どの新聞の社会面にも必ず「四コマ」マンガがあります。それを読

むのが楽しみで、毎朝必ずマンガから読む人が少ないそうですが、

私も朝日新聞の「ののちゃん」を楽しみにしています。


 読者はたった四コマだと思っていますが、作者の立場を考えると

仕事とはいえ、毎日新鮮なアイデアを考える産みの苦しさに、読者

としても同情を感じます。


 かつて『サザエさん』の長谷川町子さんや、『フジ三太郎』のサトウ

サンペイさんは、「毎日身を削る思いで描いている」と語っていたこと

覚えています。


 マンガのアイデアが思い浮かばず七転八倒するそうですが、その

気持ちはよく分かります。とにかくネテ切れにならならないように、

常にアンテナを張っていなければならず、神経が磨り減るような思

いだそうです。


 ところで、この「四コマ」マンガは、どんな場合もコマ数以内でストー

リーを完結するのが基本です。そのために、起承転結がはっ

きしています が、長そうな内容でもいかに短くまとめるかが

ポイントです。


 しかも、転と結の部分では、劇的にストーリーの展開を変えて、結

の部分でオチをつけます。このオチが非常に大切で、読者はそれを

期待して読むことになります。


 つまり、一コマから三コマまでストーリのあらすじ展開し、四コマ

のオチによって、読者に予想外の結末や意外性

をいかに読み取ってもらうかが決め手となります。


 ネタの多くは、日常生活にみられる何でもない事柄にポイントを当

てることが中心ですが、たとえ政治や経済などの難しい問題でも、

いかに簡略化するかが大切です。


 マンガは、複雑な線ではなく大胆に簡略化されていますが、その

中にいろいろな要素を組み込んでいるので、たとえ一本の線でも

非常に大切な意味があります。


 このように「四コマ」マンガは、登場人物の会話や表情を楽しむ

だけでなく、言動の背景にある内容を深読みすることが必要になり

ます。


 そこで、この「四コマ」マンガを素材にして文章化するという練習

は、文章を上手に書けるようになるだけでなく、子どもに抽象

的な思考能力をつける訓練にもなります


 その際に気をつけることが一つあり、噴出しのセリフの部分は話

しコトバなので、それを書きコトバで表現するという指示をしておく

ことです。


 こうにすれば、子どもの作文に多く見られる話しコトバの多用を、

自然に訂正していく練習にもなります。


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      マンガを文章化する?


 お盆休みはもう終わりですが、千葉にいる息子一家が二泊の里帰

りをしました。近くにいても連泊することは珍しいので、久しぶりに

しい時間を過ごすことができました。


 それにしても孫たちの成長は著しく、その言動は会うたびに頼もし

く感じます。プールに行ったとき、孫と競争することになりましたが、

速くて追いつけるどころか、危うく自分が溺れそうになりました。


 上の男の子は小4で、いまプラモデルとベーゴマにはまっているよう

です。つい先ごろまでは虫キングのカード集めと、DSのゲームに夢中

になっていたはずですが。


 下の女の子は小1で、粘土のクッキングセットに夢中で、器用に何

でも作って楽しんでいます。また新体操を始めたばかりで、演技を

やってくれるのですが、身体が柔らかいのでびっくりしたくらいです。


 お昼頃、時間に余裕があったので、あることを試してみました。それ

は、新聞の「四コマ」マンガを文章にすることです。そんな

のはやったことがないらしく、興味を持ってチャレンジしました。


 初めはは簡単だとタカをくくっていたが、これが意外に難しそうなの

で、しまいには「あーでもない、こーでもない」と言いながらながら、

奮闘しました。


 書いた文章を何度も書いては消しながら、次第に完成に近づいて、

とうとう200字詰原稿用紙を書き終えたときは、大変満足

そうな顔をしていました。


 そして、自分で書いた作文を声を出してゆっくり読ませたところ、間

違った箇所を自分で見つけて訂正し始めました。その間、じっとそば

でみているだけでしたが、実はこれが作文上達のキーポイントなの

です。


 そばで見ていた私は、兄妹の書き終えた作文に思い切り大きな

赤花マークを描き、100点をつけてあげました。する

と、作文ではじめて100点を取ったと大喜びでした。自分の書いた

作文にどこも直されるところがなくて、信じられなかったようです。


 マンガを文章化するのは楽しいのですが、きちんと文章化するのは

意外に難しく、一度チャレンジしてみる価値があるのではないでしょう

か。


 多くの子どもは作文を苦手としていますので、その克服法の一つと

してマンガを素材にして、作文の練習をすることのポイントについて、

次回から少し考えてみたいと思います。


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