東京の巨大市場に出品する。 | あなぐまの下町質屋ブログ

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横浜の下町、弘明寺で創業65年の質屋を継いでいる
「あなぐま」です。
『質屋ってどんな人がやってるの?』という疑問にお答えするため、日々の業務や日常、趣味、質屋の裏側、クルマやバイクの話題を書き綴ります。
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先週書きましたが、私達が15年前から開催してきた神奈川時計宝石大会の秋の開催は、

8月24日の会議で、新型コロナウイルス感染終息が見えないために中止が決まりました。

【神奈川時計宝石大会については、→→8月29日のブログ参照】

 

私は感染対策をしっかりやっていれば、開催できると思っていたのですが、

他の役員の皆さんは、やはり私達の大会から感染者が出たり、クラスターが発生してしまったら取り返しのつかない事になってしまう。という意見が多数を占めてやむなく開催中止が決まりました。

 

これで、今年の春の大会と、秋の大会の二回続けて開催中止となってしまい、

大会で売るために、平場の市場で売らずにとっておいた高級品の売り先が無くなってしまったわけです。

 

しかも、来年春に開催できるなら、それまで取っておくぐらいの余力はあるのですが、

来年春の開催も望み薄です。

なんか他の役員の人達がやる気が無くなっているのが感じ取られたのです・・・。

 

しかも、実は実は、現在、ロレックスを中心としたK高級時計の中古品は世界的にタマ不足で、値段もかなり高いのです。この機に売らずに来年まで取っておいたら値段も下がってしまいます。

 

じゃあ何処の市場で売ろうか?

ここは義理や人情よりも、ビジネス最優先で、思い切って東京の練馬五十会に連絡をしてみました。

五十会はたぶん日本最大の古物市場かもしれません、当店の様な小さな質屋が出品できるものか?

と躊躇もあったのですが、思い切って電話をしてみたら、

 

Facebookの全国の質屋でつくるグループでも一緒で、「ともだち」登録もしているS君が電話に出て、

 「横浜市にございます、岩田質店と申します」と言ったら

 「お~~~、岩田さん、お久しぶりです」

と、とてもフレンドリーな言葉を返してくれます。

 

S君は、東京質屋協同組合の広報部員の人達と、私達が南林間のタイ料理店で開催していた「イーサン会」に何度か来てくれて、お会いしたこともありました。

 

私も挨拶の後に、9月の五十会の時計大会に出品したい旨を伝えて、出品するにはどうしたらいいかをお聞きしたのです。

S君もさっそく出品伝票と案内を郵送しますと行ってくれて、私が店の住所を言おうとしたら、

「いやいや、存じ上げておりますよ!岩田さん有名人ですから・・・」

と、言ってくれて、出品案内が届くのを待ったのです、

 

ところが・・・・・・。