詩) 満月の夜、母を施設に置いて | セーラの日記

セーラの日記

まっすぐ前を向いて 2匹の猫と共に

人のお世話をするのは嫌いではない。

しかし <ボランティア 命!!>みたいに入れ込むのもパスしたいと思っている。

 

ボランティアの世界に足を踏み込むと 時々 こういうタイプの人に当る。

化粧ッ気が無く 妙に真剣。 使命感と義務感が裏表。 

こんなに頑張っているのよ ワタシは・・・とどこかで認めてもらいたがっている。

 

どんな世界にも いろいろなタイプが居るもので さしずめ<ボランティア右翼>だろうか。 こういうタイプに当ると 私は腰が引けてしまう。 (^^ゞ

 

今のところ <他人の面倒を見るヒマがあれば まず自分の親の面倒を見よう>とばかり ボランティア活動は開店休業状態であるけれど・・・・

本日は 個人的に興味もあったので<認知症の正しい理解を地域に広める講演会>というのに行って来た。

 

<認知症>という言葉だけは認知されて来たけれど 実際に自分がぶつからなければ 介護の大変さも それを越えて得られるものも なかなか解らない。

 

今日の講演者は実際に自分の母を介護している男性の方。

お母様が認知症にかかったのは60歳頃の事で もう20年ほどになるそうです。

介護をしていたお父様が亡くなり バトンタッチしたとか。

 

何度も涙を拭きながら聞きましたが 特にこのエピソードが印象に残りました。

<母の手帳>というところです。

 

いろいろなことを どんどん忘れていくお母様は手帳の最初のページに 夫の名前・息子の名前・そして自分の名前を書いて 時々広げて声に出して読んでは 忘れまいとしていたそうです。

 

今では 栄養もチューブで胃に直接送っており いつ呼吸が止まってもおかしくないほど、脳の機能は失われていて、何かに反応する事は考えられない状態の中で <旅愁>という歌にだけは声にならない声を上げて反応するそうです。

 

妻に寄り添って介護するお父様が いつも歌っていた曲だそうです。  

<ふけゆく秋の夜 旅の空に~・・・♪>

 

どれほど記憶が失われても 大切な人に繋がる思いは結晶の様に記憶の奥に沈んで決して消える事はないんだと言うコトが 母を見ていると解る・・・と話していました。

 

 

イメージ 1

このオレンジのリングは認知症サポーターの養成講座を受けた人が貰えます。

2時間ほどの無料講座を受ければ 頂けるモノなので 100万人以上が持っているそうです。

 

我が家で一番!記憶力がアヤシイ私が持っているというのもなんですが・・・(^^ゞ