受けた息子(小学1年生)と
保育園の指摘により療育を受けている
頑固娘(保育園4歳児)を育てています。
「やんちゃ」という言葉の範疇を超えていて、
一週間で保育園を追い出された息子も、
療育効果で穏やかな小学生になりました
前回の続きです。
これ以降、靴を履く時に癇癪を起しても、手伝うことなくスルーすることにしました。
これを繰り返すうちに、文句を言わず、泣くこともなく、自分で履けるようになったのです。
ただ、原因は感覚過敏からくるもの。
根本的に感覚過敏がなくなるわけではない。
マジックテープの靴は不器用な息子では時間がかかってしまう。
外に出る時に皆からワンテンポどころか5テンポくらい遅れてしまう。
そこで、現在はマジックテープより楽なこちらを履かせることにしました。
高いんです
感覚過敏があると何かとお金がかかりますね
これでもまだ締め具合の調整に時間がかかり、ワンテンポ遅れることもしばしば。
学童では女の子たちに「はるかくんて、いちいち面倒くさいよね」と言われたそうです
この靴の件を例にすると、線引きはこんな感じ。
普通の子が普通に靴を履くのとは違うので、もちろん時間はかかります。
その時間がかかることは問題にはしません。
これは感覚が私たちとは違うのだからそこは許容。
「癇癪を起せば何とかしてもらえる」ということを許さない
という感じです。
年中の終わりから奥田先生方式を取り入れました。
この本の方法で娘の我が儘に対応しています。
長らく悩んでいた「手伝って」攻撃が、たまたま出来た時に、目を見て思いっきり褒めたら一発で解消してビックリでした。
今までも意識して沢山褒めてきました。
頭をなでたり、抱きしめたりはしょっちゅうしていたけど、目を見ることを意識することは頭になかったんですよね。
でも、ちゃんと目を合わせて、それから「出来たね!」と褒める(すごい、えらい以外の言葉を使って)ことがこんなに効果があるなんて。
もうひとつ、娘は薬を飲むことが苦手で、ものすっごく苦労するんです。
強化子を使っても良いけど、「どうしてもしなくてはいけない習慣」「しなければいけない我慢」を身に着けさせるためには、大人の体格的なアドバンテージを使って覚えさせるのも有効だそうです。
乳児の頃、歯磨きの時にやる人が多いと思う「子供の頭を股に挟む」方法。
これをやるんですけど、子供が抵抗しなくなったら力を緩める。抵抗してきたらまた力を入れる。を繰り返し。
ここで大事なのが、顔は必死の形相ではなくにこやかに、口調は優しくするということでした。
我が家はこれプラスタイムアウト法を使うことで、文句や言い訳を言いながらも、5秒のカウントダウンの間に飲めるようになりました。
そして、今はカウントダウンしなくても自分一人で粉薬をサラサラっと口に入れて飲んでいます。
ABAをきちんと勉強している方には今更感のある話なの かもしれませんが、私の読んだ所謂王道?のABAの本と奥田先生の本だと同じABAでも全く違う方法のように感じました。