のんべえのブログ -2ページ目

厚顔無恥ってこういうこと

2か月前に出た新聞記事で、問題ないと言い切った事案が、実は問題だったということを、何の反省もなく言い放つ。2か月前と震災、原発事故後の記事を比べ、やるせなさがこみ上げる。

(2か月前)「天下りあっせんでない」と枝野氏 東電顧問就任問題で
2011年2月2日14時27分 朝日新聞

 経済産業省資源エネルギー庁の石田徹前長官が1月に東京電力顧問に就任したことが「天下り」にあたるかどうかについて、枝野幸男官房長官は2日の記者会見で「(国家公務員の)退職管理基本方針に沿ったものであると経産省を通じて報告があった。再就職のあっせんはなかった」と述べ、省庁による天下りあっせんにはあたらず、問題はないとの認識を示した。

(4月18日)
原子力政策を所管する経済産業省出身で、1月に東京電力の顧問に就任した
石田徹前資源エネルギー庁長官が、辞任する意向を東京電力側に伝えていたことが明らかになりました。これは東京電力の首脳が18日夜、記者団に明らかにしたもので、石田氏は今月末で辞任する見通しだということです。

枝野官房長官は午後の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、経済産業省から電力会社へ再就職する、いわゆる「天下り」は、原子力行政への国民の不信を招くとして、今後、やめさせたいという考えを示しました。今回の事故を巡っては、原子力政策を進めてきた経済産業省から電力会社への再就職によって、行政のチェックが効かなくなるのではないかという指摘が出ています。

特に去年、前の資源エネルギー庁長官が、東京電力の顧問に再就職したことを野党側は批判しています。これについて、枝野官房長官は記者会見でチェック態勢が甘くなっていると疑義を持たれるのは当然だ。重大事故を発生させた社会的な受け止めを考えるならば、許されるものではない」と述べ、
東京電力の顧問への就任は不適切だったという認識を示しました。

つまり天下りだったということ。2月の会見は何だったのか。これが今の現実なんだろうな。

震災へのメッセージ

未曾有の大震災と津波被害は、世界中に衝撃を与えた。経済大国として世界に援助してきた日本への恩返しの機会と救援隊を派遣し、物資の援助が絶えない。
 
 この震災は、隠れていた問題を提起し、明るみに出した。日本政府は機能しないこと。日本でも超一流の企業が実は社長が不在で、病弱だったこと。地震に対しては耐性が証明され、新幹線は時速300キロの走行中の列車も何のトラブルも起こさなかったこと。一方想定外の巨大津波は沿岸部の街を消滅させてしまうほどの猛威をふるったこと。そしてその影響で原発が大トラブルを起こし、その対応があまりに拙劣で、前述の経営陣の情けなさを浮き彫りにした。

 こんな情けない国を離れリタイア人生を海外で送っている方々が増えている。日本で生活するのに比べ、コストが安く、年金の範囲で豊かで、充実した毎日が送れる。これに安全が加わってこれからは海外脱出を図る方が増えてくることだろう。
 
 そんな中神田経済教室主宰の神田先生の知人の方がマレーシアからの報告を映像で届けてくれた。マレーシアからの便りを転載する。
 私の住むマレーシア・ペラ州でもペラ州の皇太子と日本人の集いがあり、ペラ 州に住む 日本人が招待されました。
ご存知のように、マレーシアは各州ごとに皇族がありますが、特にここペラ州 の皇族と日本の皇族との関係は深く、先だっての天皇のマレーシア訪問では、ペラ州皇族との交流もありました。
  皇太子が行政へ働きかけ、日本人とともにこの惨劇をともに痛み、慰めあおうという趣 旨で、日本人との集いが妃殿下や皇族の方々の隣席の中挙行されました。
ペラ州に住む日本人で参加した人は300人を超え、ローカルの名士100名も参加し、州知 事官邸で3月27日に行われました。

  1分間の黙祷に続き、皇太子殿下のお言葉があり、ペラ州の政府、団体、個人からの寄 付が行われました。皇太子のスピーチは素晴らしい内容で、我々日本人の心に感激と勇気を与えました。
  殿下の声を詰まらせてのスピーチには、涙を禁じえませんでした。 寄付金も63万リンギッド(日本円で1700万円)もの大金が集められ、日本への復興支援金として寄付されました。
  皇太子や妃殿下は日本人と親しく対話し、握手され参加した日本人は感激しました。私はビデオ回しが忙しかったですが、ワイフは皇太子や妃殿下と握手していました。
  皇太子のお言葉を要約してお伝えするよりも、生の声を聴いていただきたくてメールを 差し上げました。14分ほどのビデオですが、皇太子のスピーチはノーカットで編集しております。
  心の優しい、マレーシア人の中で生活している私にとっては、また1段とマレーシアが好きになりました。多くの見知らぬ人たちから「家族や知人は大丈夫か」と声をかけてくれます。
  遠くにいて、寄付以外は何も出来ませんが、ペラ州皇太子のお声を届けられたらと思い映像をアップしました。
http://www.youtube.com/watch?v=9iG_etjOLVo
マレーシアにて

 海外からの心遣いが身にしみます。

『こだまでしょうか』ACのCMから

 大震災で民放テレビから企業のCMが消えた。未曾有の災害で、多くの犠牲者が出て、刻々と変わる状況は報じても、スポンサーはCMを自粛している。派手なメッセージを流す雰囲気にないということもあるが、企業も傷んでいる。また、被災地への援助が優先し、原状復帰が最重要課題だ。
 スポンサーのない番組で目立つのがACのCM。もともと公共広告機構と言っていたが、現在はACジャパンとして活動する民間の組織だ。注目度の高い震災報道の民間放送の番組で繰り返し流される数パターンのCMはどうしても目立つ。「ポヨヨ~ンの歌はだれが歌っている?」とか「女性タレントの親子は誰だ?」とか、CMの内容が話題となるほどで、あらためて、テレビのCMの影響力の強さを感じさせてもいる。
 そんなCMの一つに「こだまでしょうか」というコミュニケーションをテーマにした作品がある。ACのホームページによるともとは2010年の東京の地域キャンペーンのテーマとなったもののようだが、このCMを見ていて、あることに気付いた。政府のアナウンスがこのパターンなのだ
 
 ACのホームページにあるこのCMの紹介を見ると
   『NA(男性) 詩人・金子みすゞの作品より、
     「こだまでしょうか」
    NA(女性) 「遊ぼう」っていうと「遊ぼう」っていう。
     「馬鹿」っていうと「馬鹿」っていう。
     「もう遊ばない」っていうと「遊ばない」っていう。
      そうして、あとでさみしくなって、
     「ごめんね」っていうと「ごめんね」っていう。
      こだまでしょうか、いいえ、誰でも。
    NA(男性) やさしく話しかければ、やさしく相手も答えてくれる。
    SL ♪AC~ 』とある。

 このやりとり、官房長官の発表にあてはめると。
   原発問題で、
   発表「水素爆発があったようですが心配ありません」っていう。
   記者「放射能の影響はありませんか」と聞くと
   発表「大丈夫です。でも一応10キロ圏内の人は注意してください」
     っていう。

   記者「また爆発があったようです。ちゃんとコントロールできていますか」って聞くと
   発表「大丈夫です。でも念のため20キロ圏内の方は外に出ないでください」っていう。
   記者「現地は大変な放射能濃度のようですが」って聞くと
   発表「すぐに人体に影響はありません。でも近くの方は念のため避難してください」
      っていう。
   政府の影の声「この繰り返しで、深刻さを徐々に伝えましょう」
   SL ♪~枝野~
 
 昨日、東京都の世界でも有数の浄水場でヨウ素が検出された。乳幼児の引用は控えてくださいと発表したあと、でも大人は大丈夫という。野菜の出荷制限もどんどん品目が増えるが、ただちに健康被害はないという。

 そうして、スーパーから水が消えた。この状態で買い占めるなという方が無理だろう。乳幼児のいる家庭への迅速な「水手当」はあっぱれだが、なんでこうなるのか。ある国会議員のこのニュースが伝えられる前のスーパーでの大量の水の購入も話題になった。どうして知っているのかな。
 
 ある国で紛争が起こり、まだまだと思っているうち、自国の大使館に行ったら大使館員は誰もいなかった。その後緊急避難命令が出るなんてこともしょっちゅう。今、東京の外国のかなりの在外公館から人影が消えている。

 ACのCM「こだまでしょうか」の紹介文は
 『たった一言で、人は傷つく。たった一言で、人は微笑む。自分がやさしく話しかければ、きっと相手も、おだやかに答えを返してくれる。ことばは、人から人へ「こだま」します。この広告が、人と人のやさしい会話のきっかけになることを願っています。』

 政府には正しい情報公開と国民との真剣な向き合いを求めたい。

  『ちゃんとコミュニケーションしようよ』といいたい。
  ♪~国民は・・・・。~